【ベビ活】“ちゃんと”残念がることができるようになった事

ベビ活始めて5年、
45歳という年齢からか、スタートから卵胞刺激ホルモン(FSH)の値が高く、排卵が10日遅れ、採卵したものの、卵は空っぽ。その後、生理も5日ずれ、自分の中で何が起きているのか。1周期が長かった今回。それが意味することは分からないけれど、自分の変化を書き留めておこうと思います。

「次」の前にあるものを見ること

今まで卵が空だったことはなく、採卵できて、顕微授精をして、5日育つまで待つ。そこまで育たなかったことがいつものパターンでした。その度にすぐ「次、頑張ろう!」って前を向いてきました。本当はそこに絶望感や、無力感があったのに、そこを見てしまうと次に向かえない、立ち直れない気がして「ない」ことにしてきた。

パートナーも同じく、「次だね」って。本当はその反応に痛みがあった。私だけが大変な思いをして、簡単に「次だね」って言わないでって。本人には言えなかったけれど。。。その言葉の奥にあるほんとうのことは本人にしかわからない。私も言わないからパートナーにはわからないし、パートナーも言わないからわからない。

でも、今回は「残念がある」「悲しい」「不安」をちゃんと伝えた。それは一気にではなく、出てきた都度。
今回、一番がっかりしたのは、卵を育てる薬を飲んだけど全然育ってなかった時。自分にはどうすることもできない無力感。病院で涙が止まらなくなって、状況報告と一緒に「悲しいがあります。」ってメッセージをしました。
悲しいねマークがちゃんと受け取ってもらえた気がした。

卵が一生懸命頑張っている

今回の卵胞は育つのがゆっくりでした。治療としては、5日後に成長具合を見ましょう→5日成長具合見ましょう→育ってきているので3日後に確認しましょう→翌日採卵しましょう。

不妊治療ですが、治療じゃないよねっていつも思う。ただ、その何日様子見るとかは先生や病院の経験値があるよなぁと思う。私が通っている病院は小さい方なので、一人の先生で決定ではなく、他の先生の意見を聞いたりして決めてくれている気がしている。今まで内診後すぐ診察だったのが、すごく時間がかかっていたからそうじゃないかなという予想。

今回のゆっくり育つ卵。

とても愛おしかった。頑張って育ってくれている。環境が悪い中、成長をあきらめないで精一杯育ってくれている。マイペースな私たちみたいだねって思った。

今まで一定の周期で創られていた卵。それ自体が奇跡なんだ。だから改めて思う。

生まれてくるって本当に奇跡の連続なんだって。

 寄り添ってくれること

マイナスなこと、口に出してしまうと何かが崩れてしまうような気がします。言えないなら考えないことにしようと、無かったことにしてしまう。でも、口に出さなくても「気づいてあげる」ことが大切だなって思います。でもベビ活は二人の事だから、シェアすることが大事だって改めて思いました。別に共感とかしてもらわなくても「そうなんだね、教えてくれてありがとう」ってあることをただ受け取ってくれるだけですごく安心できた。何とかしようとしなくてよくて、ただ寄り添ってくれる感じ。

これは彼ならではかもしれませんが。

“ちゃんと”残念がること

採卵の結果、卵が空っぽだとわかって、すごく残念に思った。マイペースな卵に愛おしさを感じていただけに、頑張って育とうとしてくれていただけあって、放心状態でした。すごくがっかりした。で、ちゃんと「がっかりがあります」ってチャットした。

その週末、残念会をすることにしました。今まで、すぐに次に向かおうとしていたので、切り替えの儀式をしなかった。我慢していたお酒と美味しいごはんでいったんリセット。頑張ったご褒美。

本当に、次に行く前に立ち止まるって大事。


まとめ

ベビ活1年目はずっと感情的に表現していたし、パートナーを責めることで自分を守って来たけど、今思うと、それをしなくなったことが一番の成長かもしれない。それができるようにたくさん学びの場にもお金と時間をかけた。でも本当に、イマココのために必要だったことだなぁって思っています。子どもは神様のお願いをし、お任せする。自分は自分のケアをして、癒して、パートナーと仲良くいること。そしてそれをちゃんと分かち合うことが大事だなとつくづく思うのです。
昨日から新しい周期が始まっています。また気づいたことがあればシェアします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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