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「縁と感謝の輪の中で」

「いつか誰かの耳元に」この言葉を考えた主はこのプロジェクトネームを考えた時、誰かの耳元に届けるものに自分の歌も含まれていると考えていただろうか。

私は詠うクジラという者で「いつか誰かの耳元に~ 繋ぐvol.3"回遊アート"~でお世話になった、ただのクジラである。この記事は私が書いた。

これはここの主、はっちが突如紡ぎ出した歌についての物語である。
恐らく彼が自分の歌についての記事をここに載せることは無いだろう。なので勝手に私が書き、半ば強引にここへ載せるようお願いした。少々お付き合い頂きたい。

ある日、はっちはギターを買った。ハードオフで1920円だ。そんな値段でギターが買えるのか、まずそれに驚く。
そして別のある日、はっちは自分の左の手のひらが醤油臭いことに気づく。
普通、手のひらは醤油臭くない。本来なら手を洗って終わりだろうーーいやなぜ左の手のひらが醤油臭いのかくらいは考えるかも知れない。だがその日のはっちは違った。何故かリフを思いついた。

これまで生きてきた中で聴いてきた膨大な量の音楽、日々感じてきた思い、感情、その他もろもろが混ざり合い、反応し、フタが開いた。 そして左の手のひらと1920円のギターから歌が溢れ出した。 

「左手のひらが醤油臭い」


これはとある日の配信から切り抜いたものだ。
単なる生配信の切り抜きなので、途中で詰まったり間違えたりなど完璧ではないが、気にしないで欲しい。

メロディー、リフにはこれまでに聴いて来た沢山の曲、それらが無意識に入り込み、そして偶然出逢った1920円のギターと、恐らくここ数年に起きた事、起こした事、出逢った人達、そしてありがとうの気持ち。これらが反応し歌となった。

はっちはこれまで様々なライブを企画し、人々を応援し多くの縁をつないで来た。その中で多くの人からありがとうをもらい、それを糧に生きてきた。そしてそのありがとうの言葉が歌となり現れた。

彼は出演者たちへライブで自分に対してありがとうを言わないでくれ、と伝えているらしい。おそらく恥ずかしさからなのだろうが、周囲の人たちからのありがとうは身に染みるほど感じているはずだ。

そして驚くことに、一度フタの開いたはっちの頭とギターからは次々と歌が紡ぎだされて来た。彼は「1920円のギターがそうさせているのだ」とうそぶく。だがそれは漫画の世界の話で、現実にはそんなこと起きない。

やはり彼自身の経験と独特の感性、そして関わる人たちとの縁とその縁への感謝の気持ちがそうさせているのだろう。

切り抜きとして作ったものだけでここにあと5曲ある。


「3mmトリートメント」


「てれれれん」



「疲れた夜は早く寝たい」


「簡単にはいかない」



「タイトルはまだない」


どの歌も肩肘張らないどころか肩も肘もない、ありのままの普段の気持ちを歌ったものだ。だがそこには何か聞く者の心を揺さぶる、思わずはっとさせられる歌詞が詰まっている。 また特筆したいのは、そのリフの気持ちよさだ。

なぜか耳に残る軽妙なリフが、グッとくる歌詞と相まって独特の世界観を紡ぎだしている。
まだまだ歌は溢れ出してくるようで、切り抜きが全く間に合わないのだが時間の許す限り適当に作っていこうと思う。


はっちの快進撃ーーいや彼の穏やかで飄々とした姿からは快進撃というよりはぶらり旅とでも言おうか、はっちの旅はまだ始まったばかりだ。まだまだ新しい企画、ライブなども控えている。

その旅の途中で出会えたことに感謝するとともに、これからも彼の旅を見守り続け応援しまたどこかで関わっていけたなら嬉しいことこの上ない。



文・動画   詠うクジラ

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