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嫁にまつわるハナシ

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私と嫁のやりとりの記事となります。 週に一本以上は更新される予定です。 夫婦に興味のある方が主な対象です。
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記事一覧

私の好きなところ言って

「私の好きなところ言って」 来た。きたきた。 女性と一定期間付き合ったら 唐突に起こるイベント 私の好きなところ言って。 これ苦手なんだよなぁ。 「性格が良いところ!」 「おしゃれなところ!」 「可愛らしいところ!」 といくつか言っても ほかには?と返ってくるし。 がんばってもう10個くらい言っても ほかには?と返ってくるし。 どないせいっちゅーねん。 そもそも、付き合っている時点で 好意があるのは確定してるじゃないか。 なんでわざわざ言わせるんだよぅ。 こんなの口に

私たち夫婦の特別な料理

このお話は「#仲良し夫婦サークル」の企画記事です。 特別な料理か・・・ 自分でお題を出しておいてなんだけど うーん、ありすぎる。どうしよう。 嫁ちゃんは料理がとても上手なので 何を作っても基本美味しい。 アツアツの味噌汁、粕汁、豚汁などの汁物が 最強に美味しいと思いきや 焼き魚、煮魚、魚のホイル焼きなどの魚系も やっぱり最強に美味しい。 豚の角煮、生姜焼き、肉じゃがなどの肉系は 当然のように美味しいし キャベツ、ごぼう、人参を使ったサラダ系も モリモリほおばるほど美味しい

忘却アイスコーヒー

4月だというのに暑い。 これはアイスコーヒーの啓示。 アイスコーヒー用の豆を買えという コーヒー神よりのおぼしめしなのだろう。 よし、コーヒーショップへ行こうじゃないか。 「あれ、夫くん、アイスコーヒーはもう 紙パックで済ませるって言ってなかったっけ?」 ななななんだと嫁ちゃん!? コーヒーに身をささげたこの私が 紙パックタイプでいいよなんて暴言を!? そんなはずはないそんな記憶はございません。 「いやあ、たしか去年くらいに言ってたよ。 覚えてないの?思い出してみてよ

結婚の後のはなし

子どものころ。 結婚というものに憧れを抱いていた。 だって、好きな人と暮らせるんだよ? なにか不都合が生じたとしてもさあ それだけで充分おつりがくるじゃん。 そして縁あって結婚したわけだけど。 正直に言っていい? なんかみんな正直に言わないような そんな妙な空気を出しているからさ もしかして言うのはタブーなのかと 長年訝しんで自主的に黙ってたけど まあ、正直に言っちゃうね。 結婚って最高じゃん。 やっぱさあ、好きな人と暮らすのは 最高に楽しくてハッピーだったよね。

もう一度の結婚式

「もっかい結婚式したいね~」 嫁ちゃんと金曜ロードショーの話をしていたら いつのまにか結婚式の話になっていた。 え、なに?結婚式?どうしてそうなったの? 「だってほら、シンデレラって映画を観てさ こんなドレス着たいねって、話進んだじゃない」 ええ・・・そうだっけ?そうだったかな。 ていうかシンデレラって、相当昔に観た映画? 「そうだね。10年くらい前のかな。 夫くん、忘れちゃったの?酷い…およよ」 うわっ、そんなに経つんだ。そっか、そっか 今調べて思い出したけどこの

お弁当

なぜここにお弁当が?買ってきたの? 朝。少し寝坊してキッチンに行くと テーブルに美味しそーうなお弁当が。 少し混乱して嫁ちゃんに確認をした。 「いやいや、今さっき作ったお弁当だよ~」 作ったって、誰が?嫁ちゃんが?今? ししゃものフライが入っているけど? 少し混乱して嫁ちゃんに確認をした。 「冷凍ししゃも、揚げたくなったんだよ~」 何?朝一番で揚げ物を?嫁ちゃんが? 二度見したらタルタルソースも発見。 少し混乱して嫁ちゃんに確認をした。 「タルタルはちょちょいと作

簡単で美味しい!ペッパーランチ

天麩羅ごはんの美味しさに我を忘れてしまい 「夕食はまかせとけ」宣言をしてしまった私。 (※前日の記事参照) 過ぎたことは仕方がない。ここはひとつ YouTubeで見かけた美味しそうな料理 ペッパーランチを作ってみようじゃないか。 なぜ、私はペッパーランチを選んだのか? 明確な理由が三つある。 うすうす勘づいている方もいるかもしれないけど 実は私の料理レベルは高くない。 MAXが10だとしたら3くらいなものだ。 フツーの味噌汁、フツーのカレーが作れる程度。 そんな私が凝

