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4年間の塾講生活を終えて

昨日、4年間働いた
個別指導塾を退職しました💐

本当に楽しい4年間だったなあ🥹

ここを選んでよかったと改めて感じたし、
4年間続けてよかったと心から思いました。

今回は、この4年間の塾講生活を振り返って
何を学んだのかつらつら書いてみます📝

なぜ塾講になったのか

私は、大学入学のタイミングから
塾講になることを決めていました。

せっかくなので最初から振り返る。。。

高3の時に塾の先生にお世話になったから、
というありきたりだけれど
自分にとってはとても大事なきっかけでした。

夏休みが終わるまで、
運動会準備に明け暮れていた私でしたが、
運動会が終わって塾に通うことに。

今振り返ると、残り半年で塾に通うには
舐めすぎている高すぎる志望校でした。(笑)

そこで出会った数学の先生が、
私が塾講をすることになったきっかけとなる人です。

後々聞くと、
私が入塾した時先生は退職を考えていたそうで、
「この子担当してから終わらん?」と塾長に言われ講師を継続することを決めてくれたそうです。

全然数学ができない上に、
過去問題は難しすぎるというダブルパンチの中

授業で扱う問題は私のために
必ず自力で解き切ってきてくださり、
全然解けないくせに細かいことだけは聞いてくる鬱陶しい生徒is私が質問したことも、
丁寧すぎるほどに一緒に考えてくれました。

(夜中3時まで考えてきてくれたこともあった)

今まで自力で勉強できるタイプだったので、
そこまで塾の恩恵を受けたと感じることは少なかったですが、
大学受験はその先生と二人三脚だったからこそ頑張れたと思います。

結局志望校には合格できませんでしたが、
先生から学んだものはとても多く、
先生の姿を見て
「大学生ではこの塾で塾講やろう」
と思いました。

たまたま下宿先の近くに同じ塾があったので、
入学式の次の日くらいにはバイトを申し込み、
次の次の日くらいには面接を受けて
晴れて講師になっていました(笑)

2年間のリーダー経験

1年目はほとんど記憶がありません(笑)

授業のこと、生徒のこと、業務のこと
覚えるのに必死すぎました

そしてなぜか2年目には
教室をまとめるリーダー講師になっていました(?)

1年目の時に見た
3人のかっこいいリーダーの姿を見て
私もそのうちやりたいな〜と思っていたら
翌年なってました。え?

私の塾では講師の人間力育成に
力を入れていることもあり、
リーダー講師は教室の運営全般を任せられている割と責任の大きい立場でした。

2年目講師が講師全員をまとめて、
教室の方針を考えて、
それを他の教室とも共有するという
なかなかいい経験をさせてもらっていました

(しかもなぜかその年に限って私1人だったし)

そしてその次の年は、
私の姿に感化された(と信じたい)同期と後輩が
リーダーに加わってくれ、
3人体制で教室運営をしていきました。

(「昨年できなかったことをさらに活かしてみたら?」という教室長の口車にほいほい乗せられ、なかなかないリーダー2年目を経験するちょろい私)

この2年間のリーダー経験では
正直リーダーとしての自覚はあまりなく
とにかく教室を引っ張っていこう!としか
思えていなかったです

他団体でもっとエグいリーダーを経験したので)^o^(、この時の経験なんてリーダー経験とは
胸を張って呼べません。

でもやはりリーダーになったことで
みんなの見本にならないと!と
授業にも気合が入ったし、

講師のちょっとした意見にも
トウジシャイシキさんが発動してしまうことも多かった

なんだかんだ後輩たちが
次リーダーやります!って言ってくれたり
リーダーを終えた私のことを今でもリーダーと
呼んでくれる人がいることは
頑張った証なのかなあと思います。

講師経験で学んだこと

私の塾では毎年3月に
全国の教室が集まって研修があります。

昨日のその研修をもって私は退職しました。

内部リクルートの長期インターンで仲良くしていた女の子が卒業講師代表として話していました。

ちなみにその長期インターンも本当に
楽しかったし学びが多かったなあ💭

全国にはこんなに熱い講師が
たくさんいるのかと感じた半年...懐かしいなあ。

彼女のこの言葉が本当に心に沁みた。

「ひとのためにという気持ちが
いちばんの主体性の原動力になる」

この4年間、本当にがむしゃらに
講師をしてきました。

バイトではあるけれど、
お金のためにと塾に行っている感覚はあまりなく
生徒のためを思って出勤していました。

一人暮らしの時も
長く帰省しすぎたら生徒に良くないと
塾に合わせて帰省していたなあとか

就活や長期インターンが忙しくても
ここで休んだら生徒に支障が出ると
休まず出勤していた3回生のころとか

思い返すと当たり前のように
生徒を1番に考えていた塾講生活でした。


「少しでも勉強を楽しいと思ってほしい」

この一心で講師を始めた4年前

高校の頃、
自分の工夫次第で勉強が楽しいものだと気づき、それを少しでも中高生に感じてほしいと思っていました。

(少しでも楽しく勉強できるような教材が作りたくて、教材出版を志望していた時期もあるくらい)

特に3年目以降は大好きな古典を担当することが増え、古典を少しでも
へ〜おもろいやん、と思ってもらえることが
何よりのやりがいでした

「先生に教えてもらうようになってから、
古典が楽しくなってきた!」

その言葉だけでどれだけでも頑張れたなあ。

あとはやっぱり、
勉強って覚えるとか目の前の問題の答えを出すことが大事なんじゃなくて
考え方を知って欲しかったし、
少しでも大学や社会に出た時に活きるように
捉えて欲しかった

太宰治の本で
「何に活きているかわからない勉強も、
いつか何かのためになる。
勉強するというのは大事〜‼️」
的なのを読んだことがあって(最後まじ適当)

私自身、勉強の過程とか知見が広がる感覚が楽しいと思っていたから、
それを少しでも感じてもらえることを大事にしていた。

だから、

「先生に教えてもらうと色んな考え方を知ることができて、1番「学んだ!」って感じがします」

とツンデレ高3生が手紙に書いてくれた時は
1番やりたいことをできていると実感しました。


勉強だけじゃなくて、
学校であったことや恋バナ🤭、将来のこと
本当に色んなことを話してくれる生徒たち。

子供ってこんなに心を開いてくれるんだなあと
感じることがたくさんありました。

だからきっと、
塾講師というのは私が思っていた以上に
生徒の学生時代に影響をもたらす存在なんだと
強く感じています。

「塾講師」という名前だけで見ると
大学生のよくあるバイトランキング上位だし、

体育会とか事業立ち上げ〜↑みたいな
大きなスケールじゃないかもしれないけれど、

大学生という立場で
中高生に影響を与えられた経験って
本当に貴重だし、
改めて4年間頑張ってよかったなあと感じます。

しみじみ...

働く環境にも、
本当に本当に恵まれていました。🍀

私の働いていた教室は
講師25人ほどの割と小さな教室でした。

でも講師全員が熱い熱い🥵

生徒のために全力投球が当たり前

塾に住んでんのか?みたいな人がいるほど
一生懸命な人が多い職場でした。

今考えると、小規模で全員アツアツの環境に
惹かれるのは
もしかしたら塾の影響なのかもしれません。。

同期にも先輩にも後輩にも
本当に恵まれて
塾に行くのがいつも楽しかった。


長々と書きましたが、
4年間生活に染み付いてきたバイトを
離れるのはすごく寂しい🥹

この経験が、社会人に活きているのを
きっと実感するんだろうな。

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