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256日後に退職する国家公務員ワーママ

2023年4月20日、私は年内で仕事を辞めることを決めました。

本当は今すぐ裸足のまま逃げ出したい。

何もかも投げ出して、来た電車に飛び乗って、終点の駅で見たこともない景色に出会いたい(イメージでは白いワンピース着ています)

しかし、私はゆっくりと、確実に歳をとり、
十分すぎるくらいに社会的生き物ととなり、
守るべき生活もあって、庇護すべき者もいます。

突然バイトをバックレるように退職することは、もうできない。

手放すこと、変化をすることを、そうそうインスタントには受け止められないのです。

勢い・ノリ・思い切り、そういうものが時として人生を良く動かすということはわかるし

「行動しないとかわらない」
「捨てないといいものも入ってこない」

そんな言葉もたくさん耳にします。

だけど、私は行動力充溢タイプではないんだよな~。
勇気を鍛えているうちにタイミングを見逃す。

でも、そうと思えば突然思い付きで変なことに挑戦したりもすることもある。

一方、石橋殴打タイプでもない。
細かい検討とか比較とかは面倒だ。
(服なんて大根感覚で買う。あ、それいただくわ。)

ノリ派と慎重派のハイブリット人間ってことにしておきましょうか。

そんな私が256日後に退職することを、決めました。
春の陽射しを左頬に強く感じるリビングのテーブルで、私は静かに決意したのでした。

村上春樹がキッチンテーブル小説をコツコツと書いて、
自分の人生をあるべき方向へ動かしたように

私もキッチンテーブルで、コツコツと退職に向かおうと、自分自身に頷いてみせました。

うん、そうしようか、と。

一気に仕事を辞めることができない臆病者の私は
コツコツとグラデーション退職を目指します。

256日後の自分がどんな顔しているのか、
不安で怖くて楽しみだわ。

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