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【コラム】アートは死んだ?

こんにちは! 
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。  

画像生成AI「Midjourney」。
ユーザーが何かしらの「文字列」を入力することで、それをもとにAIが自動で画像を生成するサービス。

そんなMidjourneyが、美術品コンテストにて、人間の制作物を差し置いて、デジタルアート/デジタル操作写真部門で1位を獲得したというから、驚きです。



このニュースは物議を醸しだしています。

「AIが生成したものなんてアートではない」
「ずるじゃないか!」

などなど。

AIで生成されたものがアートとして認められるかはわかりませんが、審査員はAIが生成したものと知らずに、まさに公平に審査されての結果だったといいます。

こうなってくると、いよいよアートとは何か、ということを考えざるを得ません。
人間の専売特許とも思えた分野だからです。


計算分野では遥か昔に、人間はコンピュータに完敗しています。

IBMが開発したAI「ディープ・ブルー」に、チェスの世界王者が敗れたことは、今も記憶に新しいです。

唯一、人間に分があるとされていた、アートや感性の分野にも、もはやAIの影響が及んでいます。

今のところ、AIは大量のサンプルやデータから、経験則にもとづいた「最適解」を割り出すにすぎません。

そういう意味では、AIが人間に「創造性」で勝ることはまだ先の話かもしれません。

ただ、人間が機械の領分に取って代わられないためには、今まで以上に人間らしく創造性を発揮する道を探求しなければならなそうですね。

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