さよなら、2022年とキャンディーの嘘。
フランスでは、クリスマスから年明けまでの一連の期間は「ひとつづきのお祝いの時間」と考えられているように思う。日本ではクリスマスとお正月はまったくの別物だし、25日を過ぎてもクリスマスリースを飾っているお店などがあろうものなら、なんだかみっともない感じになると思う。けれどここではそうではない。クリスマスツリーは教会の広場に相変わらず飾られているし、お店のデコレーションもクリスマス以来そのままだ。パーティーから帰ってきたシンデレラが、ガラスの靴を脱ぎ忘れてしまったように。