顧客は知っていても買うとは限らない!パーセプションとは?
こんにちは、経営者のためのサブスクCMOピントリキオです
今回は「パーセプション」について解説したいと思います
多くの方の頭の中に「?」が浮かんだんではないでしょうか
でも、この言葉はすごく重要です
■政治家の選挙活動はノーパーセプション
政治家の選挙活動を思い出してみてください
選挙カーに乗って、手を振りながら、スピーカーから聞こえてくるのは、
『山田太郎でございます!山田太郎でごさいます!この名前を覚えてください!』
たぶんこんな感じのイメージではないでしょうか
では、この山田太郎さんは何をしてくれるんでしょうか?
何が得意で、何を重点的にやってくれる人なのか?
こんな政治家には票は集まりません
※といいつつ、知ってる名前に投票してしまう傾向もありますが
この活動はマーケティングでいうと「認知活動」です
名前を知ってもらったり、良いイメージを持ってもらうためにテレビCMや、広告などを打ちます
最悪なのはひたすら会社名だけを叫び続けるCMは見ていてなんたか可哀想になってきます
でも多くの商品やサービスはそれが何なのか分からないというものが多いのです
■お客さんが知りたいのは効能です
認知活動の目的は「知ってもらうこと」です
知ってもらうために何を伝えるかと言うと
・商品やサービスの名前
・会社名
・なんとなくの良いイメージ
・価格
でも最近のテレビCMは、このようなCMは減ってきていると思いませんか?
例えばクルマのCMです
以前は速度やパワーなどの性能をアピールしたものが多かったと思います
でも社会の変化によりクルマ離れが問題になりました
クルマを持たないということそうですが、免許自体を取らないという若年層が増えています
それに伴ってCMも変化しました
『クルマがあると家族でこんなことが出来るんですよ』
パパとママ、子供が1〜2人でキャンプに行ったり、買い物したりとクルマの性能ではなく、クルマのある生活をアピールしています
これを見ると、キャンプに行きたいからクルマが欲しいとか、普段の買い物にも便利そうだとか、生活における効能がイメージできます
よって、お客さんが知りたいのは、まずは効能です
・それを手に入れると私はどんなことが出来るのか
・それをすると私はどんな変化があるのか
こういったところを伝えるのが「パーセプション」といいます
■顧客は二度知って買うかを決める
この商品、サービスはこんなことができるんだと分かることをパーセプションと言いました
ただパーセプションはあくまでも認知活動の一歩先です
同様の商品「パソコン」A・B・Cの3つあるとします
それぞれがテレビCMを流しました
Aは容量が従来商品の10倍をアピールしました
Bは電源オンが世界最速であることをアピールしました
Cは移動の多い会社員が持ち運べる軽さをアピールしました
仮にこのCMを専業主婦の方が見たとしたら、買う可能性があるのはBかもしれません
仮に研究室で研究に没頭する研究員の方が見たらAを買うかもしれません
会社員の方が見たらCを選ぶでしょう
という具合にCMを見る相手が誰なのかを明確にしていないとAとBのように「買ってくれるかもしれない」になってしまいます
対してCは明確ですよね
会社員、移動が多い、リモートワークの機会が増えた、など相手が明確です
これは前回アップしたペルソナ設定です
また副次作用として、Cは効能が明確なので大学生もターゲットになりそうですよね
よって、お客さんは実際に買う前に、
①商品の存在を知る
②商品の効能を知る
この2回の知るがないとヒット商品にはならないのです
ぜひ、一番大切なことなので実践してみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました
では、また!
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