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童心

10
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童心  10

童心 10



これは、私の5歳くらいの肖像です。

ペコちゃんより ほっぺが赤くてふっくらしていました(笑)

彼女は、

冬でも、素足で下駄が大好きでした。

野生児だったのかな・・・

そして、遊びに疲れると、石の上に乗って、

時間旅行をするのです。

今朝、靖国通りをドライブしていたら、ふと閃いたのですが、

もしかしたら、石がなんでも知っているのではなくて、

レコードにたとえるなら、

石が

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童心 9

童心 9

今夜は、クリスマスイブですね

私は、あまのじゃくだから、

クリスマスソングを聴かずに、

"海ゆかば" と さだまさしさんの "防人の詩"をリピートしながら夕飯をいただきました。

子供の頃からのあまのじゃくは、今も健在です(笑)

でも、今夜 ひとりで過ごされている方に 密かに 来年こそは良い出会いが待っていますようにと祈ってますよ❗️

童心 8

童心 8

不思議な石

5歳の頃の出来事です。

いつものように、お庭で穴を掘って遊んでいましたら、

ふとヘンテコな石が、私のしゃがんでいたすぐそばの地面に 忽然と置かれていました。

手のひらに乗るくらいの大きさでした。

石のようで、なんだか 不自然な形なので、

しばらくは触らずに じっと観ていました。

すると、少し 動いたように感じました。

動いたというよりも 小刻みに震えたといったほうがよい

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童心7

童心7

〜石は、なんでも知っている〜

私が 7歳まで遊んでいた庭には、大きな石がごろごろ在りました。

曽祖父は、大木だけではなく 大きな石も大好きだったのでしょうね、

だから、遊びに疲れると 石の上に座ったり、立ったりしていました。

石の上に立って、目を閉じると

時間旅行が出来ました。

まだ行ったことも見たこともない、異国の風景が 小さな私の頭の中で 小川のようにサラサラと流れました。

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童心  6

童心 6

私は、時折 考えます。

地面と空、その間には 何があるのだろうか・・・

子供の頃から、ずっと考えて来ました。

あの青空は、手の届かないところにあるのかしら?

地面からどのくらい高く上れば、お空と呼べるのかしら?

じゃあ、地面でもなく お空でもない この空間は、一体なんなのかしら?

お絵かきをしているとき、必ず この疑問が沸き起こりました。

ところで、もうすぐクリスマスですね^_^

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童心 5

童心 5

7歳まで

私は、来る日も来る日も 同じ庭で、

大木に囲まれて遊んでいた。

穴を掘って遊ぶのが大好きだった!

そこは粘土質の土だった。

だから雨が降った次の日の朝は、

庭一面、水たまりばかり(笑)

水たまりに映る 青空や流れる雲を眺めていた。

水たまりの中に

別の世界があるのだと信じていたあの頃、

大掃除の合間に、あの頃を思い出しながらラクガキしてみました。

童心  4

童心 4

「大人になったら、何になりたい?」

そう 尋ねられたら、なんと答えてましたか?

私は、尋ねる相手によって違えていました。

子供の頃の私は、かなり空気読むタイプだったのかも(笑)

大抵の大人に対しては、

「将来、学校の先生になりたい。」とか、「結婚して お母さんになりたい。」とか、当たり障りなく答えていました。

少しは話の通じそうな大人に対しては、

「漫画家になりたい。」とか 「冒険家

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童心  3

童心 3

実際、私は いったい いくつなのか、女なのか、男なのか、人間なのか、どんな顔をしているのか、家族はどんなメンバーだったか、

どこに住んでいるのか、、、どこの国なのか、

真夜中、ふと目が覚めると、

まったく定かではなくなり、しばらく茫然とすることがあります。

一月に一度くらいの割で、こんな感覚に包まれます。

そういう時は、妙に冷静で 落ち着いているもう一人の自分が存在しています。

その

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童心  2

童心 2

三輪車、

私の為に 両親が買ってくれた

赤い三輪車、

あれほどに大切にしたものは 他にあったであろうか?

赤い三輪車、

それは 私にとっては、

単なる三輪車ではなかった。

ひとたび、空想の世界に持ち込まれると、

それはオートバイ、ペガサス、UFO、・・・

様々な乗り物に早変わりした。

念入りに整備もした。

ピカピカに 磨き上げた三輪車、

それを ずっと眺めて 空想にふけって

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童心

童心

童心
大人がとらえている童心ってなんだろう?

自分が子供だった頃、

あなたは、どんなこと考えてた?

私は、良い子とか悪い子とかにこだわってはなかったなー

ほとんどが空想の世界で生きていた。

今日は、インディアンの酋長の娘なんだぞ〜!

そう念じると、

周りの世界が一変した。

道具なんか いらなかった!

ほとんどが空想で間に合った。

でも た

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