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CoderDojo港北ニュータウン取り組みのまとめ、初めて作る人に参考になれば

こんにちは、K研究員です。

今回はこちらのアドベントカレンダー掲載の記事になります。


CoderDojo港北ニュータウンを始めて1年以上たちました。ある程度安定的に開催できるようになってきたかなと思うので、皆様の参考になればと思ってまとめていきます。


立地重要

CoderDojoで最重要なことは場所選びだなと感じます。もともと、港北ニュータウンの中心のセンター南か北でCoderDojoを始めようと思い、港北ニュータウンという名前にしました。しかし場所が意外と見つからなかったので、仲町台駅の地区センターで始めましたが、乗降客数も少なく、比例してCoderDojo参加者も少なかったです。また、利用料がかかることも地味に痛かったので仲町台で始めてからも粘り強く場所を探して、無料の都筑区民活動センターを見つけました。それまでいろいろな場所に断られましたが。

つづきMyプラザに断られた話はこちら。


活動の場所はケアプラザや学校などいろいろなパターンがあるので、気に入る場所を粘り強く探すのがいいと思います。

人によって、家から近い、無料、人が多い場所など希望の要素は違うと思います。

集客重要

告知・参加登録は、皆様に倣ってConnpassで開始しましたが、タイムリーに連絡が取れないことや、アカウントを作るのが大変だろうことからLINE@を併用するようにしました。

コンピューターにあまりなじみのない人にも、学習の機会を提供するのが一つの目的だとすると、Connpassにアカウントが作れるレベルでないと参加できないというのはちょっとハードルが高い気がしていました。

LINEを使っていないお父さんお母さんは今や少ないので、アカウント登録の手間がなく、ユーザー層が広がったかなと思います。開催報告やコンテストの告知などもしやすいのがいいところです。

LINE@のアカウントの告知はカードを作って手渡しするのと、いこーよという無料の告知サイトで行っています。告知はちょっとこっぱずかしいところは正直あるのですが、人が多いほうが楽しいのは事実なので頑張っています。LINE@の詳しい使い方はこちらです。


サクラ重要

自分の子供は最低限参加できる状況を作れるといいです。なかなか0人のConnpassに応募してくれる人も少ないのと、一人参加の場合でも最低二人での開催ができます。やってみようか迷っている人は自分の子供がDojoに興味を持っているうちに始めることをお勧めします。

Wifi

場所と人がそろえばあとは設備ですが、設備として一番大事なのはもちろんWifiです。一番最初は携帯のテザリングで何とかなるかと思ったのですが、同時接続数が5までという制限がありうまくできませんでした。そこで、NECのモバイルルーターにUQのSIM(月1000円)を指して使うことにしましたが、これも同時接続数が10までで人が多いと大変でした。

そこで、WIFI中継器を買うことで同時接続数問題をカバーしました。これがあれば格安の携帯の契約だったらテザリング+中継器で行けそうです。残念ながらドコモの回線なので怖くてテザリングできていませんが。


書籍

書籍は最初は図書館で借りていました。そうすることで0円なわけですが、やっぱり毎回借りるのはめんどくさいのでだんだん買い揃えました。でも最初は図書館もありだと思います。

書籍といえば、最近、CoderDojo三春の瀬戸山さんからこちらの本を献本いただきました。後日レビューを書こうと思います。


教材

教材はもらえるものはもらうの精神で、MakeBlock HaloCode、レゴマインドストームNXTを寄贈いただきました。ソフト系ではマインクラフトカップに出ることで、マインクラフトのアカウントを使わせていただいたり、Progateのアカウントを使わせていただいたりしました。

とはいえ、いろいろ買いそろえてもいます。例えば学研のプログラミングカーやmicro:bit、sphero miniなどです。物理的なものがあると小さな子には受けがいいですね。


お金

Wifiに教材、そして交通費を考えるとお金は欲しいところです。主にクラウドファンディングと会場での寄付(チップスターに入れてもらう)で賄っています。今年一年は3万円ぐらいの予算で実施しました。黒字か赤字かでいえば赤字ですが、儲けようとしているわけでもないので今ぐらいが一番いい気がしています。

クラウドファンディングは、SNSやブログ、会場にロゴを出すことで企業様や個人様に支援いただいています。

ちなみに、CoderDojoと寄付のスタンスはこちらにまとめました。


日時

日時はなるべく固定したほうがいいという話はCoderDojoのサイトにも書いてあった記憶ですが、実際のところ、子供のいろいろな行事や会場の都合で難しい面はあります。それでもなるべく来やすいように、月の最後の日曜日の13:00-15:00開催を目標にやっています。

日曜日にしたのは市立の小中学校の中には土曜日がお休みでないところもあるためです。また、実は意外と近隣の開催日も気にしていて、なるべくずらしていろいろなところに参加できるようにしています。

会場運営

細かい話ですが、最初はロの字型のテーブルの配置をそのまま使っていましが、途中から子供同士話しやすい島型の配置に変えました。

また、Scratchが初めての方の初めてコーナーを開催して最初の敷居を下げました。「教えない」がコンセプトなのでちょっとグレーなのかもしれないですが、最初ぐらいは一緒にやってもいいのではと思っています。

はじめてコーナーはこちらのCoderDojo市川真間様の資料を使わせていただいています。いつもありがとうございます。


SNS

SNSはツイッターとFacebookに自動的にこのブログがポストされるようにしています。何気に、noteとは違う層にいいねしてもらえるので励みになります。ブログをするならとりあえず連携しておくというのは重要かもしれません。

以上いかがでしょうか。

CoderDojoは個人的には「教えてくれないなら家でやっても同じじゃない」という問いとずっと向き合っていく旅なのかななんて思っています。いろいろな寄付が集まってチャンスが生まれ、友達も来て交流が生まれる、そういう場を目指していきたいですね。


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無料のプログラミングクラブCoderDojoを運営するにあたり寄付を受け付けています。お金は会場費・Wifiの費用・教科書に使用します。