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10歳と二人旅<2日目>

引き続き、長男との二人旅をつづっていきます。

これまでのお話はこちら

さて、ドタバタの1日目だったのに、

「夜更かししていい?」と聞いてくる長男にびっくりしつつ・・・
(結局、23時頃まで起きてた。普段は21時就寝)

1日目のドタバタでぐっすり寝た私たち。

今日も朝からもりだくさん!

の予定だったけど、午前中の予定は無くなってしまった。

会いに行きたい方がいたんだけど、残念ながら体調不良とのこと。

まぁ、そういうこともあるよねー。
世界はタイミングで回ってる!


母ちゃんの持ち物チェック

そうなのだ。

いつもは私がうるさく学校前に
「箸は持った?」「宿題は?」とか言うのに

この旅では
「おかあ、充電器持っていくね。俺のカバンに入れとく」
「鍵は持った?どこにいれるの?」

なんとも頼もしい限り…!

旅は人を成長させる。

※1日目には書かなかったけど、東京駅でコインロッカーの荷物を引き取るときも、必要なレシートを無くした疑惑で慌てた😇
きっと自分でしっかりしなくては家に帰れないと思ったはず。

日常生活じゃ分からないこともある。

朝ごはん

その前にちょっと話しておきたい。
コロナ後に私の世界は一気にオンライン上で広がった。

子持ちフルタイムワーカーの私の世界は、
会社の同僚と、保育園のママ友と
すっかり連絡不精になってしまった私にも優しく声をかけてくれる学生時代の友人くらい。

まぁ人並みかもだけど、広くはない。

そして、対面での付き合いだと言いにくいこともある。

育児ノイローゼ一歩手前の自分をさらけ出すとか、
でもそんな状態だけど自分らしく働きたいとか、
そういうこと。言えるわけなかった。

それがオンラインで同じように子育て中のお母さんたちとつながるにつれ、
まず「思ってもいいんだ」って教えてもらった。

すっかりと気が楽になって、
そこからコーチングにも出会ったり
ほんとに世界が広がった。

だから、私が東京に行くときはオンラインでつながった方々に少しだけお会いしたいなーと思っている。

息子も母が夜な夜なパソコンに向かって語り掛けていることを知っている。

だからね、「朝ごはんはお母さんのお友達と食べていいかい?」って聞いておいた。

「あぁ・・・、うん。」

そんなに気乗りしてないのは知ってたけど、色んな大人を見せたかった。

それと、私は幼稚園の時は母親の職場のバックヤードにずっと居たから、母親だけじゃない大人の存在を見ながら育った。

そこで、社会の色々を知りながら育ったから。
どこかに両親だけが正解じゃないというのはあった気がする。
だから、子どもが大人の話に聞き耳を立ててる時間ってけっこう大事なんじゃないかと思ってる。

そんなこんなで強制連行だ。

集合場所は、秋葉原駅構内のフードコート「Tokyo Food Bar秋葉原」。

これがまた分かりづらい、、、(田舎者には)

