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たまにはぼくも料理を作る

「今日の晩御飯、何にするの?」

ぼくはよく同僚にこんなことを聞きます。
なぜかというと
ぼくは晩御飯の話がしたいんです。
「あれが美味しい」「これが好きなんだ」って
熱い晩御飯トークがしたいんです!

でも、大抵はみんな少し困った顔をして
「まあ、出来合いの物かなぁ」とか
「えー、まだ決めてないよー」とか
「できれば作りたくないなあ」とか
あんまり晩御飯トークに乗ってくれないんです。

なんとなく、なんとなくですけど
もしかして料理ってしたくないものなの?
なんて感じてしまうわけです。

料理上手な嫁ちゃんにそのところを聞いてみると

「そりゃあ、毎日料理はしたくないでしょ」

とのこと。
あっ、そうなのか。
料理が鉄人級に上手い嫁ちゃんでもそうなのか。

「私は作るの好きだけど誰かに作ってほしいなって
思うこともあるんだよ。ねえ夫くん」

おおっと、墓穴を掘ってしまった。
これはぼくが料理を作る流れなのか。

ええい、やったろうじゃないか!
美味しい料理くらい作ってみせるぜ!

「ありゃ、本当に作ってくれるの?何作るの?」

こないだ滅多に見ないテレビを観たときの
『手羽の海水焼き』ってのが美味しそうでさあ。

「ああ、あのV6の坂本君の料理。
確かに気になったね。めちゃ簡単だったし」

そう!なんせ材料は原始的な3つだけ。

①手羽先
②水
③塩

「確かに、これなら夫くんでも作れそうだね」

ふふん。ぼくは自分の料理スキルが低いって
ちゃーんと自覚しているからね。
出来るところから確実に攻める男だよぼくは。

「よっ!その調子だ!期待してるよ」

そうして出来上がったのがタイトルの画像。
魚焼きグリルにホイルを敷いて、焼くだけ!
めっちゃ美味しそうに焼けました。
これならズボラなぼくでも楽勝だ。

「ねえ夫くん」

なんだね、愛しの嫁ちゃんよ。

「手羽先を海水(塩分ありの水)に漬ける仕込み
私が全部やったんだけど・・・?」

いやあ、さすが嫁ちゃん。見事な手際だったね。

「はあ・・・まあいいけど」

うんうん。さあ食べてみよう。美味しいね。うん。

「あ、あともう一つ」

なんだねむしゃむしゃ。

「私、手羽先苦手なんだよね・・・」

OH!amazing!

・・・かれこれ二年前の話です。
書いてみて自分のポンコツさがエグい。



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