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短編『アリスのための即興曲』

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短編『アリスのための即興曲』というものを書いております。 もしご興味があれば、ご覧いただければ幸いです。 あらすじ 大学3年生の坂本は、フランス語レッスンを受講するため あ… もっと読む
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記事一覧

【あとがきのようなもの】兎穴に落ちた人々

本職の作家でもないのに、一丁前に「あとがき」なんて書くのはこそばゆいのですが、ひとまず…

Sari
3か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.43 エピローグ

習作『アリスのための即興曲』というのを書いております。 このVol.42で最後になります。 これ…

Sari
3か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.42 アリスの日記 (2) 悪魔

習作『アリスのための即興曲』というのを書いております。 ラストを書き直しております。 もし…

Sari
3か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.41 アリスの日記 (1) もうひとりのM

習作『アリスのための即興曲』というのを書いております。 ラストを書き直しております。 もし…

Sari
3か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.40 今だけ僕は森田になる

習作『アリスのための即興曲』というのを書いております。 ラストを書き直しております。 もし…

Sari
4か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.39 Mの正体

習作『アリスのための即興曲』というのを書いております。 ラストを書き直しております。 もし…

Sari
4か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.38 Mとの対峙

初めての方は、こちらからどうぞ。 Vol.1 兎を追いかけて 前回のストーリーはこちら。 Vol.37 解けない暗号   本編 Vol.38 Mとの対峙  20分後、僕たちは駅近くのインターネットカフェの受付にいた。年末だというのに店は盛況で、ペアシートしか空いていないという。中山伊織は少し困ったような顔をしたが、僕はそれでいいと答えた。体裁など気にしている場合ではない。  僕たちは個室に案内された。清潔でこざっぱりとしてはいるが、大人ふたりには少し狭い。特に恋人で

『アリスのための即興曲』Vol.37 解けない暗号

明けましておめでとうございます。 石川県の地震や、羽田空港の事故の被害に遭われた皆様にと…

Sari
4か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.36 スパイ

年の瀬ですね。 『アリスのための即興曲』、お付き合いいただければ幸いです。 初めての方は…

Sari
4か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.35 学長と生真面目なゴマアザラシ

年末も押し迫ってまいりましたね。 『アリスのための即興曲』というものを書いております。 お…

Sari
4か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.34 ブラジルの蝶とテキサスの嵐についての考察

年末も押し迫ってまいりましたね。 『アリスのための即興曲』というものを書いております。 お…

Sari
4か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.33 さやえんどうの色

習作『アリスのための即興曲』というのを書いております。 ラストを書き直しております。 もし…

Sari
4か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.32 僕はうまく踊れない

習作『アリスのための即興曲』というのを書いております。 ラストを書き直しております。 もし…

Sari
5か月前
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『アリスのための即興曲』Vol.31 アリスの日記 忘却の国のアリス

習作『アリスのための即興曲』というのを書いております。 ラストを書き直しております。 もしご興味がありましたら、ぜひ。 あらすじ大学3年生の坂本は、華道の講師である祖母とふたり暮らしをしている。 ピアノを弾くことが趣味の、どこにでもいるような学生だ。 ある日偶然見つけたフランス語レッスンの張り紙を頼りに、彼は古びた洋館へと向かう。 レッスンを担当するのは、アリス・デュボワというフランス人の女性だ。 彼女はレッスン料を請求しない代わりに、毎回、不思議な頼み事をする。 坂本はア