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「ひきこもり」は、怖くない(怖い/怖がられている、と思っているあなたへ)。

このところの事件報道で、
ひきこもりは犯罪予備軍」に対する偏見も生まれているのだそうですね。

「偏見」はよくない...
「平等」が謳われている21世紀の日本で生きている私たち、
そんなことは「あたま」では分かっているのに、
「偏見」を持ってしまうのでしょう?
今日も気の向くままに、ココロについてツラツラと。

「偏見」は「恐れ」の変形のようなもの

小林よしのりさんは、こんな風に語っています

「偏見」は「差別」に繋がりやすいが、
「偏見」はどうにもならない人間の防衛本能である。

そう、手短に言えば「偏見」は「恐れ」の変形です。
どんなに理論的に筋が通っているように思えても、
たとえ上から目線で堂々としているように見えても、
心の深くでは恐れを感じています。

「偏見」とは、文字通り「偏った見方」です。
「偏った解釈」と言い換えてもいいでしょう。

私たち人間は、とても想像力のたくましい生き物です。
ちょっとしたきっかけで、
あっという間に「ひきこもりは犯罪予備軍」のような
イメージを作り出してしまうのですね。

けれど、繰り返すようですが、「偏見」は「偏見」。
物の見方にすぎません。

引きこもりの当事者団体の方は、このように語っていらっしゃいます

100万人とも言われる引きこもりの人々が(みんな)犯罪者予備軍である訳がない。

このように、「ハッ」と我にかえる発言をしてくださる方がいるのは本当にありがたいことですね。

その「ひきこもり」、「世間の目」はどこにある?

あなたがもし、
「ひきこもりは犯罪予備軍」という「偏見」を持っていたら
ここは「一旦停止 & 深呼吸」 です。

あなたが恐れているのは
あなたのココロのなかにある
「まぼろし」の「ひきこもり」の人たち
です。
それは、あなたが、
どこかで見聞きした誰かの姿かもしれないし
あなたが、知らないうちに作り上げてしまったイメージかもしれない。
でも、あなたが怖がっているのはココロの中の、この人たち。

もし、あなたの身近に「ひきこもり」の人がいて
この人が犯罪予備軍かも...と心配になってしまっていたとしても
やっぱりあなたが見ているのは
ココロのなかの「まぼろし」の「ひきこもり」の人たちです。

そう、ほんとうは、何も知らないのに
むやみやたらと、怖がっているだけかもしれません。
いえ、何も知らないからこそ、想像力がどんどん働いて
怖くなってしまうことを覚えていてください。

そして、あなたがもし
「世間に偏見を持たれているのでは」と気にしている
ひきこもりであったり、そのご家族でしたら
やっぱり、まず、「一旦停止 & 深呼吸」。
そして、その「世間の偏見の目」は、
あなたのこころのなかの「まぼろし」にすぎない
、ということを
どうぞ思い出してくださいね。

そして、もしも、
あなたの身近な「ひきこもり」の人が
犯罪と思われるような行為に及んでいたり
あなたに危害を加えているのだとしたら、
今すぐ誰かに助けを求めてください。

というわけで、今日の一言です。

あなたを怖がらせているのは、
自分のなかの「ひきこもり」像。
自分のなかの「世間の目」。
時々でいいから、そのことに気がつこう。

今日も読んでくださってありがとうございます。
自分にやさしくお過ごしください。

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