・ご挨拶
こんにちは。
静岡YPのひかるです。
4月環境で流行った『チキンレース』を採用した「スネークアイ」に『マジシャンズ・ソウルズ』を3枚採用した構築で日本選手権の店舗予選を無事優勝する事ができたので紹介と解説をしていきたいと思います。
このデッキは非公認の中〜大型大会でも戦えると思うので、もし良かったら参考にして頂けると嬉しいです。
優勝構築はこちら
戦績は
覇王幻奏×○○ 🎲×後攻
純スネークアイ○×○🎲後攻
センチュリオン○×○🎲先攻
メメント○×○🎲後攻
の4-0でした。
優勝後に組み直した構築はこちら
このnoteは全文無料の投げ銭方式の記事なので、良かったら最後まで読んで頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします!
・他の「スネークアイ」デッキとの比較
4月27日発売の〈インフィニット・フォビドゥン〉の新規カードの登場から約1週間が経ち、「スネークアイ」は様々な強化を受けました。
現在の大会環境で結果を出している主な構築といえば新規カードを採用した「デモンスミス」型や「千年」型、1月環境で圧倒的に結果を出していた「炎王」型、4月環境で一時期注目された「ユベル」型、そして今回紹介する純寄りの構築になります。
では何故様々な構築が結果を出している中、純寄りの構築を使用したのか。
まずは上記の4つの構築に採用される新規カードや特徴、欠点などを紹介しつつ、私の使用デッキと差別化していきたいと思います。
「デモンスミス」型
構築サンプルはこちら
この構築の強みは『魔を刻むデモンスミス』を引く事ができれば①の効果によって『刻まれし魔の詠聖』をサーチする事で、リンク4までリンク値を伸ばす事ができ、攻撃力が2400の『召命の神弓-アポロウーサ』などの強力なLモンスターを召喚権を使わずに出す事ができます。
また『刻まれし魔の大聖棺』の①効果からレベル6の「デモンスミス」モンスターを2体並べ、その2体で『永遠の淑女 ベアトリーチェ』をX召喚する事で好きな炎属性モンスターをデッキから墓地へ送る事で『賜炎の咎姫』で蘇生できて、「スネークアイ」ギミックを召喚権を使わずに展開できます。
更に『刻まれし魔ラクリモーサ』の③の効果を使用すれば1200の効果ダメージを与えられます。
この様に『魔を刻むデモンスミス』の1枚のパワーが強力な為、これからは「デモンスミス」を採用した構築が覇権を握る環境になると思います。
欠点としてはEXデッキの枠を4〜6枠は削る事になるので純構築と比べると柔軟性に欠ける事です。
純寄りの構築であれば、『増殖するG』を使用されたり、展開が伸びなかった場合に新たに『影法師トップハットヘア』が加わった事で『影帽子』や『碑像の天使-アズルーン』をセットして妨害を構えるという選択肢が増えた為、初動に誘発を受けたら止まってしまう様な手札でも最低限の妨害を構えたいという方であれば別の構築の方が良さそうです。
まとめると「デモンスミス」ギミックのパワーの高さは魅力的ですが、EXデッキの自由度がない事から展開が上手くいかなった時の択が少ないのが気になったので、今回は採用を見送りました。
ただし最強デッキの一角になり得るポテンシャルはあると思うので、今後の大会環境に注目していきたいと思います。
「千年」型
構築サンプルはこちら
この構築の強みは「千年」ギミックを用いてリンク値を2〜3稼ぎつつ、「スネークアイ」ギミックのコスト要員となるカードを用意する事ができる事です。
また『S:Pリトルナイト』を事前に出しておく事で、召喚時の『スネークアイ・エクセル』や『蛇眼の炎燐』のサーチ効果を安全に通しにいく動きも可能です。
弱点としては「デモンスミス型」よりもEXデッキの自由度は高いものの、「千年」ギミックに必要なLPのコストが重いのも相まって『増殖するG』がより重たくなってしまう事です。
現環境でキルラインを下げてしまうとシェア率で1、2を争う「天盃龍」の餌食にされそうなのが気になります。
