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書く技術・伝える技術『重要な順から書く』

つかみが命。
文章もお笑いも、最初が一番大事。

よく「結論から言うと」ってありますよね。
あれは文章において有効な書き方の一つ。

私たち読み手は、手っ取り早い「オチ」を
求めています。
最初にオチを読み手に見せることによって
(このオチに向かって文章が展開するんだな)
と脳に負担をかけずに
文章を読み進めることができるからです。

「いや、最初にオチ言ったら台無しじゃない?」

たしかにその側面もあります。
『楽しみのための文章』だったら
徐々に盛り上げ、最後にオチを持ってくるほうが
面白く読めます。
ミステリー小説で犯人がいきなり分かったら
興覚めですもんね。
(それを逆手に取ったミステリーもあるけど)

じゃあなぜ、面白さの一部を犠牲にしてまで
オチを最初に持ってくる必要があるのかというと
単純に、読んでもらえないからです。

インターネットが普及してない昔ならば
活字は娯楽の王道でした。
文章の絶対数が少ない時代だったので
有名小説家はもちろん素人の作品でも
じっくり楽しんで読める時代でした。

でも今や情報過多の時代。
たとえばnoteのフォロワーが100人いたら
そのフォロワーの作品を全て読むのは
時間がいくらあっても足りません。

読める時間というのは限られているので
私たちは「選別」しなきゃなりません。
タイトルとか、最初の数行を見て
(あっ、おもしろそう!)
と思わない限り、全部読まないんです。

そこで文章というのは情報の出し方が重要。
書き出しが命!となるわけです。
いまや娯楽小説に限らずビジネス本でさえも
書き出しにはすごく力を入れています。
最初から引き込まれる本はやっぱり売れます。

というわけで、文章における情報の出し方は
『重要な順から書く』が基本となります。
読み手が全てじっくりと読んでくれるとは
限らないからです。


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