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働きアリの約三分の一はサボっているらしい

どうも、こんにちは。

真面目にせっせと働く生き物といえばアリを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

アリとキリギリスの童話でもアリは勤勉な生き物として描かれています。

そんなアリには女王アリと働きアリが存在しますが、実は働きアリの約三分の一は仕事をサボっているのだそうです。


アリの仕事は餌を取ってきたり、巣を拡張したり、卵の世話をしたりと多岐にわたります。

ですが、アリの巣を観察していると、どんな巣にも一定数仕事をしていないアリが存在することがわかりました。

この仕事をしていないアリはボーッとしていてほとんど動きません。

かつては、なぜこのようなアリが存在しているのかわかっていませんでした。


しかし、北海道大学などの研究により働かないアリの必要性が解明されました。

研究チームはしばらく働いていたアリが休み出すと、今まで動いていなかったアリが動き出すことを確認しました。

つまりアリは、働いているアリとサボっているアリの二つのチームに分かれて、二交代制で仕事をしていたのです。

コンピュータのシミュレーションによると、常に働いているアリだけだと疲労したアリが一斉に動かなくなり、巣全体が滅んでしまう確率が高くなってしまったそうです。


つまり、動かないアリはサボっているわけではなく、次の労働のために休憩しているのです。

仕事と休憩をバランスよく取ることで、コロニーの生存確率を高めているのですね。


以上、働きアリについてでした。

それでは、また次回お会いしましょう。


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