こども食堂 ~私が見た本当の問題点~
<目次>浮き彫りになる問題点
こども食堂
本日、3度目となる地域の「こども食堂」に参加した。
初めは、去年の夏。
大学広報プロジェクトメンバーの一人としてインタビューを行った。
2度目は、母の日のこと。
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今、大学の農場で育てている野菜を届けられればという思いと、地域の活動発信として取り上げていきたい思いから、また、参加させて頂いた。
お弁当は、子供たちはもちろん無料。
その他、大人はカンパとして、300円を支払う。
今回は、自分自身の想像外な出来事が多数発生したことから、記事にその心境と実際に いま 起こっている社会問題について記す。
浮き彫りになる問題点
子供たちは、美味しそうにお弁当をほおばっていた。
お母さんは明るく、気さくな方。
嬉しそうに、余った御飯を持ち帰ってくれた。
どんな食生活を送っているか、子供に対してどう思っているか、など赤裸々に語ってくれた。
中でも衝撃だったのが、ごはんさえも高いと感じること。
白米を買うことも大変で、お母さんはほぼ食べずに、一日一合、育ち盛りの子どもに食べさせているという。
この御飯をもらえただけで、今日は炊かなくても済むわ、と嬉しそうにしていた。
神戸のニュース
こうした過酷な家庭環境の中、我慢しなければいけないのは、こどもだと、代表の方は、話す。
子どもにとって、親は唯一頼れる大人。
どんなことをされても、言われても、信じ続けて待つのだろう。
実際に、今月神戸で起きた事件は、子どもの頃に虐待されていた人が大人になり、事件を起こしたというものだ。
お母さんに対して感じる、憎しみ、苦しみは、きっと消えない。
そして、その感情はナイフとなって、相手を傷つけ、そして、また誰かを傷つける。
誰にでも、言えない悩みや苦しみはあるだろう。
しかし、それを他人にぶつけるのは違うのではないだろうか。
実際に、私達大学生も悩みを抱えている人は多いと聞く。
人の、本当の顔や中身はわからない。
誰にも分からない、本当の人の本性なんて。
自分でも、自分の本性などわからないのだから。
しかし、もし頼れる人や相談できる人、気軽に言える相手がいるならば、話してみることが一歩なのではないかとおもう。
そして、こども食堂は多義的なものであるとも感じた。
食事を提供するだけではない。
その裏には、もっとたくさんの役割を担っている。
食事は、毎日のこと。
そして、1日3回もある。
ひとり親や、貧困家庭に限らず、どんな人でも、安心して、満足できる、そんな場所になればと、願う。
<感想>
こんな風に思ってしまう自分が醜いが、こども食堂の実態をみて、恵まれている身であると改めて感じた。
いつも、出勤前に、母が料理を作りおきしてくれたこと。
好きなものや、日常品は、自由に買ってもらっていたこと。
それが、私の生活の中での当たり前だった。
私にとって、私の家族は一つだし、他人の家族と比較しなければ、気づかなかった。
当たり前の概念が、崩れた。
そして何より、美味しいご飯を、一緒に食べる人がいるだけで幸せなんだと感じた。
食べることに困っていない人でも、一人で食べたり、スマホ片手で食べたり、そんな食事はやはり寂しい。
もっと、色んな人とご飯を作って食べたい。
単独世帯や核家族世帯が増えている現代。
確かに、人間関係のいざこざがなくなり、楽になった方もいるかもしれない。
しかし、それと同時に、新たな問題が発生したことに対して目を背けてはいけないと思う。
よく事件が起きた後の、近所の方へのインタビューで、こんな受け答えを耳にする。
ー容疑者についての印象は?
「いつも明るくて、とても事件を起こすような人には、見えませんでした。おどろきです。」
この言葉から、隠れている貧困家庭や、問題を抱えた人が多いと言える。
包み込んでしまえるという点も難しい。
数値だけでは、計り知れないもの。
それらの貧困をどう救えばいいのか。
そして、涙を流さずに、どのようにしていけば、笑顔で幸せな人を増やしていけるのか。
すぐには答えはでないと思う。
しかし、改めて、深く考えて、自分の行動を考え直さなければならない、と考えさせられた。
だから私は、、、
だから私は、今、やれることをやってみる。
その一つとして、sharemorningのインスタライブ
「朝ごはん一緒に食べませんか?」
プロジェクトだ。
一人暮らしの私にとって、朝ごはんは必ずと言っていいほど、ひとり。
大学の友達には、朝は食べない、、そんな人も多い。
★お願い★
こちらは、個人を特定するような内容は、記載しておりません。
また、色々な考え方をお持ちの方がいらっしゃると思います。
あくまでも、私個人の意見として書かせて頂きました。
ご理解いただけますと幸いです。
そして、何か子供たちや社会に伝えていきたい思いがありましたら、
コメント欄にお書きください。
そして、行動へとステップアップしていただければと思います。
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