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シンクロを福にするには ~前編~

シンクロニシティ(シンクロと略します。)という心の現象があり、共時性と訳されたりします。


ラッキーな偶然とも呼ばれたりしますが、シンクロが起こっている時点では、ラッキーなのかどうか、判からないことが多いのではないでしょうか。


では、

シンクロがどんな時に福になるのか
それに先立ち、どんなことが起こっているのか

について、考えてみたいと思います。


まず、

シンクロとは、いったい何なのでしょうか。


今この時に何が同時に起こっているか。
実際は、数えきれないほどの出来事が起こっているはずです。


けれども、


今の自分が、どんな状況に置かれているか、
どんな心理状態でいるかによって、
同時に起こっている数多くの出来事の中から、


この出来事!


を拾い上げて、不思議な偶然を感じるのではないでしょうか。


今の自分の心情ⓐ
と、
この出来事!ⓑ
が、


つなぎ合わされる。
そこに意味を見出す、と言ってもよいかもしれません。


ⓐとⓑの間には、因果関係はありませんが、


自分自身が、


あるつながりを見つけていること


が、不思議な偶然・シンクロとして感じられるのでしょう。



例として、わたしが、日系企業に勤務していた時に体験したシンクロをあげてみます。

今では、わたしの人生を変えるきっかけになったものだと思っています。



10数年前のことでした。


その年の12月半ばのこと、15年以上勤めた会社から、解雇通知を手渡された。
その4ヵ月後に会社は清算されるとのことで、解雇通知を受けたのは、現地採用の従業員全員。


12月という時期も時期だったので、

とんだクリスマスプレゼントだよな。。。

と嘆く同僚もいた。


わたしはといえば、あの頃、このままこの仕事を続けいっていいのか、転職しようか、と悩むことが多かった。


ミッドライフクライシス的なものもあったのでは。。。


それにもかわらず、会社側からの解雇通知は、衝撃的で、


えっと言ったきり、二の句が継げなかった。


ショックが、少しずつおさまるにつれ、次第に、ムラムラと怒りもわいてきた。


なぜこんなに急に?
勝手なんじゃない?
やり方がフェアーじゃないよ!


などなど愚痴をこぼし、会社に対して腹を立てていた。



けれども、満たされないものを抱えながら、なんとなく仕事を続けていた自分自身にも、怒りを向けていたようだ。


そっちがその気なら、わたしも好きなことをする!


と、息まいて、年末にカルチャースクールの分厚いプログラムを手にした。

(カルチャースクール:市が援助をしているもの。一般市民が良心的な料金で様々なコース・講座・ワークショップを受けられる。)


料理教室から、外国語レッスン、各種スポーツ、美術館めぐり、カメラ撮影などなど、たくさんのプログラムの中から、わたしの目に飛び込んできたものは、


『危機・それは人生からの贈り物』


と題するものだった。
心理学・自己啓発系心理学にあったワークショップだ。


えっと、目を見張った。


すごい偶然だったから。


それに、

なぜ、危機が贈り物なの?


理解できないけれど、惹きつけられるものがあった。


失業の危機に陥って不安を抱え、混乱していたわたしの心の目がキャッチした題目だった。それも、数多くのプログラムの中から。。。



このワークショップとの出会いは、シンクロでしたが、後編では、この巡りあわせが、わたしの人生にどんな流れを作っていったのかをみながら、


シンクロを福にするには、何がもとめられるのか


に目を向けてみたいと思います。

・・・後編へつづく

後編はこちらからどうぞ。


Reiko
























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