天麩羅天国

「夫くん、天麩羅食べる?」 はい。喜んでいただきます! 季節はすっかり春。 例年に比べて花の開花が軒並み早いけど 気候は穏やか。過ごし易くて食べ物も美味しい。 春と言えば山菜。 私は山菜が大好きだッ! …いやいや、ちょっと待ちなよ私。 そんなに山菜、好きじゃなかったよね。 むしろ(うーん、山菜かぁ)だったよね。 いつ、見事な手のひら返しをしたんだい? そりゃ、嫁ちゃんの料理を食べたからだよ! はい、見事な開き直り。ありがとう。 そうだったね、私は嫁ちゃんの料理に弱

ウチの仲良しの秘訣

私がまだ結婚していないころに 「熟年離婚」という言葉が世に出始めた。 この言葉は、日に日に世に浸透していく。 なんとなく、離婚は悪いこととして捉えてきた。 でも、どうして離婚は悪いことなのだろう? 離婚について深く考えたことがなかった私は あらためてよおく、考えてみることにした。 やがて、結婚した私。 なるほど、なるほど。 結婚というのは素晴らしいことだ。 仲が良ければ良いほど、毎日が充実する。 でも、これは、逆に言うと 仲が悪ければ悪いほど、毎日は・・・。 ・・

全く違うプレゼント

「想い出の品」をテーマに記事を書いたとき 嫁ちゃんからいろいろ話を聞いて驚いた。 ぼくと嫁ちゃんとでは プレゼントの感覚が全く違う 今日はそのあたりを書いてみたいと思う。 ・・・ 「嫁ちゃんてさ、人にプレゼントあげるときに どうやって選んでいるの?」 「え、夫くんいきなりどうしたの」 「いやね、嫁ちゃんはさ 良いプレゼントあげるの上手いじゃない」 「良いプレゼント?」 「貰った人が喜ぶプレゼントだよ」 「そうだねぇ・・・ちょっと考えてみるね」 「うむ」

江月照松風吹永夜清宵何所為

まだ冬の、寒い明け方のこと。 朝五時にむくりと起きた嫁がガサゴソしている。 なんだろうと覗いてみたら 二階のベランダで湯を沸かしていた。 寝巻に上着を羽織り、Colemanの椅子に座って 膝掛をかけアルコールストーブで湯を沸かす嫁。 「( ノ゚Д゚)おはよう。早いね。ソロキャンかな」 「家キャンだね。パーコレーターの珈琲飲む?」 「パーコレーター?」 「キャンプ用の珈琲抽出器具だよ。忘れたの?」 「そうだった、そうだった」 「紙コップで良いよね。キャンプの雰囲

想い出のそれ

「次郎さん、それ、買い換えないの? なんだかもうボロボロじゃない」 先日、同僚にそんなことを言われた。 そんなにボロボロかな?と思って見たら けっこうボロボロだったのでおどろいた。 毎日洗っているけど気付かなかったなぁ。 「なに、けっこう大事なやつなの?それ」 そう。 これはぼくの中で最大級に大事なものだよ。 なんてったって愛する嫁ちゃんの贈り物だ。 「はあ、そりゃ良かったですね・・・」 また嫁自慢が始まったと苦笑いする同僚を尻目に ぼくの意識は過去に遡っていた。

本日はお日柄も良く・・・

「お見合いしよっか」 先日、ふらっと立ち寄ったマックで ぼくたちは突発的にお見合いをした。 「あのう、ヨメさんのご趣味は・・・?」 「ふふ、わたくし、お料理を少々・・・」 「おぉ、お料理ですか!素敵ですねぇ」 「うふふ」 「ふふふ」 「それでは、次郎さんのご趣味は・・・?」 「はは。ぼくは、珈琲を嗜んでおりまして」 「まあ、珈琲。素敵なことですね!」 「いやあ、そんなこともないですよ」 「うふふ」 「ヨメさんは、好きなアニメなどは・・・?」 「まあ、

気に入った卵焼き

「ねえ、卵焼き作ろうか?」 今年の抱負で料理を3つ習得すると決めた。 ナポリタン、卵焼きと習得した私だけど 最近ことあるごとに卵焼きを焼いている。 自分のことながら驚きだけど、卵焼きの お手軽さ&奥深さにハマっているらしい。 そんなわけで今朝も 寝起きの嫁ちゃんを揺さぶって 卵焼きを作らせてくれと申し出たのだ。 今まではプレーンの卵焼きだったけど 今日ははじめての具材入りだ。ネギだけど。 一つ工程が加わるだけで難易度が上がる。 (ネギくらいで大げさな)と思うかも