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CONTINUEという雑誌を作っている編集長ではないほうです。 なお、個人の雑記なので…

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CONTINUEという雑誌を作っている編集長ではないほうです。 なお、個人の雑記なので雑誌がどうとかそういうめんどいことは考えないでください。

最近の記事

たくさん、たくさ〜んと言いますけども

宅八郎には、僕らの世代は思うことがあるはず。 たぶん、正確には僕よりひとつ上の世代なんだろうけど。 宅八郎を知ったのは「元気が出るテレビ!!」だったと思う。 このnoteのタイトルは「元気が出るテレビ!!」で 島崎俊郎か高田純次が言っていた言葉だ。 僕が小学生だったか、いわゆるゲームやアニメや漫画といった オタク的なものが好きだった自分には「壊れた大人」に見えた。 「元気が出るテレビ!!」以外でも 当時もっとも触れていたメディアである テレビを中心に宅八郎を知っていくのだけ

    • シャツの話。

      先日、父が遺したものの話を書きました。 こちらです。 よろしければ、お読みください。 ご丁寧に対応していただいた神戸シャツ様には 心の底から「ありがとうございます…!」という気持ちでしたが 先日、無事にシャツが出来上がったので受け取ってきました。 ちょっと初めてのことだったのでドキドキでしたが 受け取りの際も、とても気持ちよく受け取りをさせていただきました。 まず、箱がかわいい。とてもいい。 永遠に、この箱のデザインであってくれと願うデザインの良さ。 ステキですね。 と

      • カメラリブート

        父が所有してほぼ10割忘れていたフィルムカメラの話を 以前に書いたのですが。 キヤノンのAE-1Pで撮影したものが上がってきました。 結論から言えば、カメラは生きていたので使っていきます。 なんですが 今回、テストショットするにあたって仕事上でも思っていたことがあるので ちょっと書いておきます。 使ったフィルムは、どちらもモノクロフィルムの 「ローライ レトロ400s」 と 「コダック TX400」 下に貼るのは「ローライ レトロ400s」。 独特の灰色感がグラデーションと

        • 遺ったものと勝手に受け継ぐもの。

          先日のnoteで父が逝去した話を書きまして。 カメラを勝手にもらった話を綴りましたが もうひとつ「?」というものが発見されたので そのお話を。 父の膨大な量の仕事資料がある棚を漁っていたら 古い箱がコロンと出てきたのです。 こちら。 神戸シャツという神戸にあるオーダーメイドのシャツ屋さんの箱です。 父はお菓子の箱や缶に、昔の写真を入れたりしていたので、ここにも なにかしらの写真か資料でも入っているのかなと思って開けたところ まっさらな布とお仕立券。 「まーーーた、そのまま

        たくさん、たくさ〜んと言いますけども

          フィルムカメラの話など。

          先日、父が逝去したんですけども まあ実家の片付けとか色々やっていると まあ、よくこんなもん持ってたなとか「あるある」な状態に なっておりまして。 父が遺したものを引き継ごうかなっていうのも何個かあって フィルムカメラとか意外ともっていたなかで デスクの下の謎の包みから出てきたコイツには驚きを通り越して 呆れたわけです。 なぜなら、僕は父親に「二眼って持ってたりする?」と聴いたら 「もってないなあ」と言われまして中古の二眼を買った経緯があるんですが 「持ってたんじゃねえか!」

          フィルムカメラの話など。

          小田部羊一さんの連載はじめました。

          いろいろ大変ですが。 現在発売中のCONTINUEにて 小田部羊一さんのインタビュー連載をはじめました。 はたして、誰に話を聞いてもらうべきか。 誰だったら、綺麗にちゃんとまとまるだろうか。 色々考えたのです。 ただ、小田部さんとお話をさせて頂くなかで 個人的には「作品論」とか「権威」みたいなものではなく ひとりの人が紡いだ人生において何をどう生み出し 残していたのかというところに焦点を当てたいと考え 弊誌にこれまで参加くださった皆様に比べれば アニメもゲームも何も知

          小田部羊一さんの連載はじめました。

          開けられないタイムカプセル

          僕が昔、合唱団に所属していて 小学生のときに人生のピークを迎えたのは こちらにお伝えした通りなのですが https://note.com/cntputi/n/n13d17fa83955 本日、志村けんさんがお亡くなりになり そういえば、当時、僕はお見かけしているなあと思いまして それをTwitterに書いたときに芋づる式に別の記憶が開いたのです。 そういえば、声優のたてかべ和也さんも同じ時期に お会いして、とても優しい方だったなあ……。なんでお会いしたんだっけ? あ。なに

          開けられないタイムカプセル

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          そういえば、と思って。 以前思ってたことを書こうと思います。 本当は企画書を書いていたんですけど どうもイマイチだったので気分転換に書きます。 なにを以前に思っていたかというと なぜ、松本人志の映画は盛り上がらなくって 北野武の映画は評価されるのか。 ここ大事。盛り上がる盛り上がらない、じゃなくて。 盛り上がらなくって、と。評価されるのか。 これを感じた瞬間が 以前に徹夜明けに野暮ったい食堂を見つけて入ったんですよ。 店内に僕とおばちゃんのふたりきり。 厨房からは僕の生姜

