ひとりじゃない。
誰も助けてくれない。
いつもそう思っていた。
こんなに辛いのに、こんなに大変なのに、いつも私はひとりで頑張ってる。
ずっとそう思ってた。
ひとりで戦っているような感じ。
いつも一人で、でもそれが当たり前だと思っていた。世の中なんて、人生なんて、こんなものなんだって、諦めの気持ちもあった。
でも。
今になって、ふと、思うことがある。
私は一度でも、きちんと、誰かに助けを求めたことがあっただろうか。
助けてほしい。
助けてください。
みんなの力が必要です。
そんな風に、素直に助けを求めていたのだろうか。
私がもっとも恐れていたことは、助けてもらえないことではなくて、助けてと言った時に万が一にでも拒否されてしまうことだったんじゃないだろうか。
相手の反応がちょっと悪かったから。
そんな些細なことで、一方的に諦めてしまっていたのではないだろうか。
そして、「助けて」と素直に言えない私を、本当に誰も助けてくれなかったのだろうか。
そうか。
あの時も、あの時だって、私以外の人が支えてくれていたんだ。
助けてと言えない私を、助けていると私に悟られないように、こっそりと助けてくれていたんだ。
生かされている、ってこういうことか。
色んな人に助けられて、私は生きているんだ。
私の人生には、たくさんの人がいたんだ。
私はひとりで生きてきたわけじゃなかったんだ。
そうか。
そうだったんだ…。
こんな簡単なことに気付かない私で、本当にごめんね。
ありがとう。
ありがとう。
これからはもっと素直に「助けて」って言うし、これからは助けてもらえたことをもう少し早く気付けるようになるからね。そして、直接お礼が言えるようになるからね。
これまで本当にありがとう。
お陰でここまで生きて来れました。
こんな私だけれども、これからもどうぞよろしくね。
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