マガジンのカバー画像

モノ書き

96
運営しているクリエイター

2016年9月の記事一覧

freedom

freedom

5年ほど前から毎年この夏の終りにアーティストのMINMI主催のfreedomに行っていた。
レゲエアーティストはもちろん、加藤ミリヤ、AI、西野カナ、10-feet,、サンボマスター、さらには藤井フミヤ、さだまさし、玉置浩二(青田典子)まで普段聴かないジャンルまで青空のもと音楽を楽しんでいた。

そう、freedomのサブダイトルは青空なのだ。

突き抜ける青空と秋を感じさせないほどのエネルギーに

もっとみる
寄り添いあい

寄り添いあい

人は誰しも強くない
人は誰しも誰かに頼りたい
人は誰しもその誰かを探している、気がする。

誰か頼る人はいるだろうか?
頭の中に浮かぶその人たち
本気で頼りにしているのだろうか?

私は誰かの頭の中に浮かぶのだろうか。
一生のお願いを聞いてあげるほどの力があるのだろうか。

どこかで冷たい空気を感じる。
「所詮・・・」の言葉が流れる、冷めきった風。

どこかで熱い空気を待っている。
「あなただから

もっとみる
求愛ダンス

求愛ダンス

代わりだらけの世の中で
私を見つけてほしいと
私を求めてほしいと

声には出さずに、翼を広げる。

下手くそなダンスをしてみても
観客のいないステージで私は輝くことができなくて

つらつら並べただけの言葉には
音はあっても言霊はないと弾かれて
パソコンには残っても人の心には残らない

私の居場所はここじゃない、
広げた翼で大空に羽ばたいた。

代わりだらけの世の中で
私を見つけてほしいと
私を求め

もっとみる
希望

希望

開けてもいないその扉の向こう側に
私は何か期待している。

始まっていないそのストーリーに
今はただ胸が騒ぐだけ

開けてみたその扉の向こう側は
どんな風景なのだろう

この胸の騒がしさは
ストーリーの経過とともに
落ち着きを取り戻すのか、はたまた心を乱すのか

知っているのは
扉を開けた私
ストーリーに踏み入れた私

私しかいないのだ

パッチワーク

パッチワーク

私が言葉にするたびに
ポロポロと小さな布切れが
胸から剥がれ落ちる

一つ、一つ
また一つ。

気付いた時にはボロボロの布

使う前に褪せてしまった
言葉だけの夢

落ちた布をかき集めて
紡ぎ始める。

形を整えて
いろんな色を織り交ぜて

出来上がった一枚の大きな布は
今度は大切に、大切に

ひとまず目を閉じて
そっと布をかけて
またキラキラした夢を見よう。

繋がったこころを
形にしよう。

もっとみる