駅員さんに教えてもらって(東京に来て何度助けてもらったのか。迷ったら聞くという姿勢は見せられたか?)
なんとか到着。

すっかり遅刻してしまった私たちに、あったかいみんなが待ってくれていた。

息子はかけそば。私はホットサンドで朝食開始。

小1の壁、仕事、最近の出来事。。。たくさん話した。

中でも、息子に大ヒットだったのは、友人の車がスリップしてしまった話。

ここで、雪道では車を飛ばしてはいけないと学んだようだ。

・・・そこなんだねー!(心の声)って思ったけど、きっとそうやって私たちはいろんなものを学んでいく。

ちなみに、息子はずっとダルそうにKindleで漫画読んでたりソファーで横になってた。
でも、聞き耳立ててるのは知ってる。

あっという間の楽しくてほっとする時間だった。

いざ浅草寺

午前中の予定無くなっちゃったから、どうしようかなーと思ったけど
元々午後に予定していたスカイツリーに行くことにした。

でも時間もちょっと早いし、「浅草寺」に行ってからにしよう。



浅草寺と言えば…

仲見世通りを通りながら、「このキーホルダーに似たやつをもってる」とか
「これは何ー?」って興味津々の息子

なんだけど、「欲しいものないの?」って聞いても「要らない」と言った。

昔は何でも欲しがってスーパーで泣き叫んで大変だったのに。

おみくじをしたり(写真が撮れてなかった残念)、
お参りをして
「さっさとスカイツリー行こう」の息子の一言で移動開始。

いざスカイツリー

浅草寺から歩いていけなくも無いので歩いていくことに。

昨日のスマホ充電切れ事件から、必要以上にスマホを触るのが怖くなった私。

スカイツリーの存在は、目で見て確認出来るので道を検索せずに突き進むことにした。

息子も目に見えてる安心感から、「行けるっしょ」と乗り気である。

「大きいねー」
「これが倒れたらどうなるんだろー?」
近くに高めのマンションがあると「スカイツリー見えないねー」とか言いながら。

最短なのか間違ってるのかも分からないけど

無事に到着!

麓には着いたんだけど、チケット売り場どこー!!!?

※矢印が私たちには絶妙に分かりづらかった。

ウロウロ探し回ってようやく発見。

・・・が、2時間待ちになっとるやないかーい!

恐るべしスカイツリー。

ちょいちょい東京ってこんなとこなんだよ。って宣戦布告されてる感じ。

ここでひるむわけにはいかない。

開店まであと少しのスカイツリータウンで待つことにした。

開店前から並ぶ人々。

「なんでこんなに並んでるんだろうね?」って
言い合いながら息子と待ってると、
開店と同時に走り出す人たち。

余談だけど、東京ってめちゃくちゃ電車来るのに
なんで走るの?次で良くない?
みんな生き急ぎすぎだよって思っちゃう。

理由はすぐにわかった。

ポケモンセンターだ!!!!!

息子もちょっと入りたそうだったけど、
列がすごくて諦めた。

色々お店を物色して。

そのうちに、ポケモンセンターの列が無くなってることに気づく。

息子:「弟①が好きだから、ちょっと行ってみよう」

無事に弟①のお土産をゲット。


スカイツリー×ピカチュウ
ゲットだぜ!

息子にも欲しいものは無いか聞いたけど、
要らないらしい。
君もほしいものがあるんだと思ったのにな。

やっとのことで、スカイツリー

10年位前?スカイツリーを初めて見た時、建物が高すぎて私はちょっと気持ち悪くなった。

なんかあの圧倒的な存在感が怖すぎた。
人間が犯しちゃいけない神の領域を超えた感覚。。

なんでこんな高いものにみんな平気で登るんだ・・・・!!?

ちょうど人が多すぎたし、その時の登ることは無かったんだけど。

ついに登る日がやってきた。

2度目のスカイツリーは、母親だからしっかりしなくちゃの緊張感なのかそういう気持ち悪さは感じなかった。

少し並んで、エレベーターに乗るとあっという間に展望台。


ビルがおもちゃみたいだ!(ありきたりな表現!)

息子「すげー!!、東京タワーより高いねー。」
私「ほんとだねー。遠くまでよく見えるねー。」

2代タワーを攻めるとなったとき、どちらから行くか迷ったけど
やっぱり低いほう(東京タワー)から攻めたほうが両方楽しめるかなと思ったのはなかなか正解だったみたい。
※1日目に行きました

しばらくずっと眺めてたけど、さらに上に進むことにした。


神ってこんな感じか?
透明の床

もう、飛行機の上からしか見たことないような景色が広がってた。

透明の床を飛び跳ねて遊ぶ息子。

ふだんならそんな床絶対乗らないけど、
息子にひっぱられて、
私も床の上をこの旅で一番早いかもしれないスピードで走った。

ちょうど行ったときはスカイツリーは、「原神」とコラボしていて。
たくさんのグッズを持って、「原神」ファンと思われる人たちがキャラクターたちと写真を撮ってた。

推しを推せるってよき。

でも、初めて推しを推す人たちを見て
「どうしてぬいぐるみと写真撮るんだ?」とか、
「なんであんなにたくさんの同じバッヂを付けたバッグ持ってるの?」とかまぁまぁ大きな声で言う息子にひやひやした。

「すごい好きってことだ。」それしか答えられなかった。
推しを推せるって幸せな世界だと思う。

昼ごはん

ご飯はノープラン。

息子に聞いたらマックがいいという。
旅に出る前に弟①、②は、夫とマックに行く約束をしていた。
きっとそれがうらやましかったんだね。

家族は場所を超えて繋がってる。

じゃあ行こう。

無事にゲットしたけど、席がいっぱい。
スカイツリーの麓のベンチで食べた。

昨日×午前中の疲れでまぁまぁ私も足が痛くなってたから、
「ちょっとゆっくり休もうか」
そう言って小一時間、マック食べて息子はKindle読んで
私は旅のおともの「夜明けのすべて」(瀬尾まいこさん)を読みながら休憩。

思いがけずパンダ

午後はノープラン。

夕方に人に会う約束はあるから、それまでの時間どうしようか?

