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統合失調症の姉により積むことができる陰徳

陰徳って言葉は昔から知っていたけど、意識するようになったのはここ数年のこと。

ちなみに陰徳とは

人に知られない善行。ひそかに施す恩徳。かくれた功績。

コトバンクより抜粋

とのこと。

陰徳を積むと運が良くなると言われる。

そもそもなぜ陰徳を意識するようになったかと言うと、

・姉といい関係になることが死活問題だった
・人生のしんどい時期に救いになる考え方が欲しかった
・自分でビジネスをしているのでお金の流れに波があった

こんなことたちが絡み合って、解決の糸口を探していくうちに「陰は絶対に大切にすべきだ」と自分の中で答えが出た。

それは徳を積むというよりは、ただ単に「ネガティブなものを嫌がらずに、素晴らしい力の源としてリスペクトする」ということが私的にはピンとくるのだけども。

しかしやはり、姉は私に陰徳を積ませてくれていると言って間違いない。

姉は身の回りのことがあまりちゃんとできない。

姉が流し台に立つとそこらじゅうがびちゃびちゃ。

「なんでこんなところにワカメが!?」という状態になる。

(姉はワカメスープをよく飲む笑)

一番困っていたのはトイレ。

なんでこんなところが汚れるの・・・というところが汚れる。

これ以上は自粛するけども、以前は姉の後にトイレに入るのが本当に憂鬱だった。

姉の後始末をするたびに「なんで私がこんなことせなあかんの・・・」と被害者気分だった。

しかし、ここで陰徳の登場だ。

「あ、そうか!姉は私に陰徳を積ませてくれているのか!」

そう考えるようになったら、嫌は嫌だけども「やらせていただこう」という気になった。

汚れていたら、私の運が上がるラッキーチャンス!

本当に人間なんてものの考え方ひとつでコロッと機嫌も変わるもんだ。

陰は陽に変わる。それが循環の法則。

行動に移せてはじめて実感できた。

本当に運がひらけたと思う。

以前から同じように姉の後始末はしていたけど、こんなふうに考える余裕などなかった。

素直に考えられるようになったのは、先に自分の中の陰をちゃんと扱うようになったから。

自分の中の陰とは、ネガティブな思考や感情だ。

自分の内側を扱うのと同じようにしか外側は扱えない。

でも、内側の扱いが変わるためには外側が必要。

私が自分のネガティブな部分を大切にできたのは姉のことで困ったからだ。

内側と外側は常に連動している。

内側だけでも、外側だけでもなく、両方が影響し合っている。

だから、自分を一番困らせる外側の存在は、自分の内側を自分が大切にするきっかけとしてリスペクトしなくてはいけないと思う。

すると、困らされてると思っていたことの本質が見えてきて、見える世界が全然違ってくる。

結局全部、愛なんだなぁ・・・となる。

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