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19歳の私へ

とてつもなく久しぶりに、このnoteを開いています。
今、好きな人が人生に悩んでて、自分の人生を少し話したから。
あ、書いてみよーなんて思って書いてみています。

19歳の私へ。今36歳になっています。

残念ながら、私が一方的に好きなだけで、相手にとっては都合の良い存在、とよろしくやっています。あなたの思っていた幸せな結婚、なんてものはありません。

大事にしてくれているけど相手は既婚者だとか。(それは大事にはしてもらってない。)あとは、同じベッドで寝ていて、「他人の肌っていいねー」なんて。
ヒトハダって言葉が、他人の、に聞こえてしまうような、寂しい思いをする日もあります。

19歳の私へ。ごめんね。幸せな結婚とか、家庭とか。作れんかったわ。

母に奨学金を使い込まれて、7桁あったはずの銀行預金が3桁になっていた時。
辛かったよね。学費払えん、って思ったよね。お母さん、殺したくなったよね。でもできなかったよね。
安心してください。
犯罪者にもならなかったよ。
そして、大学は無事卒業できます。
周りにいる一人の友人に、そのこと話したから。

そして、腹が立って、いろいろあって飲み屋さんでバイトして、
いろんな辛い目に遭いましたね。
知らない世界に飛び込むのは、というか、知ってるつもりだった世界だけど、
母があまりにいい加減だったことに後ほど気づきます。
飲食店の「経営」なんですから。今の私が思うのは、ただそれだけです。
真面目に一生懸命。
自分なりに誰かの役に立ちたいというその姿勢は素晴らしいと思います。
そして、今周りにいる人。
決してその人たちは悪い人じゃないです。
未だに私のことを少し気にかけてくれている素敵な人たちです。

知らないままにアフター行ったら、なんかすごい怖い人たちが列をなしてお辞儀されるような仁義なき戦いか?みたいなところでお寿司をご馳走になったけど、その時も、私はちゃんと大学を卒業したい、そのために頑張ってるんだ、と言ったのは正解です。
安心してください。
和彫の般若みたいなお絵描きは私の体に入っていません。
そして、道を外す、ということは今もしていません。

紙袋2つで家を出たから、そんなこと考えてないかもですが、
成人式の話題でもちきりとなる時期が来ます。
今は知らない、素敵な男性が成人式の着物を用意してくれます。

ただ、注意してください。自分が辛いことをその人によっかかってると、
その人は離れていきます。
いろんな苦しいことは、あくまで他人です。
できること、しかしてくれません。
そのできること、は本当に精一杯の愛情です。
ボーナスをはたいて、振袖を着せてくれますよ。
目一杯成人式、楽しんでくださいね。
ただね、そのあと、フラれます。
それはあなたが甘えすぎたからです。
頼るな、甘えすぎるな、ということばは今になっても響いています。

もし。その時ちゃんとしてたら、私は今頃違う人生を歩んでいたかもしれません。
ただ、その人のお母様は少しクレイジーでした。
「あなたは他人なんだから、お茶碗触らないで」
と言われます。
そう思えば、その人と結婚しないことは正解だったかもしれませんね。

大学をなんとか卒業する前に、証券会社へ就職が決まります。
今思えば。血迷っていたかもしれません。
同期は「飛び込み営業」の間に図書館で公務員試験の勉強をしていました。
それもある意味一つの手です。
ただ、あなたは一生懸命、会社に利益をもたらすような、大物捕まえます。
その街で名士と呼ばれるような、大きな会社の社長さんです。
だから、地道にあなたのやり方を貫いてください。

ただ、その後。
地元に帰りたくなります。知らない街でずっと生きるのは苦しいですからね。
心も病みます。そもそも病んでいるのだから。
誰かに甘えたくなる気持ちも大いにわかります。
ついつい給料以上のお買い物してしまったり、それでダブルワークしたり。
わかります。苦しかったですね。お酒って忘れられますもんね。
ただ、ローソンの前でねるのはやめようね。
そして、感じている異変。それは今後おおきな異変に繋がります。

数年後、顔の半分がずっと痙攣していますね。
そして、ついうっかり、お母さんに甘えてしまいますね。
あの電話、出ない方が良かったんじゃないか、と。
今でも思います。

その後、会社を辞めて、手術に挑みます。
25歳。脳外科手術をします。
お母さんと一緒にいたからか、どうかわからないけれど。

車を売らざるを得なくなります。だってお金ないから。

でも、過去の私も甘えていたのです。
過去の私の良い決断は、お母さんと暮らすことを引き換えに、
犬を飼う、ということです。
ココちゃんと名付けた犬はとっても可愛いですよ。
ココは私の息子です。雄犬を選んだことも良い選択です。
まじで。ココかわいいけ。それだけは19歳の私に今の私が誇れること。

それから数年経って、市の文化財団で勤め始めます。
今思えば。そういう仕事が好きだったんだから。
大学卒業するときに、市の文化財団の就職探せば良かったね。
それが私の後悔です。音楽も絵画も、映画も。好きなことを仕事にすることは
本当にいいことです。

でもね、29歳でこの仕事に出会えたことは良かったことです。
ピアノってやっぱしいい!って。しみじみ感じるし。大人になったからこそ、
みたいな世界に出会えます。それまで引きこもって、音楽好きなのに聞けなかった
悔しさとか苦しさとか、昇華できます。
そして、研修先で今愛している人に出会えます。
ついでに、職場で私のことを好きになってくれる人にも出会えます。
気をつけろ!そいつは既婚者だ!

そして、仕事が楽しい!って何より感じているときに、
パーキンソン病という病気になります。
大丈夫、あなたはそんなことでへこたれない。
そして、パーキンソン病を持ってる人に何度か出会います。
あなたは、その人に対して、なんの偏見も持たなかった。

それはすごいことです。
そういう気持ち、障害だとか、難病だとか、同性愛だとか。
それよりも、目の前の人間に対峙する姿は今後も大切にしていてください。

それがあなたの生きる道、になります。
そしてね。今の私も自分の好きなところは、そこ、だから。

あと。独学で勉強して。
なぜか、印刷物のデザイナーもやっていますよ。

日々日々、うんうん言いながらやってるけど。
それはね、きっと幼い頃に、お父さんとお母さんが、
いわゆる一流の良いものをたくさん、日本中で見せてくれたから。
そこには感謝した方がいい。
お父さん、稼いでくれてありがとうってね。

最後に。
お母さんの娘に会います。
おねぇちゃんです。名前だけは知ってた、
私は生まれてこなきゃ良かったと言われてたけど、
愛されて生まれてきた、そのおねぇちゃんに会えますよ。
すごく素敵なお姉ちゃんとその旦那様です。

笑って過ごせる家族、ができますから。
今のままで、精一杯もがいて苦しんで、泣いて甘えて、
頑張ってください。
36歳の私は19歳から今までの私が選択したこと、
後悔することもあるけど…
結果オーライ!って思っていますよ。

がんば。



わたしは、神経難病と言われる、 若年性パーキンソン病にかかっています。 普段の生活を書いています。 みんなに障害について、難病について知ってほしいです。