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手厚い支援と自由

精神疾患における中途半端な診断基準やガイドラインというのは、臨床現場の自由を奪い、本来されていた個別化医療の機会を減らしているんじゃないか。

発達障害(ASD ADHD)などの正常と異常がグラデーションで地続きで、どこから異常(診断すべき状態)かをとりあえず定めてみたって雰囲気の基準をみて、
またそれに付随する支援サービスなどの制度設計をみて、
ちょっと悶々とする。

本来なら100通りの仮説が同様に検討されなきゃいけない状況で、たまたま詳しく調べられた数例だけを取り上げて、そこに制度をのっけて推し進めてるような。

ただ、こういった類の話は、例えば大きな政府と小さな政府のどちらが好みかみたいな話と似て、そもそもの思想や好む世界観によって変わるものなのかもしれない。正解があるわけではない。

今の診断基準や制度設計を好ましく感じる人はそのまま現状を享受できて、一方で現状に違和感や息苦しさを感じる人にも別の選択肢(あるいは抜け道)を見つけられるようにするのがいいのかな。

自分のみてる世界をもっと広げる必要がある。

明日もオペだーがんばろー

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