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10歳と二人旅<1日目>

行くとなったらまず最初にやること。

長男に行きたいところ聞いてみた。
「東京タワー、スカイツリー、渋谷」

高いところ好きだね…?
まぁベタなのはそんなもんか。
しかし、渋谷はどうしていきたいのかな?

でも、君のやりたいことをやるって決めたんだ。
全部行っちゃおう。

旅に出ると決めた理由はこちらから

もう一つやること。

夫との調整。

・3日間家を空けるとして何曜日から出発するといいか?(金曜日~日曜日に決定)
・何時出発で、何時に帰ってくるか。(当たり前か)
・週末はどう過ごすか?(結果、夫の実家に帰省)

あとは航空券とホテルを予約して、いざ出発!


さて出発できるのか?

うちから空港までがそれなりに遠い。

どうしようか考えあぐねていると、夫からの助け舟。

「空港まで送ってやるよ。」
ありがとう、神旦那。

そんなこんなで、朝6時前に家を出発。

朝めちゃくちゃ弱いくせにこの日に限ってはめちゃくちゃ機嫌の良い長男。

そりゃそうか。学校休んで旅行行ってるからね。

平日旅行に賛否両論あると思う。
私も、子供が小学校に上がったころには反対派。

でもね、ほんと今なんだよ。
一緒に行けるって奇跡なの。

みんなが健康で(重要で難しい)、
子供も行きたいと行って(期間限定)、
仕事休めて(ここで発揮するママのマルチタスク力)、、、
だからね、1日分の勉強くらいは大目に見てほしい(←誰に?)って思うようになった。

そんなこんなで神旦那のおかげで、めちゃくちゃ機嫌の良い息子と無事に空港到着。

朝ごはんを買って、いざ搭乗!

…となるはずだった。

搭乗窓口にて、オンライン予約の番号を伝え、
希望の座席に調整してもらう。
息子と横並びが良かったけど、オンラインでは出来なかった。
それがどうも出来るらしい!しかも窓側で。
めちゃくちゃラッキーじゃん!と、思っていたら。。

「お客様、こちら羽田空港からのチケットになっております。」

・・・・ええええええええええええええええ!!

夜な夜な慣れない中、必死に取ったチケット、どうやら反対向きに取ったらしい。

めちゃくちゃに動揺したけど、
ここはどうにか行きたい…!

私:「すみません。チケットの取り直しは可能なのでしょうか?」

窓口の方:「お調べしますので、少々お待ちいただけますか?あちらのカウンターにかけてお待ちください。」

息子とカウンターで待つことに。

どんどん後から来る人達がスマートに手続きして搭乗窓口に向かっていく。。自分の情けなさたるや。。

息子はうらやましいくらい冷静で(たぶんよくわかってない)、母ちゃんがどうにかしてくれるんだろうという感じ。

カウンターに飾られたナノブロックを見て、「すげー!!」と大興奮したり、置いてある絵本を満喫。

私はといえば、夫への申し訳なさと
自分のポンコツさに呆れつつも
「飛行機ダメって言われたら、引き返して新幹線で行こう。」と静かに決意していた。

体感だと数十分後。。※たぶん5分くらい。

カウンターの優し気なお兄さんが帰ってきた。
なんと乗る予定だった30分後のやつに予約を取り直してくださるというのだ!
(もちろん差額の支払いとかはあるんだけど)

お兄さんありがとう!泣きそう!

息子にも、「こういうときはちゃんとお礼を言うんだよ」って伝えた。

なんとか無事に、航空券をゲットし、
「ありがとうございます!!!!!!!!!」と
めちゃくちゃ大きめの声でお礼をし、
息子はちょっとぼっそり「ありがとうございます」と言いカウンターを後にした。

飛行機内は、快適過ぎることこの上なし。

息子は飛行機がどこを飛んでいるのかの路線図?をたまに見ながら、持参したKindleに詰め込んだ漫画に夢中。

私は「夜明けのすべて」を読みながら、さも最初から航空チケットを持っていた人として優雅に空の旅を堪能した。

あの時のカウンターのお兄さんの優しさは一生忘れません。
ありがとうございます。
一生スターフライヤーを推していきます。


今回の旅のおとも。


なんとか到着


空港からのモノレールが地下から地上に出ていく。

「すっ、、すげーー!!これモノレールなん!?」

そうだよ。そうだよ。

これでこそ、今回旅に出た意味がある。

「高速道路と並んで走っとるやん!」
「ビルたけぇぇー!」

うんうん。いいんだ。
周りの人に田舎者とか思われようと。
これを見せに来たんだからね。

最初に向かったところ

今回の旅は、息子との社会見学も兼ねている。
となると、行くべきだろ!と独断と偏見で思ったのが


・・・・国会議事堂

調べてみると平日だと見学ツアーに参加出来るらしい!

無事に到着。

でも、最初についたのは衆議院の受付だったらしい。

「こちらは衆議院ですが、参議院じゃなくていいですか?」

一度にどちらかしか受付できないらしい。
あと、どっちでもよかった、、、
※どこが違うかよくわかってなかった。

困っていると、

「国会の開会とかの中継は参議院からですよ。」

優しいお姉さんが教えてくれた。

じゃあまあ、参議院行くか。

駅からまぁまぁ歩いて、すでにイヤそうな長男に更に歩こうと提案した。
意外と何も言わずに一緒に歩いてくれた。
(衆議院と参議院の受付が離れてる)

無事受付を済ませ、ツアーに参加出来ることに。

建物の外側からもう立派だけど、
中はほんとに立派で
本会議場の天井のステンドグラスや雰囲気にすっかり大興奮だった。

二人旅では珍しいツーショット写真

次に向かったのは…

ここ・・・!!