国立博物館を提案してみた。

「行ってみるー!」というので、いざ出発。

あっという間に到着し、目的地まで歩く。

途中で、上野動物園の看板を見つけ、
「パンダおるん?」と聞く息子。

「そうそう、パンダおるよー」

「パンダ見たい。」

「じゃあ、博物館は見れないけどいい?」って聞いたけど、どうやら心はパンダの様子。

上野動物園に向かうことに。

赤ちゃんパンダは人気らしく30分待ちだった。

でもパンダだけ見に来たようなものだ、待つことにした。

雨だったけど、この人気はすごい…

これまでの旅のこととか話しつつ待ってるとあっという間に対面の時間。


かわいかった…

人数制限かつ時間制限内に見るスタイル。

パンダファンが多くてパンダ見たさにみんな必死。
バズーカみたいなカメラを持ってる方も!

そんな熱気に包まれ10歳息子にはなかなか見えづらいパンダ。
とはいえもう抱っこもできない…

どうしようと思ってたら
お隣の優しげなママさんがそっと立ち位置を譲って下さった。

息子より小さいお子さん連れなのに。

「ありがとうございます!!」

世界は優しさで回ってる。

弟②にはこの子を

おやつ

夜の待ち合わせまで時間がある。

おやつを食べよう!となって

たまたま見つけた台湾料理のお店に入ることに。

息子は初挑戦の豆花(トウファ)。

初挑戦のお店もなんとかなると思えるのは
息子の成長の証かな。
弟①と②は期待したものが無いと暴れるもんね。、

東京で異国に触れた瞬間でした。

いちごの豆花
ピーナッツ豆花
ゆでピーナッツおいしい!


夕方の待ち合わせ

息子に会わせたい人がいた。

早めに着きすぎたのでスタバで待つことに。
全然席が空いてなくて仕方なく退散しようとしたら、
一人のご婦人がそっと席を譲ってくださった。
店員さんも子連れが珍しい場所らしくて、
話しかけてくださって。
何とも優しい空間だったから忘れないように残しておく。

コーヒーとジュースを堪能し、
待ち合わせ場所で、息子と待つ。

Kindleから目を離さない息子。

恥ずかしいんだねー。

やっとご対面しても、恥ずかしさからか見ないふりしてた(笑)
ちっさい声で「こんにちわ。」って。

誰にお会いしたかというと講演家でライフコーチのみつはしあきこさん。

息子の初めてのコーチングの先生だ。

10歳で目標を達成するためのベイビーステップとか、会話には過去と現在と未来しかないんだとか言ってくるんだよ。
私が小さいときに知っておきたかった。

たぶん、本当の意味で使いたい、使おうと思うのはもっと先だけど
でも色々悩んじゃう時に支えになったら嬉しいなー。

オンラインでしか会ったことが無かったから、
一度は息子にも会ってほしかった。

結局恥ずかしがってあまり話さなかったけど、
一緒に食べた沖縄料理がすごく美味しかったらしく
旅を終えたあとも家族に自慢してた。

あとね、こんなことをやっていきたいんだーって話している大人たちの姿を見せられたからそれでいい。

仕事で疲れた姿ばっかりじゃなくて(それも大事だけど)、こんなことがしたい、こんな社会だったらいい、それだったらこんなことが出来るかも。
そんなこと考えてる大人がいるんだってこと。
それってきっと未来への希望になる。

私はね、自分の気持ちを塞いでしまうことが多かったから。
ライフコーチとして、みんなが気持ちに気づいて自然と行動していけるお手伝いがしたいなー!
って、思いながら過ごしてること、よくわかってなさそうだけど息子にたまに話してる。

息子の夢もとってもすてきなんだけど、
それは彼の夢だからこの場では内緒にしておく。

さてさて、また長い二日目が終わった。
コンビニでポテチとジュースとチューハイを買って乾杯!

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