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【KRC】スロージョギングで「苦」なく速くなる ~"意識"を注ぐ練習~



前回、
多くの方々に支持していただいたスロージョギングについて、
そのメリットをお伝えしました。

今回はそのメリットを得るために、
どんな意識を持って練習するのか、
フォーカスを当てる部分についてお伝えします。

ズバリ、最初にそれをお伝えすると、
スロージョギングの捉え方は
「意識を注ぐ練習」
になるのです。


【意識を注ぐとは?】

例えば、
走る際に足を動かしますね。

その動かし方にはいくつかの方法があります。

①足首より下で足全体を動かす
②脹ら脛に一番頼る走りにする
③股関節やハムの足の根っこから動かす

意識を置く部位によって、
足への負荷は異なります。
何故なら、
脹ら脛や太腿、ハムストリングス等で筋肉量が異なるからです。


上記の①~③を更に噛み砕くと、

①).足首の蹴り返しで足を動かす。
②).脹ら脛で走る際の全ての負荷を支えつつ前に移動する。
③).動かすのは付け根だけ、足を上げるのも下げるのもハムでこなす。

ということになり、
一つ走ると言ってもその中には多くの走り方が有るわけです。

前置きが長くなりましたが、

フォームという走る時の入れ物を変えるために、
"意識"という中身を使う練習を、
スロージョギングで行うのです。


【意識を注ぐ......具体的には?】

1つ例を挙げます。
下記3つを行ってみてください。

[1]掌を上に向けて上げてください
[2]肘を上に向かって上げてみてください
[3]掌を体が向いている方向に向け上腕二頭筋で真っ直ぐ上げてみてください。

どれも言葉回しは違うものの、
いずれも腕自体は上がりましたね。


このように、
使う部位は違えど同じ類いの動きになるのです。

また、
今はそれぞれの部位を意識して動かしていただきましたが、
反復練習をすることで"無意識の動き"に落とし込みます。


さて、次はいよいよランについて、
意識を注ぐお話です。


【ラン 意識を注ぐ】

「では、スロージョギングを行います!
意識を注いでください!」

と言われても抽象的すぎますよね。

次に言葉にするのは
「意識を注ぐ感覚」についてです。


【意識を注ぐ感覚】

例えば、
脹ら脛にすぐ疲労が溜まってしまうのであれば、
ハムストリングスを使って走る事を提案致します。

そこで走る前に
「ハムだけを使う感覚」
という説明だけでは、
"意識を注ぐ感覚"の説明としては少し情報が足りません。

私であれば
「膝から下は無いものとして、
膝で地面に接地してるイメージ」
と付け加えます。

これらの文言で何か違和感を覚えませんか?

その答えは↓↓↓↓↓↓で。

【意識を注ぐのは"使う部位"と"使わない部位"の2箇所】


上記の言葉の違和感とは

→使いたい部位のみに
 "動かす意識"を注ぐ。
 
→使わない部位には
 "無い物とする意識"を注ぐ

使わない部位にもある一種の
"意識"を注ぐのです。


使わないのであればむしろ無意識にした方がいいのでは?

と思われるかもしれませんが、
人の体は全身を使って動いているので、
そこに確かに部位はあるのです。

無いものには出来ないので、
無いものとして意識を注いで、
脳を勘違いさせてあげてください(笑)


【まとめ】

スロージョギングの意識を注ぐ練習とは

使いたい部位を動かすにも、
使わない部位を"無いもの"として外すにも、
反復練習が必要ということです。

【最後に】

今回のnote の内容は過去に投稿しました
『スロージョギングで「苦」なく速くなる!』
に付随したものです。

また、
3/20(金)祝日に今回の投稿内容をテーマに、
わたしがコーチを務めるランニングクラブ、
KRC東京が練習会を開催します(下図参照)。

興味のある方は是非ご参加いただければ、
個々人にあった"意識の注ぎ方"をアドバイス致します。

参加希望者はコメントをいただけますと幸甚です。

何卒よろしくお願い致します!

KRC 東京コーチ : 石川 颯真