カナダ旅行記2023 ⑪ プリンスエドワード島で一番お気に入りの灯台を見に行く
久々に昨年のカナダ旅行記を再開します。そもそもカナダ旅行をしたのが2023年9月、カナダ旅行記の最後の投稿が2023年11月でした。すっかり間が開いてしまい、恥ずかしいやら申し訳ないやらです。
実は近く、次の海外旅行が控えているので、カナダ旅行記の投稿は一気にペースアップさせたいと思います。・・・ペースアップできるかな、ドキドキ。
前回は、プリンスエドワード島の北海岸から、島の東側にあるポイントプリム灯台に辿り着くまでの道中の話でした。
今回は、ポイントプリム灯台(Point Prim Lighthouse)のお話をします。下の地図の第4目標地点です。
プリンスエドワード島全体から見た位置も示しておきますね。シャーロットタウンからだと車で30分くらいの場所ですかね。
そして、もう色んな前置きをするのはやめて、ポイントプリム灯台の写真をどうぞご覧ください。2006年から昨年に渡り、何度訪れたか分かりませんが、訪れる度に違う表情を見せてくれました。
ここでポイントプリム灯台の特徴を簡単に紹介しておきます。
プリンスエドワード島で一番古い灯台である。1845年建立。
プリンスエドワード島の数ある灯台の中で、唯一のレンガ造りの円錐形である。
そもそもカナダでは、レンガ造りの円錐形の灯台はポイントプリムを含め2つしかない。もうひとつは、ブリティッシュコロンビア州。
18.5メートルの高さがあり、灯台の中は、灯台守の住居もある。
灯台の中の梯子を使って、一番上のライトのところまで登ることができる。
今回この note を書くために改めて確認して分かったのですが、プリンスエドワード島には63もの灯台があるそうです。④の記事でちらっと触れましたが、灯台は間違いなくプリンスエドワード島の見どころのひとつです。
63の灯台のうち、私はいくつ見ることができたかなあ。主要どころは、ほとんど見たことがあるはずです。またいつか、灯台巡りのドライブしたいなあ。
さてさて、ポイントプリム灯台の話に戻ります。この灯台は、63あるという島の灯台のなかでも、私の一番のお気に入りです。お気に入りポイントを挙げておきます。
1.行きやすい
シャーロットタウンから車で30~40分程であり、道順も実に単純で、とても行きやすい。地図を見ると分かりますが、小さな半島の先に立っているので、まず迷うことはないです。
灯台って当たり前ですが、海岸沿いの端っこに立っているものなので、実は辿り着くのに一苦労なのです。主要な灯台は途中に案内板が立っているものですが、大抵はそうではありません。地図に載っていない小道を進むと発見できる、というような灯台がほとんどです。
2.安心
「Open Lighthouses」といって、観光客向けに管理・開放されている灯台のため、車を停めるスペース、灯台の周りの芝生、小さなお土産屋さん、お手洗い(お土産屋さんの中にある)が整備されています。
これがね、都会から島に降り立った日本人にとっては、結構ありがたいことなのです。「観光客向け」といっても本当に最低限の整備しかなされていません。ちゃんと昔からの姿を残しています。「誘致」のための整備ではなく、「安心」のための整備がなされているんだと分かります。
3.映え
あまり流行りの表現は用いたくないのですが、被写体として映える灯台だと思います。ちょうど灯台の周りがぽっかりと空間があるので、空をバックに写真を撮ることができます。空の様子で、灯台の表情が変わり、赤と白のシンプルな灯台のデザインが、空の表情を際立たせる、というような感じで・・・。
どんなお天気でも、灯台を見上げるとハッとするような景色が目に入ってきます。思わずカメラを構えて色んな角度から写真を撮りたくなります。
4.見応え
そもそも見応えのある灯台です。高さが18.5メートルあるので、建物の高さにしたら、6~7階立てくらいでしょうか。島のあちこちにある他の灯台は、半数くらいが「Range Lights」といって2階建ての家屋と同じくらいの大きさなんです。見ると思わず「可愛い」と感想が漏れる大きさなんです。ところがポイントプリムはどーんっと堂々と立っている様子が見応えがあります。
