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ドライアイについて

 ドライアイは目が乾くといったシンプルな症状ですが、眼の4つの層どこで問題があるのかで変わってきます。
涙の外側から油層、水層、ムチン層。その下に角膜上皮(眼の表面細胞)
と分かれていて、先に言ってしまうと油層、水層くらいまででしたら市販の点眼薬で対処してみるのもいいかもしれません。

 市販の目薬でドライアイに勧められるものは、防腐剤の入ってないものを選んでもらえればあとは効能にあったものを選ぶと良いかと思います。

 防腐剤の入ってない点眼薬は成分を見て、「塩化ベンザルコニウム」が無いものがそれに当たります。
 悩んだらソフトサンティアで…

 ドライアイは涙の層がはじけてしまう状態なので、どんどん水分が蒸発していきます。すると、眼の表面で塩化ベンザルコニウムがどんどん高濃度になり眼に負荷がかかることになります。
 コンタクトレンズをしてる方も防腐剤フリーを勧められると思いますがどちらも塩化ベンザルコニウムが眼の表面に高濃度で蓄積することがよくないとされています。

 市販の目薬はドライアイの症状をとるのに効果を感じやすい反面、眼科にかかった方がいい症状も一時的に改善してしまいます。(ドライアイが治ったと勘違いしやすい)

 角膜の炎症や涙の奥の方(ムチン層)に問題がある場合は市販の点眼薬を続けててもつけている間の改善しか見込めませんので、ある程度使ってみて続けないと調子が悪いということであれば一度眼科にかかることをお勧めします。

 目が乾けば目を閉じれば良いのであって、多くの動物はそうします。
人間だけはそれでもモノを見続けてしまう生き物なので、ドライアイは今後も無くならないのだろうなと思います。

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