フリーメイソンのお話。

ロンドンに行ってきまして。
そのお話の一部を。
まず、簡単に言えばフリーメイソンの
「イングランド・連合グランドロッジ」というところにいきました。
ここはどういうところかと言えば
イングランドとウェールズにあるフリーメイソンの統括ロッジ。
いろいろあるんですけど、まあ、フリーメイソンの総本山的な感じ。
ちなみに、フリーメイソンは秘密組織とかいわれてますけど
過去に内紛があって分裂してたりして一枚岩じゃなかったりするんですよ。
それを改めて統括した感じ。
詳しい話は、調べたら出てくると思うけど眉唾だったり
都市伝説な話もあるので、ほどよく楽しんでください。

では、さっそくフリーメイソンの
「イングランド・連合グランドロッジ」のお話。
最寄り駅は「CONVENT GARDEN」。
ロンドンの繁華街でヒッチコックが幼少期を過ごした街、らしい。
他人からの受け売りですけど。
ちょっと歩けば大英博物館だし、中心街のひとつです。

地下鉄の駅もキレイでオシャレです。
ここは観光スポットとしても有名なところなので
行った方も多いかもしれません。

地下鉄を出まして、ちょっと歩くと……

通りの正面に見えるものこそが「イングランド・連合グランドロッジ」。
本当にこの通りをずっと歩いていると見え続けるのですが
近くに寄ると……。

でかい…!!
そもそもフリーメイソンは、その名前の通り「自由な石工」。
つまり石工職人のギルドなんですけど
その名前に恥じない荘厳な作りであり、決して派手ではない威厳な佇まい。
石の積み方、建て方、細かい装飾など、この外観だけでも
ご飯は10杯いけますね。本当に。
ちなみに、ぐるっと周るだけで結構な距離ありますし
壁にある細工の検証するだけで日が暮れる勢いです。
僕がここのロッジに訪れたのは今回合わせて3回目。
いずれも中に入って色々しています。
こう聞くとフリーメイソンリーなのかとか言われそうですけど
実は僕はおじいちゃんの代から代々続く……とかは一切なく。
普通の日本人です。
ただ、フリーメイソンのあるべき姿みたいなのが
本当に面白くて調べるのが好きなので、ここに行き着いた形です。
さて、なぜ僕はフリーメイソンの中に行けたのかを話すと
フリーメイソンは、いまかなり開かれた活動をおこなっています。
その一環として「ロッジ内の売店」の開放と「ロッジ内ツアー」を
おこなっています。
僕は、過去2回とも「ツアー」の時間にあわずに売店で商品を買う
ことしかできませんでしたが、今回はツアーに合わせて行動したのです。
ちなみにツアーの時間は予告なく変更されますので気をつけてください。
あと、今回いった目的のもうひとつはフリーメイソンの歴史ある美術や
アクセサリーを展示する企画展をやっていたのでマストで見たかった…!

一般公開の日は正面玄関にこのような看板が出ています。
ちなみに、一般の人は正面玄関から入ることはできないっぽくて
サイドにある受付からライブラリー、ミュージアム、ショップ、ツアーの
4ヵ所に行くことができます。
受付で「今日はツアーやってる? 参加できる?」って聞いたら
「やってるよ」とは言われたものの時間は変更されて
1時間ほど後ろ倒しにされていたので
「ショップいっていい?」と言ったら「ミュージアムもいく?」と
返されたので「もち!」と返事。「じゃあバッグの検査させて」と
空港みたいなX線検査機で中身を見られ、検査OKのタグを付けられて
そのままショップに。

ショップになにがあるかっていうと
これがビビるんですけど、フリーメイソンリーな方が儀式で使う道具や
服や勲章とかアクセサリーとか全部揃います。
お金さえあれば、全身儀式に使うのと変わらないものがフルセット揃う!
あと、ショップのおじさんは怖くないので大丈夫。
フリーメイソンは「友愛」「寛裕」「人道」という大前提があるので
とても優しく、本当に紳士です。
逆にいえば、右も左もフリーメイソンのグッズで「こんなのも⁉」みたいな
感じになってテンションあがるし写真も撮りたくなるのはわかるんですけど
お客としても紳士淑女であって欲しい場所ではあります。
観光スポットではなく、れっきとした場所なので。

とはいえ、写真を撮るんですけど。
これは最近リリースされたマルタ騎士団のフルセット。
こちらをフルセットで購入可能です。
これで明日からあなたもフリーメイソンのマルタ騎士団になれます。
(なれません。格好だけなれます)

個人的に面白かったのが「スターターキット」っていう言い方。
カードゲームかよ! フルセットで200ポンド。約28,000円でしょうか。
マントル、チュニック、帽子、胸のアクセの4点ですね。
これにあわせた中の衣装も必要なので5万〜6万で全部いけると思います。
僕は帽子だけ買いました。
やっぱりフリーメイソンとマルタ騎士団の関連性は最重要だと
僕はにらんでいますので。42ポンド。最高ですよ。

ほかにも色々あるので無造作に一気に画像貼っていきますね。

と、まあ色々あるんですけど
僕が所有しているのはコインケース、ピルケース、名刺入れ
前掛け、ドキュメントホルダー、靴下、パンツ、手袋。
あとちょっとしたもの。
身につけつつも、そんなに主張が激しくないものを持っています。
あと、大体日本にあるフリーメイソン的な匂いのするアクセサリーは
古いものももちろんあるんですが「怪しい」と思っておいてください。
これは、後述しますが「判別が難しい」という側面があるので。
今回はショップで目当てのものがあったので、それを購入して
そそくさとミュージアムへ。

さきほど開かれた活動をしていると書きましたが
来訪者の方、またフリーメイソンリーの方に向けたフリーペーパーが
発刊されて、誰でも持ち帰りが可能です。

僕も2冊もらいましたが、中身はフリーメイソンリーの活動報告や儀式の
報告などです。地道な活動が多く、なるほどなあと感心します。
さて、ミュージアムですが
ミュージアムに入って、すぐ天井にシビれるわけですよ。
うおおおお!と。

天井の装飾すげえな、ではなく
このアヒルみたいなの。ガチョウなんですけどよく見ると
横に金網みたいなのがついてますね。
これ「goose and gridiron」と言って
かつてイングランドに多数あったフリーメイソンのロッジの人たちが
集まってた居酒屋のマスコットなんですね。
そこでバラバラだった各所のフリーメイソンの人たちが
「ひとつに統合しよう」となってできたのが、このロッジの始祖。
ということで、とてもフリーメイソンにとっては重要な酒場なのですけど
それをミュージアムの入口の頭にもってくる!
真実の眼でなく、直角定規とコンパスでもなく!
これをもってくる! しびれる!!
これからミュージアムにいくので、それはVol.2に。

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