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上司が全自動武勇伝マシーンに思えたとき

※前の記事にスキくださった皆さんありがとうございます。心の傷は癒えていないものの、前に進むためにも、今日から普通の記事を書こうと思います。


こんなタイミングで恐縮ですけど、久しぶりに愚痴言ってもいいかしら?

春はあけぼのではなく、辞令やら異動やら何かとザワつく季節。面談や出張で、上司との関わりが純増の今日この頃。

今までも違和感はあったが、その輪郭がボヤっとする程度で済んでいたものの、関わりが増えて確信に変わったことがある。

武勇伝、武勇伝、武勇デンデンデデンデン

その人は若くして役職に付いたのだろうし、歴任したポジションで結果を残してきただろうし、そのたび評価されてきただろう。指示内容も分かりやすくて的を得ているし、仕事も人生も、語れる引出しが多い。

その自負があるのは結構だが、親子ほど年齢の離れたわたしにものすごい勢いで自分の話をしてくる。

まだ、5,600,000歩譲って(譲れてない)過去の功績だけを語る分には、聞いてやっても良いが(思ってない)「○○と●●は仕事上、相性が良くないから、その仲裁に入るのはいつも自分だ」的な、要するに、人徳あるオレ・人望溢れるオレ・オレオレ、オレオレオレ あ~あ~真夏のジャンボリ~ レゲエ砂浜ビッグウェーブ と歌い始めるわけだ、厳密には歌ってはいないものの。

そのたび「また始まったよ、湘南乃風。真冬にこんなもの、ただの浜風じゃねか」………って思えればいいけど、1日が終わると、どっと疲れが出て、地味に嫌なストレスが溜まるのよね。

それを聞くたびに「万人皆、誰かしらに嫌われながら生きてるのね」と思うし、「力になりたい」と自発的に思える相手を除いて、全員を平等に救うことも、大切に思うことも不可能なのでは…?という疑問がだんだんと確信に変わっていく。

人生のうちで占める労働時間を考えた時に、「働く」は生きることと同義とも取れるけど、それで自分が疲弊するのは違うな…と思う。だって、どんなに必死で演じても、隠れ嫌悪人は必ずいるのだから。傷付いてしまうので、一生隠密でいてくれ。

常々思うけど、計らずとも浴びてしまう他人の自慢話ほど、萎えるものって無い。それがインスタグラムならミュートにも出来るが、生身の人間から繰り出されちゃ逃げ切る術が無い。成人したからには「黙れ小僧、お前なんぞミュートにしてくれるわ」とも言えないわけだ、それに8割方、相手は小僧ではないわけだし。

とはいえ、誰かが喜べば見ているこっちも嬉しくなるし、自分と同じように悩みがちな人には、わたしで良ければと手を貸したくなる。決して卑屈の塊というわけではなくて、オレオレ武勇伝が苦手なのだ。

好きでもない男の武勇伝を好んで聞くわよって人、手挙げて、本当に存在する?というか、オレ様の武勇伝、そんなもん他人が聞きたいわけねぇって慮れないところが、もうなんていうか嫌いだ。

待て待て、危うく「黙れ小僧、お前なんぞミューt…」くらいまで出そうになるもんで、わたしも自分の話をしてしまい、それに負けじと被せて来てるパターンある?これこそ、殴り愛 立春じゃねぇか、鈴木おさむ先生に脚本書いてもらおうか。


「これから大変になりますね」

そう言われるシチュエーションや表情から察するに、「力貸します!」「頑張ってください!」ってニュアンスじゃなくて、「お手並み拝見」とか「ご愁傷様」とか、後者の枕詞感が強いように感じる。

それさ、言われた側にとって一体何になるん?って毎回思うわけ。わたしは、絶対に言わないように気を付けてるけど。

時間を使って事前に対策が練れるならまだ良いけど、その時にならなきゃ分からないことを心配しても不安になるだけだから。実際に悪寒のごとく、不安で震えてるんじゃ、ワシは(健康です。)

お前らの隠密嫌悪人、たぶん多いからな…って思うわ。この場合は、隠れてないで出てきてくれ隠密よ、出てきて攻撃しろ隠密たち、ほら攻撃だ攻撃。


こちらに吐き出して供養したら、スッキリしました。

愚痴を言うと、その感情がもっと鮮明になって加速するような気がして、しかも、何故か負けたような気分になってくるから、出来るだけ言わないようにしているんだけど、これからは定期的にこちらで焚き上げようと思います。

きっとみんな何かと戦って、誰かと折り合いつけて、たまに引きずりながらも一生懸命に生きているんですよね。その過程で、自分本位に他人を傷付けたり、時間を奪ったりするのは良くない。

自分の話よりも、向き合っている相手の話を聴いてあげられるくらいの余裕は、いつだって持ち続けていたいものです。

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