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〜しましょうね。/〜ね。沖縄では誘っているわけではありません。


#ふるさとを語ろう


沖縄ではタクシー運転手でも、オジサン、オバサン、
お兄さんお姉さんまで、
何か自分がやる時にこの言葉を言います。


「〜しましょうねー!」(敬語)
「〜ろうね!」(タメ口)


例えば・・・


帰る時

「帰りましょうねー!」(敬語)
「帰ろうねー!」(タメ口)
(※イントネーションは標準語と全く違います!独特です。)

これを言われた人はきっと、その人に誘われ、一緒に帰るものだと勘違いしませんか?

「一緒に帰りましょう。」 と誘われているように感じますよね!


これは誘って入るわけでは全くありません!!!笑


帰ります!と言いたいだけ・・・


最近、沖縄に移住してくる方がとても増えているのですが、
その言い方を受けて、最初は必ず戸惑うと聞きます。

自分も一緒に帰るものだと思い、会社の出口で待てど待てども現れず。

とっくに当人は帰宅しています。
何ならその言葉を言った直後にはとっとと帰っています。


沖縄同士には当然通じるのですが、
初めて聞く人は絶対に、
私のこと(俺のこと)誘っているの?


と戸惑うことと思います^^


本人の意思決定を伝える、沖縄独特の親しみを込めた方言ニュアンスですので、くれぐれも勘違いしないように気をつけてくださいね。


私の夫は沖縄出身では無いのですが、
沖縄に住んでそれなりにもう長いので、大体の沖縄の方言は聞き取れるようになりました。

けれども、この「〜しましょうねー」を沖縄らしいと感じたのか、
それを覚え、毎日結構頻繁にその言葉が出てきます。

沖縄の中だけでしたら通じるので構わないのですが、

本土の取引先の方と話す時や、旅先でも、
もはや癖となってその言葉が飛び出します 😅


必ず、その相手に、「え?!」「一緒に???」
と沈黙されます。
私がその都度注意するのですが、変に染み付いてしまった
沖縄の方言はなかなか直りません。。。


ところで、我社に
新年より新しく入社してきた若者男性がいます。
コテコテの沖縄育ち。

初日、緊張した面持ちで先輩社員より色々業務を教えてもらいながら、
「はい。はい。」と真面目に受け止めている姿に好印象を受けましたが、
外出時、「社長に外出の挨拶してきて」と先輩に促され、
ノックして部屋に入ってきた彼が発した言葉は・・・

「行ってきましょうねー!」

でした!!! 

社長(夫)は、「何だその言い方は!ちゃんとした言葉を言いなさい。」と、注意しているではありませんか 笑


近くで笑いを堪えるのが必死な私でした😂

普段、自分もお客様にめちゃくちゃそれ言っているよ!
新人君も似たような感じのタイプ? と思いましたが、

流石に初日の外出時にその言葉で挨拶するとはなかなかの衝撃でした!
教育から始めなければなりませんが、素直そうな人柄ですので成長してくれることを願います。


沖縄の方言は親しみやすさもあるのですが、
使い分けが必要だと感じた今日この頃でした。

いつか沖縄にいらした時に
沖縄方言にも注目してみてくださいね!


心と職

今日はここまで♪
また次回をお楽しみに〜。
お読みいただきありがとうございました!




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