見出し画像

「再会は新たな出会い」

毎週金曜日に配信されるジェーン・スーさんと堀井美香さんのPodcast番組「OVER THE SUN」の互助会員(注:番組内でのリスナーの愛称)である私が、今日友人とした会話が、結果的に「ふざけていないオーバーザサン」のような内容になって、とても元気が出た。

コロナ禍を経た今だからこそ強く思うのだけど、画面越しではなくリアルにお互いの顔を見ながら話すことって、ものすごく大事だと思う。ネット社会に身を置くようになり十数年。人とのコミュニケーションの方法は増えたし、めちゃくちゃ便利になったけど、お互い忙しいなか時間を作って会うという行為に勝るものはないのではないか?大袈裟かな。

話は変わり、今度、SuchmosのヴォーカルYONCEが新たに始めたバンドHedigan'sのライブを観に行く。Suchmosが大衆に受け入れられたことで、高速4つ打ちロックで席巻されていたバンドシーンに大きな風が吹いたのは間違いないし、念願の地元横浜スタジアムでのワンマンライブもあっという間に実現させた。と、順調に進んでいるように見えたけれど、いろいろなことが起きてしまい、屋号はのこっているもののメンバーは個人の活動に精力を注いでいるのが2024年3月現在の状況。

さて、Hedigan'sはサウンド的にはもう完全に自分たちのやりたい方向へ振りきっている感じがする。聴いてくうちに、そんな彼らのひねくれた姿勢が逆に自由という強さであることに気がつく。これも才能。何より、一時は音楽から離れてしまったのかな?と思っていたYONCEが再び音楽の場に戻って来てくれたことが私はとても嬉しい。

そして柴田聡子さんのアルバム『Your Favorite Things』が良いという書き込みをSNSで見たので、昨日からずっと聴いている。1曲目「Movie Light」の浮遊感がここちよい。


「ふざけていないオーバーザサン」をした友人と最後に会ったのはコロナ禍に入る前だから5,6年振りだと思う。出会ったのはお互い10代。当時はそこまで深い話ができる間柄ではなく、面と向かって2人きりで話したのは初めてだった。でも年齢と経験をそれぞれに積んできたからこそ、一日でたくさんのことを分かり合えた。

再会は新たな出会いになるのかもしれない。それは音楽も同じことだ。

面白い記事をこれからも書き続けるための励みになります。読んでくださったあなたの心に少しでも引っ掛かるものがありましたら、ぜひサポートよろしくお願いいたします。