小学校でmicro:bitを使ったプログラミング体験授業やってみた記録
CoderDojo名護の安藤です。
この記事は「micro:bitを小学校で使う際のあんちょこ(手軽な参考書)」に手順や感想などを加えた記事です。
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経緯
11月初旬、以前、別の小学校でつながりのあった先生から宜野座村立松田小学校でのプログラミング体験授業の講師依頼があり、何を使ってどのようにやるか調整し、会場確認をして、月末に実施しました
機材
昨年と今年にMicro:bit Educational Foundationからmicro:bitを寄贈いただき、クラス生徒数分あったので、機材はmicro:bitを選びました。
段取りや内容は3年前に開催した【開催レポ】久留米大学からの名護市立屋部学校における遠隔授業を参考にしました。
会場
会場はパソコン教室を利用しました。
宜野座村ではiPadが生徒に貸し出しされていますが、有線でつないだ方が確実のようだったのでパソコン教室のパソコンを利用しました。
会場は11月中旬に下見をして、Microsoft MakeCode for micro:bitとmicro:bitが使えることを確認しました。
下見した日に、micro:bitを貸し出して、先生に使ってもらうようにしました。
開催時間
理科の授業として下記の時間、実施しました。
6年生(19人)
8:45-9:30 1校時(45分)
9:40-10:25 2校時(45分)
4年生(18人)
10:40-11:25 3校時(45分)
11:35-12:20 4校時(45分)
体制
講師:CoderDojo名護 安藤
サポート:理科専任教諭1人、IT指導員2人
何をやったか
各学年、前半45分ではBBC micro:bitの概要でmicro:bitの入力、出力、プロセッサについて説明し、Microsoft MakeCode for micro:bitで、プログラムのダウンロード方法まで演習しました。
後半の45分では、「クリスマスをテーマにmicro:bitでイルミネーションを作ってみよう」をテーマに制作し、最後にiPadでmicro:bitを動画を撮影して、先生に動画を提出しました。
所感
6年生の授業が終わった後、「4年生は同じような内容で少しスピードを落としてやればいいかな」と思いました。
しかし4年生が入室して、まず6年生と4年生の体格の差、表情の違い、成長の差を感じました。
授業をする前は、Dojoで会う子たちを思い浮かべて「こんなかんじなので、こんなかんじですすめればいいかな」と考えていましたが、授業を進めてみると「どこまで理解しているのか」「どのようなことに興味を持つのか」が6年生の授業の時より感じ取りにくかったです。
対象が6年生くらいのイメージで段取りしていたようです。
先生やIT指導員の皆さんのサポートがあって授業を進めることができました。
同じ題材でも学年に応じたやり方が必要なんだと感じました。
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