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GRE325(V157、Q168)取得までにやったこと

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この記事では、GREで325点(V157、Q168:GMAT710点換算)を取得するまでにやったことをまとめたいと思います。
素晴らしいスコアではありませんが、トップ校に出しても足切りはされないであろうスコアだと思います。個人的にはベストを尽くした結果なので、満足してます。
受験プロセス全体を通して、スコアメイクに一番苦労しました。8月くらいまでにはスコアメイクを終えるつもりが、GMAT4回玉砕、GREに切り替えて3回受験し、結局12月末までかかってしまいました。。。
いつ、何をやったかのタイムラインや勉強時間、費用は下記の記事でまとめてますので、ご参照ください。

今年からGMATやGREの形式が変わるとも聞いており、どこまで役に立つかはわかりませんが、これから受験する皆様の参考に少しでもなればうれしいです。

全体を通しての反省

早めに模試を受ける

1ヶ月くらい勉強したら、まずは模試を受けてみることをお勧めします。
「GMAT™ Official Starter Kit + Practice Exams 1 and 2」という、GMAT公式の模試が無料でありますので、こちらを使いましょう。
今考えるとアホらしいですが、当方は模試の存在を知っていたものの、無料版が2回分しかないから、万全な準備をしてから受けようと先延ばしにしてしまいました。しかし実はこのテスト、いくつか問題がシャッフルされるので、何回でも受けられます。当方はPrep1、2ともに4回受けました。
なので、ある程度勉強したらすぐに受けてみましょう。
模試を受けると、自分の現在地が正確に把握できるので、勉強のモチベーションも上がります。

短期決戦(のつもり)で臨む

当方は勉強をはじめた当初は「まだ時間があるから、少しずつ勉強して実力をつけていこう」と思っていました。しかし、出題範囲が広いため、時間をかけるとどんどん忘れていきます。
最初から、飲み会を断って平日最低1時間、週末4-5時間勉強するスケジュールで臨んでいれば、もっと早くスコアメイクできたのではないかと、反省してます。
このスケジュールを耐え抜くには、早めに模試を受けて、自分の現在地を把握し、モチベーションを高く持つことが肝要だなと思います。

Quantsを安定させる

Verbalは運要素がかなりあると感じましたが、Quantsはちゃんと勉強すれば2-3点のブレはあれど安定すると思います。
模試で48-50くらいが安定して取れるようになる状態に早めに持って行ってから、本番を受ければよかったなと反省してます。
Quantsはマインドセットや解き方を身に着けることが重要だと感じており、苦戦する方は何かしらのコースを受講することをお勧めします。

GMAT4連敗の記録

GMATは4回受けましたが、目標スコアに届かず、GREに切り替えました。
ただ、GMATで勉強したことはGREでも土台となり、しっかり役に立ったので、無駄ではなかったなと思います。

スコアの遷移

模試も含めたスコアの遷移は下記の通りです。
Quantsのスコアは上がっていったものの、Verbalのスコアが乱高下しました。先生にも、10年に一人くらいの乱高下だと言われました。
原因はおそらくメンタルです。GMATは最初の方の簡単な問題を間違えると、その後いくら正答率が高くても得点が伸びない性質があり、3回目以降はそれを意識しすぎてガチガチに緊張してました。
合わないなと思ったら、GREに切り替えましょう。

Quants対策

Quantsのポイントとしては、
・早く解く方法を知っているか
・できない問題に固執せず捨てられるか
だと思います。
すべての問題を、正確に解くのではなく、時には概算や選択肢からの逆算を使って、素早く解いていくことが求められます。このマインドセットを持つようになってから、点数が伸びていった気がします。
よく、GMAT体験記で「日本人は数学は余裕」という表記を目にしますが、一握りの日本人に限ると思います。
Quants対策で、個人的に役に立ったものは下記の通りです。
①マスアカ
数学英語の学習とテーマのおさらいにはもってこいです。
②Neat prep GMAT® Math | Official Guide 2020
当方はこのコースに救われました。
会社の福利厚生で、Udemy Businessを契約しており、そこで見つけたコースです。
OG2020の全問の解き方を動画で解説してくれます。
OG2020が手元にないと学習できないので注意が必要です。https://www.udemy.com/course/gmat-math-official-guide-2020/

Verbal対策

Verbalは最後まで攻略できませんでした。
ただ、SCは文法のいい勉強になって面白かったです。スコアは伸びませんでしたがw
GREで生きたなと思う対策は、iKnowでの単語学習です。
GMAT対策コースというものがあり、それをひたすらにやってました。
現在は、iKnowでGMAT対策コースのサービス提供は終了しているようです。
後述する、GRE転向時に受けたAffinityのRC対策コースは、もっと早く受けておけばよかったなと思います。

GREへの転向

9月末に4回目のGMAT玉砕を経験し、GREへの転向を決意しました。
GMATの土台があったので、単語だけ集中してやって、1か月後には本番を受け始めました。
当方受験当初は、GMATと違って途中で戻れる形式だったので、プレッシャーも少なく、自分には向いているなと思いました。

スコアの遷移

Vがずっと伸び悩んでいましたが、クリスマスイブに奇跡が起きました。
V157は、正直運だったと思います。
ちょうどラウンド2も出願も重なり、12月はあまり勉強に時間を割いていませんでしたが、なぜかスコアが伸びました。不思議です。

Quants対策

GMATのベースがあれば、特段追加の対策は必要なかったと思います。
GREのOGで問題の形式に慣れれば、いけました。

Verbal対策

単語学習では、iKnowのGRE対策コース(現在は提供終了)と、GRE Vocabulary Flashcardsをやりました。
GRE Vocabulary Flashcardsは無料だし、オススメです。
当方はiKnowのアプリで完結させたかったので、GRE Vocabulary Flashcardsでわからなかった単語をiKnowに登録しました。
RC対策で受けた、AffinityのRC戦略クラスSet Aはとてもよかったです。
今までは、英文をざっと読んで「これかなー?」って選んでいたのが、ちゃんと根拠を持って選択肢を選べるようになりました。GMATの時に受けておけばよかったなと思ったコースです。

最後に

スコアメイクでは、何度も心が折れそうになる時があるかと思います。そんな時は筋トレしたり、家族と話したりして気分転換しましょう。最後まで諦めなければ、必ず結果はついてきます。
勉強もルーティンを確立してしまえば、そこまで苦しくなかったです。当方は10分でも隙間時間を見つけたら、問題集を解くというルーティンがはまりました。
みなさんの受験を心より応援してます。がんばって!


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