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『富の循環』ー豊かな生活とはー

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第一回を限定期間無料公開!!『富』の一端を担い経済構造を支えるシステム『お金』を考えた私たち人間が進むべき「豊かな生活」とは何か。本当の『富』『裕福』とは何か、もう一度問う。全1… もっと読む
これから変革の時代がやってくる!!本当の「豊かさ」とは何か。お金の在り方を知り、心身的な視点から構… もっと詳しく
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富の循環 第一回 お金の本質(7641文字)

マガジン内、有料コンテンツの『富の循環』の 内容の一部をご紹介  マガジン内、有料コンテンツの『富の循環』の内容の第一回を期間限定でご紹介します。倫理的立場から、あるいは生命の立場から、「富」についてあらたな切り口で語ります。 目次 豊かな生活とは    はじめに 第一回 お金の本質 1)「お金」の姿 2)「お金」を成すもの 3)「モノ」「ヒト」「カネ」 の関係 4)「能力の表現」とは 5)「お金」との向き合い方 第二回 お金の指向性 1)「お金」の役割とは

富の循環 第二回 お金の指向性

お金の指向性  今回は、「お金」の指向性ということで、お話しをして参ります。ここでいう指向性とは「お金」の性格のようなものであるとお考え下さい。はたして「お金」の性格とは?と不思議に思われることでしょう。 「お金」はひとつのツールであり、それを使う人間の心情が映し出され「お金」にも性格、つまり品格が映り込むのです。 そこで今回は、人間が作り出した「性格」を映しだすもう一つの「共通理解」の最たる概念である「言葉」に准えて「お金」を見直していきます。 まず「言葉」の性質や

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富の循環 第三回 内なる錬金術

内なる錬金術 世の中の『富の循環』に関与する最大のツールの「お金」が、本来の姿である「天下の回りもの」であれば良いのですが、現代社会では、どこか富が一極集中している感が否めません。  それは、企業の内部留保の数字でも明らかですし、リーマンショック後から高度な構造計算的手法で経済制度改革はなされましたが、結果的に富める者と貧しき者の対立構造を生み出しているようで、建設的な協調関係や生産的な打開策もなく時間だけが経過してしまいました。  バブル経済崩壊からおよそ30年以上経過

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富の循環 第四回 錬金術と打ち出の小槌

錬金術と打ち出の小槌 もしあなたの目の前に大黒様が突然あらわれて「打ち出の小槌」を好きに使っていいと言われたらどうしますか?。それを使ってなにをしますか?。家を買う、あるいは車を買う、旅行に行く、有り余る時間で好きなコトをする、あれもしたい、これも欲しい・・・。  では、「打ち出の小槌」は実際にはありえないとしても、宝くじで1億円が当たったら、何をしますか?。私たちは、普段そんな大金を手にすることなど考えてもいないはずです。たいがい月給としてもらった給与のほとんどを消費して

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富の循環 第五回 価値の創造

価値の創造 今までは富の象徴である「お金」の価値観などについてお話ししてきましたが、これからは、価値観そのものについて、そして本当の「富」とは何かについてお話しを進めて参りたいと思います。  一人ひとりが自らの力で「価値の創造」を自覚すると、単に欲しいモノを探すという外部欲求から、志向性を持ち創造を培う内部欲求を持つようになり、分かち合う世界にシフトします。奪い合うことが無くなり、お互いを尊重できるようになります。この考えは未来に開かれた方向性をもっています。  何を価値

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富の循環 第六回 美徳の教え 前編

美徳の教え 前編 今回から「徳目」のお話をして参りましょう。だいぶ先に伸びてしまいましたが、このシリーズ『富の循環』において、この「徳目」の命題が重要課題であると考えています。ですから、内容も前編、後編に分けてご説明して参ります。  主要な「徳目」として掲げている言葉は、「仏教のダンマ」として言い伝えられ、日本では「達磨(ダルマ)」としてもお馴染みですが、「徳目」の法則とお考えいただいてよいでしょう。仏教では、これら「徳目」を「美徳」として「十のダルマ」を説いていました。

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富の循環 第七回 美徳の教え 後編

美徳の教え 後編 note マガジン シリーズ『富の循環』として連載していますが、このシリーズもいよいよ終盤に入って参りました。 もしかしたら、これまで「富」とは何かについて、あまり先が見えずご不満をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。 また、「錬金術」やら「打ち出の小槌」やら「錬金マインド」の話も、興味はあるけれど、戸惑っておいでの方もおられるかもしれません。  そして、ここからの「美徳」のお話も、かなり辛抱が必要かもしれません。  お寺だったら、住職さ

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富の循環 第八回 錬金マインドと小槌の効能

錬金マインドと小槌の効能  「美徳」のお話しはいかがでしたでしょうか。  「十の美徳」の中で、どれも徳目として重要なのですが、特に3つを挙げよと言われたら、「1.寛容」と「5.純潔」と「9.無欲」でしょうか。この三つの徳目は、理解を深めれば深めるほど「美徳」に込められた「愛」を実感できるとでも申しましょうか、私にはそのように感じます。  目的としての「寛容性」、そして、内部のマインドを保つ「純潔性」、そして、人生を華の如く振る舞うための「無欲」。そして最終的に「独居」へ

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富の循環 第九回 『富』とビジネス

『富』とビジネス 今回は、『富』とビジネスについて考察をして参ります。特に『富の循環』という視点から、持続可能な社会へ向けた経済の在り方とは、どのような姿になるのか。検証して参りたいと思います。  ここまで『富の循環』について、「マインド」の調整方法に関係する様々な「美徳」や「徳目」についてお話しをしてきました。そして、「幸せ」や「幸福」あるいは「福」そのものの概念、さらには「豊かさ」や「富」とは何かについてもお話しを進めて参りました。  最近、本屋さんに並ぶ「幸せ本」と

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富の循環 第十回 富の構造

富の構造 今回のシリーズ「富の循環」では、「富」が循環するために、「マインド」をどのように働かせるのか、その「内部」「外部」の環境を調整するために必要とされる「錬金マインド」や「打ち出の小槌」、そして「美徳」をテーマにお話しを続けてきました。 それでは、集大成の最終回をお楽しみください。

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