見出し画像

本音は最後に現れる

こんにちは! 
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。  


岡田斗司夫さんの講演議事録を見ていて、
相談に応じる時の考え方、姿勢に学びがありました。

相談を持ちかけられた時、
みんな相談を聞くやいなや、
「それはこういうことだよね」
「こう答えよう」
と表面的な相談内容に飛びついて答えたがるとのこと。

ただ、相談している本人としては、最初に話した悩み(ぽいもの)は実はどうでもよくて、その後の「本当に相談したい悩み」への布石を打っているそうです。

本当はこれを相談したいけど、最初からは言いづらいから、適当な別の話題から切り出しているわけですね。

その事を理解し話を聞かないと、序盤の本当はどうでもいい悩みが、あたかもその人の悩みであると錯覚してしまい、そこに一生懸命答えることになります。

良かれと思って答えても、それはどうでもいいんだよなと、当の相談者は興ざめしてしまいます。その結果、本当の悩みはお蔵入りです。

本音は最後に現れる、このことを理解しておくだけでも、かなり相談者の真相に迫りやすくなると思います。


相談にのる時は、話全体を聞ききった後に、「構造的な違和感」を感じることが大事だとも言われます。

話している表面的な情報ではなく、文脈、話の矛盾点から、本当はここで悩んでいるのかなと推測する力は、相談を受ける側にとっては力が試されるところです。

言葉にならない本音を汲み取る力が、
解決者には求められるかもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?