見出し画像

真・マネーリテラシー講座_034 長期積立、実は難しい?続けることの難しさについて

こんにちは!せきです!
Twitter上では「踊るCOBOLおじさん・せき」として情報発信しております。
ITエンジニアとしての話題が中心ですが、社内向けのマネーに関わる知識展開としてコラムも書いており、こちらはそのnote版となります。

NISAなどでの長期の投資信託を日頃から勧めてはいますが、実際のところ長い間続けける人はそう多くありません。今回はなぜ続けることが難しいのか、そのメカニズムを説明したいと思います。

■結論:情勢が変わり世間のトレンドにならなくなった際の動きを考えることが肝要。

10年スパンで続けようとした場合、情勢は必ず変化して行きます。今でこそ全世界株の伸びが大きいですが、特定の数年を見た場合マイナスになっている時期もあります。
世間的に「もう株の時代じゃねえよ」となった時にもどう続けるかを考えることが大事です。考えられるパターンを考えてみましょう。

■リーマンショック下では続けられず、多くの人が撤退した

一番分かりやすいのが2010年代のリーマンショックです。現状勢いのある米国も株価ベースで約半分にまで落ち込んだと言われています。投資していた資金が半分になってそれでも続けて行くのは常人には無理でしょう。世間的な絶望感も手伝って損をしたまま投資をやめる人が続出しました。たとえ長期的にやっていけば上がるものだと頭では分かっていても、続けるのは難しい状況でした。

■これからは◯◯の時代、ここに入る国は時代と共に変わった

また国ベースの隆盛も色々です。1980年代のバブル期は日本がアメリカに迫っていましたし、2000年代は中国の進出著しい時代だったりと、経済の主役となる国のトレンドも数十年のうちに目まぐるしく変わっています。このため長期的に続けているとトレンドから外れ、結果的に逆張りしているように見られる時も必ず出てきます。その時に備えて続けられる下準備をすることが必要となるわけですね。

■「まだ投資信託続けているの?」「投資はもうオワコン」これを言われた時に言い返せるだけの軸を持とう

ですのでNISAなどで長期的に積立投資をしたいという方は、目的を明確にしておくこと、長期前提なのでどんな状況でもルーチンとして淡々と続けていくこと、この2点が大事です。
ちなみに私が問いに答えるとしたらこうなるでしょう。
「まだ投資信託続けているの?」→10年20年やるつもりだから暴落しても続けるよ
「投資はもうオワコン」→老後を見据えてのことだし生活に影響が出ない余った金で長く続けるつもりだったからこのまま進めるよ

目的は人によって違うので、自分なりの目的を確認しつつ続けましょう。

今回は以上です。
経済的に自立し、自由な人生を!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?