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なぜ【児童思春期】をするのか〜わたしの場合

走れ!【フリーカウンセラー】
長野県出身の人に、明石はタコが海産物だけど長野の海産物はなに?と真顔で聞いてしまいました。
※恥ずかしい

児童精神科

まだ世間には認知されていないかも知れませんが、近年の精神科界隈ではよく聞かれるようになってきました。
10数年前、わたしが精神科病院に入職したての頃はまだ浸透していませんでした。
10代の患者さんが入院しようなら、看護師をはじめスタッフは若干の戸惑いがありました。
今では児童思春期病棟もでき、児童思春期デイケアもあります。
わたしはそのデイケアで働いています。
また他事業所の訪問看護ステーションでは、児童思春期の利用者を担当しています。
そして週1回は小中学生・高校生の通う放課後等デイサービスで働いています。

なぜ児童思春期なのか

遡ることあれはわたしが中学生の頃。
思春期真っ只中のわたしはテレビやラジオからの情報や、身近な大人からの話より現実社会を垣間見るようになりました。
そこは「世間体」や「保身」等の言葉が飛び交う、いわゆる大人の世界でした。
わたしはそんな大人たちを汚いと軽蔑し、大人になりたくないと抗いました。
試験はボイコットするし、家出するし、新聞社に学校の文句の投稿をして掲載されるし、校則に反対する運動をしたり、ある意味問題児でした。
でもそれに向き合ってくれたのが当時の担任でした。

思春期に獲るもの

ひとりで悩んでたときはかなり自暴自棄になることもありました。
ときには死にたいと思うこともありました。
でも当時の担任が見捨てずにとことん寄り添ってくれたおかげで、じぶんの将来したいことを見つけることができたのです。
わたしは「青年海外協力隊になる」ことを目標に中学卒業後は、高校→看護学校と進んだのです。

思春期のダイナミクス

こうしてわたしは激しい思春期を経て、アイデンティティを獲得することができました。
周りに迷惑は掛けましたが、あの時代がなければ今のわたしはいません。
親から自立し始める時期でもあり、たくさん入る情報よりじぶんの頭で考えることができるようになります。 
でもまだ十数年で獲た知識・経験だけでは、ふさわしい判断をするには未熟です。 
それでもどうにかして大人に追いつこうと、頭をフル回転させます。
なのでこの時期は頭のなかはぐちゃぐちゃで大忙しです。
親との関係より友達との関係が深くなりだし、じぶんの立ち位置やステイタスを模索し始めます。

孤独感

自立には孤独はつきものだと思います。
あまりにも孤立してしまうと視野が狭くなり、間違った方向に進んでしまうこともあります。
なのでわたしは、その手助けができたらな、と思っています。
同じ経験者としてアドバイスしたいわけではありません。
むしろ、あなたの感じてることはわたしにはわからないし、あなたもわたしのことはわかるはずもありません。
でも、“理解しようとする”ことはできます。
対話のなかで自己一致させるよう、お話を聞き、わからなければ聞き返し、腑に落とす。
どうしてもわからなければ「わからない」とお伝えします。
わかろうとしてくれる人がいる、ということがわかってもらえれば、少しは孤独から脱出できることを信じて関わっています。

あなたは?
あなたのダイナミクスな時代はいつでしたか?
よろしければわたしに教えてくださいね✨

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