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真・マネーリテラシー講座_035 電話勧誘のヤベー奴。ほぼ損するマンション不動産投資の闇

Twitter上では「踊るCOBOLおじさん・せき」として情報発信しております。
ITエンジニアとしての話題が中心ですが、社内向けのマネーに関わる知識展開としてコラムも書いており、こちらはそのnote版となります。

今回はお金を増やす方ではなく損しない、守る方の話です。
携帯に突然来る電話勧誘。仕事中にかかってくるので非常に困ったものですが、その勧誘の大半が不動産投資の話だったりします。ほとんど損しかしないその仕組みを解説したいと思います。

■結論:投資用マンションは維持費がやばく経年で値段も落ちる、だから損する

ローンでマンションを買い、それを貸して家賃収入を得る。この問題点は1つが維持費がいっぱいかかること。家賃収入が得られたとしてもそれでは賄いきれないほど金額がかかることが多いです。また住宅は当たり前ですが経年劣化します。長年使い続けると仮に売ろうとした時には半額以下というのも珍しくありません。そのプラス、マイナスの仕組みを理解する必要があります。

■固定資産税、保険など毎月払う金はいっぱい。

マンションを所有すると払う金は多種に渡ります。税金の固定資産税、マンションに毎月払う管理費や修繕積立費、火災保険料、また不動産屋に管理を委託するとサブリース手数料が発生します。これらを払った上でマンションのための毎月のローン返済までプラスになるわけです。シミュレーションしているサイトもありますが、それを見るとだいたい想定家賃を上回ります。

■新築と築30年のマンションの資産価値の差はえげつない

勧誘者は「毎月◯円払えば30年後にはあなたの所有物となります」などと言いますが、ローンを長年払い終わって古くなったマンションがいくらになるか。建物の価値は相当下がって半額~1/3程度になることでしょう。物件の場所や時勢によってはほとんど下がらないこともありますが、こういうケースは例外です。

■不動産の勉強をするくらいなら、他の手段を見たほうが良いのでは

得をする例も少ないながらもあるので全面否定はしませんが、物件の見極めなども大事になり、そのための勉強をやる必要がありとてもではないですが勧められません。お金の点を見れば自己スキルを上げる活動に回して稼ぐ力を上げる方に注力したほうが良いですしね。ただ不動産投資に興味はなくとも、どれだけやばい損するかを理解するのは大事ですのでデメリットは覚えておいてください。

今回は以上です。
経済的に自立し、自由な人生を!


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