          テトリスの話。

          我が家にゲームボーイが来たのは発売日だった。 当時、どこにいってもないと言われてたゲームボーイが なぜか我が家に発売日にやってきた。 それも親公認で。 もちろん、どこの家にもよくある話で ゲームばっかりしてないで!とかそういった話になるし 我が家でビデオゲームを嗜むどころか理解あるのは 自分だけであり、正直それはいまも続いており この家で、なぜ自分が育ちきれたのかを不思議に思うほど 機械音痴甚だしい家であり、インターネットもよくわかってない家だ。 そんな我が家だが、テトリ

          テトリスの話。

          30年目の吐露。

          編集長が読んでたので借りたんですね。この本。 このアルバムと僕には深い因縁があるんですよ。 この本はユニコーンの皆様はもちろん 当時のスタッフの皆様にお話をお聞きしたそうで 僕も読んで「へえ!」という感じでした。 なにせ、当時は僕は10歳。小学5年生とかだったんですけど このアルバムのひとつの曲に関して、この本にも載ってない話を 知っているんです。 それがタイトルにある通り30年目の吐露。 僕は「ジゴロ」を歌ったペーターなんですよ。 「は?」でしょ。自分もそう思いますね。

          30年目の吐露。

          ツアーの話。

          最終回。Vol.3です。 まさか3回に分かれるとは思っていませんでした。 ショップにいってミュージアムを見て 時間になって受付にいったら 「ツアーはミュージアムからスタートだよ」と言われて トンボ帰り。 待合室みたいなところで待ちます。 この待合室も「映画かよ……」っていう素晴らしさでした。 開始時間から数分後「はじめるよー」的な掛け声があり、20名ほどの一同は 案内人の方に連れられ、一般人が行ける最深部までいきます…! まず最初につれてこられたのは2階共有部分。 僕たちは

          ツアーの話。

          ミュージアムの話。

          フリーメイソンのミュージアム。 まず入って驚くのが 保存状態の素晴らしさ。 そして威厳のためではなく ちゃんと意味をもたせるために作るという意思です。 儀式にも使用される巨大な椅子。 ここにもコンパスや本などの装飾がありますし 背もたれに地球儀がついていて超かっこいいですね() これは1792年から1812年までこのロッジのグランドマスターを務めた 英国王、ジョージ4世のための椅子。 しかし、まあ巨大。後ろにいる人は遠近法で小さく見えているんではなく この椅子が巨大!(3回

          ミュージアムの話。

          フリーメイソンのお話。

          ロンドンに行ってきまして。 そのお話の一部を。 まず、簡単に言えばフリーメイソンの 「イングランド・連合グランドロッジ」というところにいきました。 ここはどういうところかと言えば イングランドとウェールズにあるフリーメイソンの統括ロッジ。 いろいろあるんですけど、まあ、フリーメイソンの総本山的な感じ。 ちなみに、フリーメイソンは秘密組織とかいわれてますけど 過去に内紛があって分裂してたりして一枚岩じゃなかったりするんですよ。 それを改めて統括した感じ。 詳しい話は、調べたら出

          フリーメイソンのお話。

          たまには宣伝。

          明日から4日間(金土日月) HMV&BOOKS SHIBUYAにて 「ポケモンシャツ」のミニ展示会をおこないます。 今回はポップアップな感じでして シャツをその場でオーダーできませんが オーダー前のサイズ感や生地の感じをしっかりと 確認することが可能です。 ポケモンシャツのサイズは少し独特なのと 実際の染めの感じも見たいですもんね。 あと、ここでしか見られないポケモンシャツをきた ピカチュウは写真取り放題!w あと、ここでしか販売しない全世界でウン枚しかない (実売は12

          たまには宣伝。

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          『プロメア』の感想を書きますけど ネタバレとかないから安心しろ若者よ。 まあ、物語とか戦いのシーンがっていうのは まあ、みんなに任せた。 僕は見ていて「すげえなあ」と感心かつ関心しきりだったことを 書こうと思うのですね。 端的に言えば 「すべてが演出のためにある」という作りなんですよ。 たとえば、キャラクターも物語もオブジェクトもメカも それぞれがちゃんとたっているし、意味があるし 「こうなっているんだろうな」という余地があるんだけど そこが語弊がありまくりですけど、主で

          008

          おおかみ書房さんの 『全身編集者』を読みまして。 その感想などを。 まず、本が届いて封を開けてみて 「まじか」って思ったのは、その装丁。 こんな繊細な作りにするのかっていうところに驚いたのは事実。 全体的に白く、そのうえで柔らかく、マットではあるけど 汚れやシワが見えやすいような作り。 なにか、本を開く前、その手にとった時から「これは一筋縄ではないなあ」 という予感をさせたし、事実、僕にとってはそうだったのです。 以下、内容のこと。 『ガロ』の編集者であった白鳥さんのお話