円錐形であるのも、見応えに関係があるのかもしれません。どの角度から見ても、とても美しいシルエットです。
5.中を見ることができる
この灯台はいわゆる入場料(大人6ドル)を払うと、中を見学することができます。2006年か2007年に一度だけ入ったことがありましたが、興味深かったです。
下の階層は灯台守の住居スペースになっていました。小さなキッチンがあったり、小さなテーブルセットがあったり、小さなベッドがあったり、不思議なことに何もかも「小さめ」に見えました。一人暮らし用の仕様だったので、孤独だったろうな・・・と考えたりもしました。
途中までは階段で上層まで行くことができます。途中からは梯子を登っていくことになります。階段も梯子も狭く心許なく、登っていくのが怖かった記憶があります。そして、降りるのも一苦労だった気がします。
でも、一番上まで辿り着いたときに見えた景色は、やはり良かったです。手元に写真がないのが残念。撮らなかったのかなあ。
北海岸には『赤毛のアン』の物語にも登場したと言われる灯台もありますが、アンのファンならともかく、「灯台」そのものを見るなら、こちらのポイントプリム灯台がお薦めです。
また、今度プリンスエドワード島を訪れたら、また必ずポイントプリムを見に行くと思います。あ! そして今度は、このポイントプリム灯台のすぐ傍にあるレストランも入ってみたいなあ。Point Prim Chowderhouse というレストランがあるのです。
私はオンシーズンの終わりかけに訪れることが多いので、今までこのレストランの営業中に立ち合ったことがないのです。複数の方からお薦めされたことがあるので、いつかぜひ行ってみたい! クラムチャウダー食べたい!
ポイントプリム灯台のことは以上ですが、ついでにもう一つ別の灯台の紹介もさせてください。簡単にささっと済ませます。
下の地図の青い丸が付いているところにある、ウッドアイランズ灯台です。赤い丸のポイントプリム灯台から、20分程度で辿り着くことができます。
ウッドアイランズは、プリンスエドワード島のお隣にあるノヴァスコシア州と行き来するフェリーが出ている港です。車ごとフェリーに乗り込んで移動することができます。
その港の傍に立っているウッドアイランズ灯台がまた素敵なのです。灯台守のお家がくっついているデザインなのです。
このウッドアイランズ灯台も、入場料を払うことで中を見学することができます。小さな博物館のようになっています。
シャーロットタウンからポイントプリム灯台まで行くなら、ついでにこのウッドアイランズ灯台まで足を伸ばすといいです。私は今回は時間の関係で行かなかったのですが、こうして写真を眺めていると、行けばよかったなあ、また行きたいなあ、という気持ちになります。
というわけで、プリンスエドワード島で一番のお気に入りの灯台の話でした。他にも素敵な灯台はいっぱいあるのですが、その話はまたいつかにしたいと思います。
プリンスエドワード島の灯台に関する協会のホームページがありました。とっても参考になる!いつか灯台巡りをするときにはこれを見て行こう。
さて、たった一日のドライブの記録なのに、なかなか進まないですね。今の現在地はこんな感じです。あとは、シャーロットタウンに戻って、給油して、車を返す、だけなのですが、これはこれで私にとっては冒険だったので、また次の note でお話したいと思います。
シャーロットタウンを北海岸側に向けて出発
↓ニューグラスゴーでジャムを買う
↓ヤギさんのミルクで作った石けんを買う
↓リチャーズでロブスターロールを食べる
↓シャーロットタウン方面に戻る
↓大好きなポイントプリム灯台を見にいく
↓
シャーロットタウンに戻って給油する
↓
車を返す
また、今後もマイペースに(ちょっとペースを上げて!)投稿していきますので、どうぞお付き合い頂ければと思います。
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