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悠閑タオル:のんびり豊かなおうち時間を過ごすのに使って欲しいタオルを作った。でも性能は凄いんです。

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悠閑のんびりのどかと読まれますが、悠々閑々という四字熟語ではゆうゆうかんかんと読みます。「ゆったりして気長に構え、のんびりしている」という意味。のんびりタオルのどかタオルゆうかんタオルのどれかしっくりくる読みで、読んでください。ちなみに私はゆうかんタオルといってます。

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色名1

小豆色-あずきいろ-
 小豆の実の色。栗色にやや紫味を帯びた赤褐色。

青鈍-あおにび-
 黒味の青色。かつては藍染の後に槲(かしわ)の緑葉を木酢酸鉄の媒染で染め重ねて色が作られた。 

深川鼠-ふかがわねずみ-
 青味の薄鼠色。湊(みなと)鼠は同色。薄い藍染の色味である浅葱(あさぎ)色の色味をさらに抑えてグレイッシュにした色。深川のおしゃれな若衆や渋さを好んだ芸妓が愛用したことが由来。

茜色-あかねいろ- 
 古来、茜草の根っこで染めた渋みの濃赤のこと。飛鳥時代は真緋・緋(あけ)、赤色(あかいろ)、平安時代は茜色(あかねいろ)、江戸時代は茜染(あかねぞめ)と呼称。

江戸紫-えどむらさき-
 江戸で染められた紫の意味で、今紫ともいう。青みを帯びた紫。

苅安色-かりやすいろ -
 青味もしくは茶味の黄色。もとはイネ科ススキ属の苅安の茎と葉を用いて灰汁を媒染として染めていた。


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今回作った悠閑タオルでは落ちついた日本の彩りを表現するために、2段階の染色を行っています。

まず、反応染料(綿の染色で使用される一般的な染料)で柿渋の茶系の色目をのぞいた染料配分(レサイプ)で日本の彩りのベースとなる6色に染め分けます。

そして、全色に柿渋染め。柿渋染めの茶系の色目が付加されて、それぞれの色目が少しくすんで落ち着いた色目となりました。

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古くから柿渋には抗菌作用があることが知られています。今回柿渋染めをベースにしたのは、その古(いにしえ)の日本の知恵を活かしたいと考えたからです。

柿渋に含まれるポリフェノールの一種柿タンニンは緑茶や赤ワインの10倍以上の濃度があるといわれて、優れた消臭抗菌作用があります。

この消臭抗菌作用によって菌も繁殖しないので、部屋干ししても、タオルハンガーにかけて翌日使っても嫌な臭いがせず、快適なタオルになりました。

柿渋の写真


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柿渋による抗菌効果は、殺菌率でいうと99%。ラボで使用される指標で言うと抗菌活性値2。これでも十分高い抗菌性を有していると言えるのですが、さらに、より高い抗菌性実現のため最新のナノテクノロジーを使用した抗菌剤を付与しています。

この結果、悠閑タオルの抗菌活性値は平均5以上に跳ね上がり、殺菌率99.999%を実現しました。洗濯10日後でも殺菌率99.99%以上です。

ゆったりおうち時間を満喫させてくれる悠閑タオルは特級の抗菌、消臭性を併せ持っているのです。

菌の繁殖写真

抗菌活性値表


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たれもが使える心地よいタオルとはどんな感触かと考え続けています。

・適度な厚み
・豊かな吸水性
・ふっくらと弾力性のバランス
・洗濯を繰り返しても変わらない風合い

これらを満たす最適なコットンの一つがはサンホーキンコットンです。カリフォルニア州サンホーキンバレーで収穫された綿花を紡いだ糸が悠閑タオルのパイルになっています。

サンホーキンコットンの繊維は他のコットンと比較して、豊かな天然撚りを有しています。天然撚りすなわち繊維に元からある捩れのことです。

綿繊維の天然撚り

コットン繊維の天然撚りの顕微鏡写真

この天然撚りのおかげで、糸を紡いだ時に弾力性が生まれ反発力が増し、拭き心地の良いふっくらパイルのタオルになります。またこの天然撚りによって繊維間に空間が出来るので保水性がアップし乾きも速くなります。


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抗菌性が高い柿渋ですが、本来持っている疎水性能(水をはじく性質)から防水の塗料として使用されるほど。

したがって、タオルにこの柿渋染めが使用された例はほとんどありません。確か数件あったと記憶しているくらいです。でもこの悠閑タオルは吸水性抜群なのです。以下に説明いたします。

織上がったタオルは染色前に、通常苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)で高温短時間で行う精錬(コットンの油脂を取り除いて染色性と吸水力を上げる工程)を、悠閑タオルでは繊維を傷めずパイル形状を維持してくれる天然酵素で時間をかけてじっくり行います(下図参照)。これにより柿渋が適量繊維に分散、均等に吸着されます。

この後、化学染料でそれぞれの色目にして、最終工程でも繊維を痛めない天然石鹸で洗浄してフィニッシュ。

この一連の工程で柿渋の色合いと抗菌性を活かしつつ、吸水性と洗濯を繰り返しても風合い変化が小さい理想のタオルが出来上がりました。

酵素仕上げ図解

吸水性を保証する今治マークも取得済みです。

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高い抗菌性を持つタオルがこれからのタオルのスタンダードになると、私は考えました。また普段使いにこそ贅沢を味わいたい方にと、素材や風合い吸水性に洗濯耐久性など考え得る最上の選択をして悠閑タオルは完成しました。以下に特長をまとめました。

1)抗菌活性値5以上の高い抗菌性
2)日本古来の抗菌剤、柿渋染め
3)最新の抗菌薬剤の使用
4)柿渋染め+反応染料で日本の彩りを表現
5)弾力と拭き心地を両立、カリフォルニア産サンホーキンコットン使用
6)天然酵素と石鹸で仕上げることで今治マーク取得の高い吸水性
7)同上の仕上げにより繊維が痛まず、繰り返し洗濯をしても風合い変化が小さい8)薄すぎず厚すぎず、毎日使うのが快適なタオル

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悠閑タオルは、バスタオルとフェイスタオル、ゲストタオル(ハンドタオル)の3種類。

バスタオル 4,800円 60cm×120cm 243g
フェイスタオル 2,500円 33cm×85cm 98g
ゲストタオル 1,300円  33cm×36cm 41g


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