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クリスマス前の森

12月なってから、このあたりは、ほとんど毎日のように雨が降ったり、
霧が出たり、どんよりと曇った日が続いていました。

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ところが・・・・

ドイツは12月21日が冬至でしたが、その前日から、
久々にお日様がでて、素晴らしい青空が広がる天気になっています。

こんな時は、やっぱり、森へ。

森の入り口にある混合果樹園。
りんご、梨の木たちが植わっていて、
環境保護団体の方々が、このあたりのお世話をしてくれています。
昆虫ホテルも。

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森に入っていくと、
シュピンデルブッシュ(Euonymus europaeus)
の濃いピンクが目に入ります。
オレンジ色の実は、有毒です。

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樹木に生える苔が、とにかく好きで。
ポッと灯りがついたような黄緑色、
やわらかな感触、
すべてスキ。

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木の柵にちょこんと生えている苔も。

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落ち葉の中には、ヒルシュツンゲ (Asplenium scolopendrium)。
ヒルシュツンゲは、鹿の舌という意味なので、
形が鹿の舌に似ているのでしょう。
舌は見たことありませんが…。

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シダの姿も。

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ブナの木の根っこあたりに、
ザムトフースリューブリング(Flammulina velutipes )を発見。
ぬめりがあって、なめこみたい。

でも、エノキの親戚らしいです。
去年も、この木の根っこに生えていたので、
菌があるのでしょうね。

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この森は、ブナの木が多いのです。

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朝日が木々の間に射し込み、
光が溢れ、森が目覚めていきます。

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静まった冬の森にも、
たくさんの命が息づいていて、
まさに、『森は生きている』
のですね。


Reiko

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