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《ハローワーク体験記》会社を退職して失業保険をもらった話

こんにちは。
私は2023年に会社を退職し、今は個人で動画制作の仕事をしています。

会社を辞めて一旦は夫の扶養に入ったのですが、雇用保険(いわゆる失業保険)を受給して、個人で仕事をしていくための準備期間の費用に充てました。

今回の記事は私のハローワーク体験記です。
雇用保険の受給については人によって色々と条件が異なるので、詳しくは最寄りのハローワークなどで相談することをオススメします。

なお、雇用保険の受給のためにハローワークを利用していますが、仕事は自分で獲得しているので、ハローワークから仕事の斡旋を受けたことはありません。


退職前〜退職後の手続き

離職票を入手する

雇用保険(失業保険)を受給するには、会社が発行してくれる「離職票」が必要です。
私の場合は、離職票の発行を希望するかを会社側が聞いてくれたので、すんなりと入手することができました。
退職日から数日程度で自宅に郵送されてきたと記憶しています。

ハローワークのサイトから求職者の登録をする

雇用保険(失業保険)を受給できる条件の1つが、
現状働いていないが、働く意欲がある人=求職活動をしている人
となります。

よって、ハローワークにおいて「私は求職活動をしている人です」という登録作業が必要になります。

これはハローワークに行ってからもできるのですが、
日や時間帯などによっては混むこともあるので、事前にサイトから登録しておくと便利かと思います。

離職票を持ってハローワークに行く

求職登録をしたら、離職票やマイナンバーカードなど所定のものを持って最寄りのハローワークに行きます。
職員さんに雇用保険受給の手続きをしたい旨を伝え、窓口で書類のチェックなどをしてもらいました。

この時点では雇用保険の受給ができるかどうかや受給金額は決まらず、指定された日に次回また来るよう指示をされます。

求職登録後にやることと受給の流れ

雇用保険受給者初回説明会に行く

申請をしたときに指定された日時でハローワークに行きます。
ここで、今後の雇用保険の受給に必要な書類が渡され、その後の流れの説明を受けます。

雇用保険の受給の金額や期間もここではっきりわかります。

私の場合は自主都合での退職のため、7日間の「待機期間」+2ヶ月の「給付制限」というものがありました。
お役所の単語がわかりづらいと感じるのですが、要するに、「自分で辞めたんだから当面の生活費くらいは貯金してるよね」との建前のもと、申請してから7日+2ヶ月経過した後で、ようやく雇用保険の認定対象期間がカウントされ始める、というものです。

もう少し具体的にいうと、私は以下のようなスケジュールでした。

7/20   求職登録した日
8/4     初回説明会
10/11(頃)  9/27-10/10の14日間分について支給される
11/8(頃)   10/11-11/7の28日間分について支給される

制度やスケジュールについても、初回説明会で説明してもらえます。

4週に1度の「認定日」にハローワークに行く

雇用保険の受給は、あくまで「働きたいけど今は働き先がない人」という前提条件があるので、ハローワークから「あなたはその条件を満たしてますね」と認定してもらう手続きが必要になります。

「失業認定」と言い、失業状態であることが公的に認められるという感じです。(「失業」ってインパクトがすごい表現・・・)

4週に1回「認定日」という日を指定されますので、その日にハローワークに行き、指定の書類に求職の状況とか、就職に向けて活動していることなどを記載し、窓口で確認をしてもらいます。

問題がなければ、認定日の数日後に自分の口座に雇用保険が支給されます。

私の場合は、個人で仕事をし始めてはいましたが、勉強しながらだったので生計を立てられるほどの仕事をしていたものではなかったため、雇用保険の受給対象と認定されました。
(もちろん、必要なことを実態に合わせて申請しています)

認定日〜次回認定日の間に、2回以上の求職活動(と認められるもの)をする

「あなたは失業状態で、かつ仕事探しをちゃんとやってますね」と認めてもらうために、求職活動というものが必要になります。

認定日は4週間ごとですが、その間に2回以上の求職活動の実績がないと、雇用保険の受給条件を満たしません。

では、求職活動は何をすればよいのか、ですが、
雇用保険の受給は不正受給が後を絶たないようで、お役所も目を光らせているようです。(いいことですね!)
かつては、ハローワークのサイトで求人票を眺めるだけでも実績としてカウントされた時代もあったと聞きますが、今はちゃんと企業に対して応募をしていることだったり、仕事につながる資格試験を受験したり、といったことが求められます。

ただ、具体的にどういったことが求職活動として認められるのか、なかなかわかりづらかったので、私は窓口に都度都度相談をしました。

ハローワークを体験してみて思ったこと

なんとなくですが、ハローワークは近づきがたいイメージを以前は持っていましたが、私の最寄りのハローワークは建物も小綺麗で、窓口の職員さんたちも話しやすい人が多かったです。

今回会社を退職して個人で働き始めるにあたり、安心して勉強に打ち込むためにも、雇用保険の受給はありがたいなと思いました。
スクールなどでしっかりリスキリングすることによって条件の良い仕事を獲得することにつながったとも感じているので、条件を満たす方は制度の活用をしてみるのもいいかもしれません。



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