また「千年」と「デモンスミス」のギミックをミックスした構築も上位入賞を果たしている例がありますが、お互いの長所以上に短所が増えてしまっている感があり自由枠もかなりカツカツなので扱いが難しそうです。
まとめると「千年」ギミックと「スネークアイ」ギミックの相性は良いものの、LPの消耗の激しさによるキルラインの低下によって『増殖するG』もより重たくなってしまう為、現環境だと安定した勝率を維持するのは他のデッキと比べると現段階では難しいと考えています。
ただ今後研究が進めば更に強力なデッキに変貌する可能性も秘めていると思うので天才デュエリストの構築がX(旧Twitter)のTLに流れてくる事を期待しています。
構築サンプルには採用されていませんでしたが、『影法師トップハットヘア』はこの構築でも強そうですね。
「炎王」型
構築サンプルはこちら
このデッキについては現在の大会環境で遊んでいる方なら説明が不要なくらい強いデッキです。
『炎王妃 ウルカニクス』を採用した型もありますが、再びスタンダードな型が流行りつつあります。
特筆して新しい要素はありませんが、先日のリミットレギュレーションによって安定感が落ちた事でシェア率や入賞報告は全盛期よりも聞かれなくなりました。
個人的に『炎王』型は『炎王の孤島』を『コズミック・サイクロン』で除去されたり、手札の質にムラがあるのがストレスだったので採用しませんでした。
ただGWに「デモンスミス」ギミックを採用した「炎王」型が複数結果を出した様なので、おそらく新環境の王になる日が来るかもしれません。
「ユベル」型
構築サンプルはこちら
このデッキの魅力は何と言っても上記の3つのデッキと比べると構築の必須枠がメインに5枚・EXデッキに1枚とかなり自由枠のスロットが多い事です。
また誘発の貫通力もあり、例えば『スネークアイ・エクセル』の召喚成功時の効果に対して『無限泡影』や『エフェクト・ヴェーラー』を受けても、『ナイトメア・スローン』でデッキの『スピリット・オブ・ユベル』を破壊する事で、『ユベル』を特殊召喚する事ができ、場の2体で『クロシープ』をL召喚して『ファントム・オブ・ユベル』を『クロシープ』のリンク先に融合召喚する事で、墓地の『スネークアイ・エクセル』を蘇生して、展開を再スタートする事ができます。
『ナイトメア・スローン』や『スピリット・オブ・ユベル』の効果が『灰流うらら』を使わせるのに一役買ったり、「スネークアイ」ギミックのコストになるのもいいですね。
ただ単純に「ユベル」モンスターの素引きが−1になるので、他のデッキ以上に引きたくないカードを入れる事になってしまいます。
まとめると出張パーツの容量が軽い構築となっており、誘発受けもいい構築となっていますが、「ユベル」モンスターの素引きがとてもストレスになるので採用を見送りました。
・構築紹介
構築サンプルはこちら
長くなりましたが、ここからは構築紹介に移りたいと思います。
基本展開は従来の構築と大差ないし普通の使い方を説明する必要がないと思うので、この記事ではこのデッキのキーとなるカードの紹介や効果の応用の仕方をピックアップして紹介していきます。
・不採用カード
『チキンレース』の3枚目
こちらも『マジシャンズ・ソウルズ』の枚数を増やす為に2枚にしました。
『天盃龍』対策として使われてるこの2枚のカードですが、日本選手権では『禁じられた一滴』を嫌って『キキナガシ風鳥』の方を採用していました。
しかし、『影法師トップハットヘア』が予想以上に強かったので優勝後はサイドデッキに入れたり、構築から完全に抜いてしまったりを繰り返して試しています。
・最後に
最後まで読んで頂きありがとうございました。
私はあまり非公認大会に参加するプレイヤーではありませんが、競技遊戯王は好きなので機会があればこの構築を使って結果を出せたら嬉しいと思っています。
何か分からない事があれば私のX(旧Twitter)のアカウント(code_talker882)までリプライかDMを頂ければお答えしたいと思います。
この記事のいいね・リツイート・Xアカウントのフォローもお待ちしております。