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【書評】プリンセス・マーケティング

こんにちは! 
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。  

女性の購買心理を勉強するのに、おすすめいただいた1冊。

「プリンセス・マーケティング」についての感想。

ヒーローとプリンセス

本書を読んで、なるほどと納得したのが、
男性はみんなヒーローになりたがるが、女性は生まれながらにしてプリンセスである
という一文。

男性脳、女性脳を的確に表した一文ですが、男性はみんな「今より凄くなりたい」「経験を積んでレベルアップしたい」と思う人が多いそうです。
所謂、ヒーローになりたい!という願望ですね。

これは男の僕には気持ちがよくわかります。

ところが、女性はあまり上記の願望には当てはまらないそうです。
なぜなら、女性は「生まれながらにしてプリンセス」であるからです。

今の姿は仮初の姿であり、本当の自分はもっと輝いているはず!という、現在地が既にそこにあるのです。

男性が成長して強くなるのに対して、
女性は本来の自分に目覚める、という感覚が強いそうです。

これは男性諸君からしたら、目からウロコの新事実です。笑

この前提の違いを無視してマーケティングをしても、すれ違いが発生するわけです。

女性は特に凄くなることを求めていません。
ただ、何かをキッカケに、「本来の自分」を取り戻したいだけなのです。

そう思うと、化粧品やダイエット食品、ジムやヨガなどは、そういった女性心に的確にアプローチしているのだと思います。

男性はヒーローに憧れ、
女性はプリンセスの自分を取り戻す。

この男女の心理の違いを理解しておくだけでも、マーケティングの戦略は大きく変わっていきそうですね。

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