ここ・・・!

そう・・・東京大学

数年後に行こうって言うとなんとなく意味合いが違ってくる気がした。
別に行って欲しいとも思ってない。
ただなんとなく見て見たかった。

「トウキョウダイガク?」って言ってるうちに一緒に行ってみたかった。

構内はほんとに広くて、歩いている若者がみんな優秀に見える(笑)
でも、息子はそんなの知らん顔。

食堂で一緒にご飯を食べた。

The 学生向けって感じのハンバーグ丼を息子が、
私は赤門ラーメンを食べた。

息子は小さいとき白米が嫌いだった。

でも、今となったらこんなどんぶりペロリだ。

昔の私に見せてあげたい。

ハンバーグ丼(ご飯の上にハンバーグのみ。学生向けのワイルドさ)

では、おやつに

さて、おやつに向かおう。

息子が渋谷に行きたいと言ったのには
わけがあったのだ!

ちなみに渋谷じゃなかった…(笑)

それが…

こちら…!

巨大わたあめ



どこで見たのかこちらを食べたかったそうな。

せっかくだ!1番大きいのいっとこ!
って言うとこうなった。

この度一番の笑顔。

外国人観光客も多くて、めちゃくちゃ見られながら
親子で完食!

以外にもあっさりしてて、食べやすかった。

トッティキャンディファクトリーさんでしたー。

まだまだ続く


お次は完全に私の行きたかったところ…

草間彌生美術館へ…

前回行きたかったけど、
まさかのチケット予約制で行けなかった。

今回は前もって予約済み!
飛行機の件があったので、何度も見返したけど
日にち間違って無かった。ナイス、私(笑)。

息子には全く分からない世界線だったらしく
ソファーに座って待っててくれた。

この世界観が好きだ



いつの間に気乗りしないところにそっとついてきてくれるようになったんだろう。
ありがとう。

さてさて…!

いよいよ今日のメインだ!



東京タワーに到着。

すでにめちゃくちゃ疲れてたけど
タワーのキレイさで元気を取り戻した私たち。

東京タワーは夜に来たかったんだよ。

登るんなら1番上まで行こう!


安定のキレイさ


ってことで、トップデッキツアーなるものも予約した。

いざ、展望台へ。

「すげー!キレー!」

ほんとだねー。
そしてビルの高いこと。
住んでる街とは全然違う様子に驚いてた。


トップデッキツアーではドリンクも出てきた



だいぶ待ったけど
トップデッキツアーも楽しく見学。

いざ宿へ…!



東京駅で荷物をピックアップし、
夜ご飯もゲット!と思ったら駅弁は完売してた…

それでホテルの周辺にコンビニくらいあるから~!
だって東京だよ!?と電車に乗り込んだ。

駅からはちょっと歩く。

スマホで地図を見ながら必死に歩く。

次の次の門あたりで到着だ…

と思っていたら…

まさかのスマホシャットダウン

なんとか勘でホテルにはたどり着くも
暗証番号が無いとホテルに入れない…

「ごめんよ、、、〇〇」

この時ばかりは不安そうな息子。そりゃそうだ。

参った…

そんなこんなでいったん策を練ろうと歩き始める。
スーツケースをガラガラ引きながら…

途中でご近所の方らしく御婦人に遭遇した。

私:「すみません。(中略:事情話す)このあたりで充電出来そうなカフェはないでしょうか?」

※充電すれば、なんとかなると思った。

御婦人:「都会にはあまりないのよね…。(今思えば田舎者とバレている
w)交番はあっちのほうにあるわよ。」

何度か聞き返したけど交番の場所を丁寧に教える気はなさそうだった。

お礼を行って、先に進むことにした。

交番、あっちのほうってどっちだ…?

次なる手段とコンビニへ。

入口にケータイの充電レンタルなるものがあるも・・・

そもそもアプリがないと使えないんだね・・・!

完全にパニックの私。

店員さんに相談しようとするも、おそらく中国人の店員さん。

何を言ってるか分からないらしい、、、

人生で初めて、手でシッシッ(あっちいけ)ってされてしまった。。

あぁ、、、詰んだ。。。

ひとまずそのコンビニを後にした。

しばらくコンビニ恐怖症。。

でも、息子を守らねばならない!

ひとまず何か食べれば元気になるはずとコンビニ再挑戦。

・・・

そっか!!!!

充電器売ってるじゃん!

と、思ったのもつかの間、
充電器売ってるんだけど
自分のケータイの充電器タイプがTypeAなのかCなのか分からない、、、

中を開けてみたいけど無理、、、

ということで、一か八か買ってみた。

・・・・はまった・・・・!

静かに息を吹き返すスマホ。

なんとか事なきを得て、無事にホテルに到着。

ここまでの数十分間、息子に謝りっぱなしだったけど

ホテルについてしまえばこっちのもん!

「人生、なんとかなるでしょ・・・・!!!?」(ドヤっ)

と言い放つ母を

「うん。そやね。」

と優しいんだか、生温かいんだか分からないコメントで返してくれる息子なのでした。

二日目に続く。



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