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コーチングをファシリテーション・プレゼンテーションに活かす

一対一の対話・会話は得意だけど、大勢の前で話すのは苦手。
そういう方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
対話のプロとも言えるコーチ、カウンセラーとして活動している人の中にも「研修講師もやってみたいが、苦手意識がある」という方がいらっしゃると思います。

ところで。
剣豪・宮本武蔵が1人で複数の敵と対峙する際にどのような戦法をとっていたのか、ご存知でしょうか。

なんと「逃げる」ことです!

実際には逃げ切るのではなく、集団から離れて一対一の構図を作るところにその意義があります。つまり、複数人を同時に相手にすると、いくら自分が強くても、例えば3人同時に斬りかかってこられたら(某漫画の三刀流でもない限り)負ける確率が高くなるわけで、一対一であれば何とかなる、というお話です。

研修講師やファシリテーターは相手を倒してはいけませんが、大事なのはこの戦法と同じだと考えています。

同時に多数を相手にするのではなく、一対一の対話の集合として捉えてみること。

そもそも、同時に複数人と対話することは(超能力を使わない限りは)不可能です。
例えば、実際にワークショップのファシリテーターや講師の様子を観察してみるとわかると思いますが、全体の雰囲気は見ながらも「1人の話を聞く」「1人に声かけをする」の繰り返しでその場は構成されているはずです。
大勢を相手にした講演でも、上手な話し手は会場の一人一人に順に語りかけるように話しています(実際には順にアイコンタクトをしていく、という感じでしょうか)。

さらに言えば、非言語面も含めて参加者の”声”を聴く(観察する)ことが、上手く場を回すことの起点になります。要するに、傾聴です。聴いて、その方に合った声かけ、伝え方、質問の仕方で投げ返していく、その繰り返しです。

こう考えてみると、コーチングやカウンセリングを習得した方であれば、「なんだ、それならできる!」と思えるのではないでしょうか。

実際にやってみると難しさを感じる部分もあるかもしれませんので、もう少し研究してみたい、練習してみたい方がいらっしゃいましたら、お声がけください。

◇ぜひ一緒に対話スキルを磨いていきましょう◇
コーチ・コンサル・カウンセラーのための対話力向上×強み創造プログラム


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