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《ボツワナ》ゾウの狩猟再開。肉のペットフード化を提案。

大型野生動物が多く生息するボツワナは、多くの野生動物愛好家にとって、最も人気な観光地の一つである。
政府は2014年にゾウの狩猟禁止を発令。しかし2018年5月、反密猟部隊の武装を解除した。密猟の深刻化を心配する声が多く上がっていた中、大量のゾウの死骸が発見され、事態は最悪となった。
政府は、ゾウの個体数増加による農業被害低減も考慮し、禁猟解除する方針だ。狩猟事業拡大として肉のペットフード利用も検討している。

政府の大失敗


過去20年間に50人余の密猟者を逮捕してきた反密猟部隊の武装解除は、「密猟の深刻化は明らかである」と、政府は外部から強く指摘されていた。
政府は指摘を押しきったが、数カ月後の調査で90頭あまりのゾウの死骸が発見された。

 2014年 ゾウの狩猟禁止令を発令

2018年5月 反密猟部隊の武装解除

2018年7〜9月 ゾウの死骸が90頭発見

自然保護団体 vs 政府

これに対し自然保護団体のマイク・チェイス氏は強く批判している。

「今回の密猟の規模は、アフリカで過去に起きたものの中で最悪だ。毎日のように、ゾウの死骸を数えている。ゾウ以外にもシロサイが6頭も殺された。武装解除は、密猟者にとって狩猟解禁同然である」
【自然保護団体「Elephants Without Borders:国境なきゾウたち」創設者:マイク・チェイス】

しかし政府は、次のように否定していた。

「反密猟部隊を武装解除したことが、ゾウの密猟が増加した原因のように報道されたのは、ボツワナ政府として遺憾に思う。実際には、武装解除で反密猟の効力や業務にいかなる影響も及ぼしていない」
【ボツワナ政府のFacebookより】

密猟防止、個体数調整、農業被害軽減への対策

ボツワナのゾウ問題は、密猟のほか、個体数増加による農業被害も大きな問題となっている。政府は、否定していた密猟事件を重く受け止め、狩猟解禁を発令すると共に、以下の提案を掲げた。

・定期的、計画的に捕獲を行う
・ゾウの個体数管理を行う
・ペットフード、肉の缶詰を製造し狩猟事業の拡大を目指す
・狩猟事業拡大を考慮し、法改正を行う
・人の主要地区に防除作を建設する
・生息地と農地等を明確に区分する

南アフリカ諸国の大動物捕獲の方策にならい、狩猟に税金(狩猟税)を徴収。地域社会保全やゾウの保護管理、密猟等の諸問題解決に務める方針だ。


詳しくはコチラ↓↓↓↓↓
Dozens of elephant carcasses found in Botswana, revealing 'unprecedented' levels of poaching(CNN)
Botswana mulls turning elephants into pet food and lifting a hunting ban(CNN)