素直に、嫌う。

あの子が嫌いだ。
そんな自分が嫌いだ。


でも、嫌いなんだよね。
そして君は
嫌っている自分が嫌だから、


荒療治で好きになろうとする。
なんと、


好きになろうと頑張るんだよね。
あえてその子の隣に身を置いて。


その子は君を否定する。
『泣くな』
『弱くなるな』
『傷つくな』
『大人になれ』
『普通じゃない』
『頭がおかしい』
『親に連絡してやろうか』


そんな風に言われようが、
好かれたいんだ。君は。


頑張って、
好かれようと努力をして、
失敗して転んで、
そしたらまた罵られるんだ。



君の心の中の、君が泣いている。

傷つく部分、
辛い思いを引き受ける部分の君が
ボコボコに殴られて、泣いている。



嫌いな人だって、いてもいいんだ。



好かれたかったけれど、
そのままの君を好きになってくれないのなら、
もう、仕方のないことなのだよ。



本当は君は知っている。
いい子でいようと思うから、好きだと叫ぶが、

本当は君は知っている。
もうその子のことが嫌いなことを。



もういやなんだろう?
否定されて、
自尊心はぼろぼろだ。
間違っていると言われ続けたから、
自分が、わからなくなっている。



ねえ。
すっかりと、弱くなってしまったね。
誰かの言葉に、敏感になってしまったね。
『普通』という言葉も、
恐ろしい響きがするんだよね。



それはもう、
トラウマだ。


けれど、
君は幾度となく、
時間をかけて乗り越えてきただろう?
今までも、何度も、何度も傷ついて、

おかしな心の回路を作ってしまったけれど、
ハンダとゴテで、ゆっくりゆっくり。


時間をかけるほどに優しくなる。
またひとつ、成長できる。
それを君は知っているから、


だから。



今はそのままの君でいい。
ここから、少しずつやっていこうよ。
僕はここにいる。
いつも君の心の中に。


一緒なら、大丈夫だろ?

#心 #言葉 #心が軽くなりますように
#心の護身術

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