・6時半頃に目が覚めるけど、起きたのは7時過ぎ。昨日は遅くまで絵を描いて、眠るのが遅くなってしまったけれど、今日も描きたくて、わりとサッと起きられた。洗濯をして、朝ごはん。ついでに床や台所のシンクも掃除。

・朝ごはんは、ごはんに長芋の細切りをのせたもの。昨日半分残したごはんだから、上にかかってる長芋の方が明らかに量が多い。それから手作りヨーグルト。一晩水を切ってみたら、少しゆるめではあるけれどもそれらしくなった。なんだかうれしい。味は、種菌に使った小岩井生乳100％ヨーグルトよりも酸味が少なくて、少しミルクの味がして、さらっとした味。これはおいしい。少しだけてんさい糖をかけてもおいしかった。食後、歯を磨いてシャワーを浴びる。少し陽が照っていたけれど、これからほんとうに台風になるのか？

・絵を描きはじめる。フルーツサンドの絵。二子玉川に行ったときにどこかのお店で売っていて、「あ！これ描こう！」って思った。通常よりも閉店時間が早まっていて、ぶらぶらといろんなお店をみることができなかったが、これだけは収穫だ。
昨日、おおかた描き終えて、果物の種を描いたり、ぶどうのグラデーションをつけたりした。描いて、塗っては、乾くまでピアノを練習を何度か繰り返す。モーツァルトの練習が難しすぎて（音符は簡単そうに見えるのに）、細切れに練習。

・お昼は、鍋から引き上げたままのあったかいそうめんに、たまごやしょうがの細切り、玉ねぎの酢漬け、醤油、ごま油をかけて食べる。おいしい！途中で、もみ海苔をかけたり、粉チーズをかけたり味変する。きゅうりの浅漬けも食べる。

・絵の続き。わたしは見たまま（そこまで見たまま描けてないけど）を描くことしかできない。Instagramで自分の作風を持っている人を見るとほんとに尊敬する。見たものを、そして自分のこころで想像したものを、自分の感性で描くってどんな体験なのかな？そこまで行き着くまでどんな道をたどってきたのかな？わたしも描いてるうちに自分の作風が現れてくるのかな。
今は、こころが魅かれたものをひたすらかいていくだけ。でもね、もうわたしの作風っていうのは決まっていて、それをひたすら思い出していくだけのような気もしてる。

・朝は晴れ間も出ていたのに、一日中雨がたくさん降った。洗濯物は常にサーキュレーターの“強“をあてておく。綿の靴下は乾く兆しが見られなかったからドライヤーで乾かす。すごい湿気。25度くらいなのにエアコンをつけるっていうのがなんだか腑に落ちないけど、仕方なくドライをつける。

・夕方、絵も完成した。TwitterやInstagramにあげたわたしのちいさな発表会。何人かがメッセージをくれて、とってもうれしかった。

・それから、Instagramを見ていると、佐々琢哉さんが、引っ越し以来ずっと気になっていた自宅の『土間工事の記録』を綴っていた。詳しいことは、ぜひ投稿を読んでほしいが、9年間、土間のおくどさん（かまど）と向き合った結果、機能性に限界を感じて、自分がほんとうに望む、次のステップに行くために決心して、自分の手でおくどさんを壊したと書いてあった。前に何かで、おくどさんが気に入っているみたいなことをお話しされていたような憶えがあった。文章からも、相当の決心をして自分の手で壊したんだなってことが伝わってきたし、壊した後もおくどさんのことを大切に思っているんだなってことも伝わってきた。少しだけ今の自分と重なるところがあって、なんだか文章が胸に迫ってきた。次に行くために、大切だと思っていた何かを手放す時がくることがある。
そういえば、我が家には佐々琢哉さんが描いた『せせらぎ』という絵がある。ちょうどいい場所がなくて、今はベッドの上の壁に立てかけてある。起きるとせせらぎが目に飛び込んでくる。自分にとっての源流のような場所をいつも思い出させてくれるような、お守りみたいな絵。
いつも自分の中にちゃんと源流が流れているんだよってことを知りながら、これからも生きていけたらいいな。