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【シワの基礎知識】できてからでは遅い!今すぐ知るべきシワ対策!

こんにちは!COCO.libraryのゆうくです!
僕は現在20代後半で、もうすぐ30歳になりますが、最近になり目元のシワが気になってきました。
そこで、シワについて調べてみると実はシワの悩みは30代から急増する¹⁾と言われており、そろそろ対策を始めなければ!と危機感を感じました。
なぜなら、シワが作られるメカニズムを考えると「予防」のケアがとても重要だからです!
そこで今回は、僕と同じような悩みを抱える方にぜひ知っていただきたいシワのメカニズムや対策をまとめてみました!
ぜひ最後までお読みいただき、一緒にシワ対策をしていきましょう!


シワの種類と進行

まずはシワとは何か?なぜできるのか?について説明します。

シワは、肌表面に折り目のような溝ができた状態です。
この溝は、状態が進行していくほどに深くなっていき、その度合いにより以下の2つの種類に分けられます。

・表皮性のシワ(初期段階)
乾燥により、「肌表面」にできるもの。
・真皮性のシワ(進行した状態)
表皮性のシワが、より「肌の深く(真皮)まで」刻まれたもの。

20代後半から40代までに見られるシワは、まだケアが容易な「表皮性」であることが多いのですが、「真皮性」まで進行してしまうとケアが難しくなります
そのため、表皮性のシワで進行を食い止める対策が重要になります。

シワが定着するメカニズムと深くなる原因

表皮性のシワが定着するメカニズム

目元や頬などの肌が乾燥すると柔軟性が低下し、固くなってしまいます。
そのような肌が固い状態で表情をつくると、一時的にシワができます。
一時的にできただけのシワも、肌が固い状態で繰り返し同じ表情をすることてシワが定着します。
また、一時的なシワの状態のままケアをせずに放置すると、シワとして定着してしまい、これを表皮性の「表情シワ」や「乾燥小じわ」と言います。

表情ジワができるまで³⁾(左:試験前 中央:表情による線の跡 右:8年後のシワ)
引用:New wrinkles on wrinkling: an 8‐year longitudinal study on the progression of expression lines into persistent wrinkles,  G.G. Hillebrand et al., British Journal of Dermatology, Volume 162, Issue 6, (2010)

真皮性のシワへ進行する原因①:紫外線

紫外線を浴び続けることで、「光老化」と呼ばれる肌の老化現象が起こります。具体的には、紫外線により肌の奥にある「繊維(エラスチンなど)」が分解や変性が起こり、肌の弾力性が失われます。
それにより、肌は弛み、真皮性のより深いしわが形成
されてしまいます⁴⁾。

紫外線によるシワ発生のメカニズムの一部⁴⁾

真皮性のシワへ進行する原因②:加齢

加齢に伴い、肌のハリや弾力を保つ働きがあるコラーゲンや弾性繊維の産生が減少/分解されやすくなります。
これにより、肌は弾力性を失い、たるみによる溝が生まれ、深いしわが刻まれていきます。

コラーゲン繊維の減少によるシワ形成⁵⁾(左:若い肌 右:老化した肌)
引用:Anatomy of Facial Aging, grossepointedermatology, (2023/12/19)

以上の3つが、主にシワを深く進行させる原因です。
ではこれらの原因を踏まえて、シワが深く刻まれないようにする対策をご紹介します。

シワの定着予防と進行を抑える対策

上記の原因に対して、必要な対策は以下の3つです。

表皮性のシワの定着予防:保湿(エモリエント)効果のある化粧品を使用

まず一時的に作られてしまったシワが定着しないように、しっかり「保湿を行うこと」が重要です。
保湿の仕方に関しても、水分を補うだけではなく「油分(特にエモリエント成分)」が含まれる保湿オイルなどの使用がオススメです!
「乾燥で皮膚が固くなること」を抑えて、皮膚を柔らかくしてくれる効果があるため⁶⁾、シワの定着を抑えてくれる効果が期待できるためです。

また、目元は特に皮脂が少なく乾燥しやすいため、まだ顔全体にクリームは必要ないと思っている方も、アイクリームを使うことをオススメします。
今日はいつもより乾燥した環境下にいた、一日表情豊かに過ごしたなと思った方はぜひ、お疲れ様の気持ちと共に油分を加えたアイケアをしてみましょう!

それでもとうとう表情シワや乾燥小じわとして定着してしまったら、
乾燥による小じわへの有効性が確認された「抗シワ試験※済」のスキンケアでケアしましょう。
※抗シワ試験済とは、「乾燥による小じわを目立たなくする効果があること」を確認する試験です。
国が設定したガイドラインに沿って、化粧品の連用前後でのシワへの深さや本数などのグレードが変化したものを言います

真皮性のシワへの進行対策①:紫外線ケア

外出時には、日焼け止めを使って紫外線ケアをしましょう。
ポイントは「年中、毎日紫外線ケアをすること」です!
なぜなら、紫外線の1種である「UVA」は夏だけでなく年中ある程度一定の強さで降り注いでいます。
このUVAは、エネルギーは弱いですが、より肌の奥まで侵入するためじわじわと肌にダメージを与えていきます。
そのため、毎日紫外線ケアを続けられるように習慣化していくことが重要になります!

真皮性のシワへの進行対策②:スキンケアでのアプローチ

そして、真皮性のシワにまで進行してしまわない対策の一つとして、シワの改善効果が認められている有効成分が配合されている医薬部外品のスキンケアを取り入れる方法があります
※有効成分は現在以下の5種類あり、コラーゲン繊維や弾力繊維などの分解や変性を抑える効果が期待されます。

・ニールワン
・純粋レチノール
・ナイアシンアミド
・VEP-M
・ライスパワーNO.11+

まとめ

最後に、今回の記事の内容をまとめていきます。

・シワは予防が重要
・シワが定着しないように、目元は常に保湿して油分を含むアイケアを
・乾燥により「表皮性のシワ」が定着し、「真皮性のシワ」へと進行していく
・「表皮性のシワ定着を予防するために「保湿(エモリエント)効果」「抗シワ試験済」の化粧品を使用する
・「真皮性のシワ」へと進行させないために、日焼け止めの使用/シワ有効成分配合の医薬部外品の使用を推奨

シワがまだ気になっていない人でも、できてからではもう対処できなくなる可能性もあるため、早めの対策がとても重要です!
5年後、10年後の自分が若くいるためにも、ぜひこの記事を活用してシワの対策を始めてみてください。

■参考文献
1) 現代女性のシワに関する実態調査, セプテム総研(参照:2023/12/19)
2) Facial expression under stiff stratum corneum leads to strain concentrations, followed by residual wrinkle formation, Y. Hara et al., International Journal of Cosmetic Science, Volume39, Issue1, (2017)
3) New wrinkles on wrinkling: an 8‐year longitudinal study on the progression of expression lines into persistent wrinkles,  G.G. Hillebrand et al., British Journal of Dermatology, Volume 162, Issue 6, (2010)
4) 光老化によるシワの形成機序とその予防, 芋川 玄爾ら, Skin Cancer Vol.18 No. 2,  (2003)
5) Anatomy of Facial Aging, grossepointedermatology, (参照:2023/12/19)
6) 液状油による皮膚柔軟化メカニズムの検討, 小池徹ら, 日本化粧品技術者会誌, 45巻1号 p.14-21, (2011)



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