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とりとめもなく、本屋のはなし。

なんかね、最近「本屋」のこと考えるんです。
書店員なので、常日頃考えてはいるけど。

閉店する書店のスタッフさんが、もっと売りたかった。みたいに書かれているのを見かけて。
そんな人がいるお店が閉まっちゃうんだなあ。って。

閉店の理由って、いろんなものがあるし、ひとつでもないだろうし。

「売る力」を持った人が、書店員を続けられない。

それって、かなしいなあ。

書店員だけじゃないと思うんですよね。ほかの職業だって、資格があるけどその職にはついてない。とか、そういうのあるじゃないですか。
その仕事ができるスキルを持っているけれど、いろんな理由でその仕事はできない(もしくは、していない)。
資格が必要な職業と同列にしてはいけないのかもしれないし、ちょっと文脈が違うとは思うんだけど。

わたしなんて本を売ることは修行中だし、こういう、わたしみたいな人間が成長していかないことには未来もないのだけど。
今その力をもってる人だって大事だよねえ。そういう人たちがいないと、わたしみたいなのは学べないじゃん。

わたしが今すぐできることは、明日、あの平積みにPOPをつけること。そして、いつもの、ふつうの、日常の業務をすること。

そして、1冊でも多く手に取ってもらうこと。
1つでも多くの出会いを生み出すこと。

「ゆめい」は、働いているお店を明かしていないし、今のところその予定もない。
けれど、SNSで本との出会いを生むことは、きっとできる。

たくさんの書店員が、そうやって、店舗で、SNSで、発信をしている。
わたしもその中のひとりになって、けっこうちゃんと、書店員として生きていたいなと思う。

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